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♯8 公的年金について②

皆さん、こんにちは。こんばんは。

今日は公的年金について話そうと思う。
前回、公的年金について①では、公的年金には障害年金や遺族年金があることを話した。

年金についての興味

そもそも年金についてだが、私も学生の時などは年金制度について勉強する機会もなく、28歳の時、FP資格を取得する勉強の中で初めて年金制度について学んだ。

FPを勉強しようと思ったのは、給与からいろいろ引かれてるけど、これって何なんだろう⁇と疑問に思ったからだ。
皆さんはどうだろうか?年金制度についていろいろ知っているだろうか?
よくわからないなぁ、と思っている方、是非、少しの間付き合ってもらえたら嬉しい。

年金の仕組み

年金の仕組みについてだが、その中でも、まずは年金の種類、職業等による加入年金の区分について話をしていきたいと思う。

まずはこの表を見て欲しい。

公的年金と言うのはよく2階建てと言われたりするが、最近は様々な年金制度があり、3階建てとなっているものが多いなで、その内容で説明していきたいと思う。
まず1階部分が国民年金。日本は皆年金制度と言って、誰もが年金に加入しないといけない。その誰もが加入する年金がこの1階部分の年金となる。
この1階部分は国民年金と言ったり基礎年金と呼ばれたりもするので、覚えておいて欲しい。

続いて、2階部分が厚生年金。
会社員や公務員の方が加入している年金だ。
なお、公務員の方は共済組合に加入していて、共済組合には短期給付と長期給付というのがある。
短期給付は健康保険と同様の給付を行い、長期給付は年金給付と同様の給付を行う。
原則、平成27年10月1日以降に受給権が発生する場合は、共済組合等の長期給付は厚生年金となる。

そして3階部分が+ αの年金となる。
会社や個人で備える年金で、企業年金や確定拠出年金、国民年金基金や付加年金がある。
それぞれの年金ついては別途、紹介しようと思う。
まずは全体像としてこのような3階建てのイメージに公的年金はなっているというのを押さえておいて欲しい。

加入している年金

では自分がどの年金に加入していて、どの年金が将来もらえるのか?
この表の真ん中に第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者と記載があるが、まず第2号被保険者から話をしていこう。
第2号被保険者と言うのは会社員や公務員の方で共済を含めて、厚生年金に加入している方をいう。

毎月のお給料やボーナスから厚生年金保険料が引かれていると思う。この第2号被保険者は2階部分の厚生年金に加え、1階部分の国民年金をもらえる対象となる。
勉強したての頃、厚生年金の保険料は確かに給与から天引きされているが、国民年金の保険料(掛け金)は払ってないけどもらえるのだろうか?という疑問を持ったことがある。
これは勿論もらえるのだ。
給与から天引きされている厚生年金の保険料(掛け金)に国民年金の保険料(掛け金)も含まれているからだ。

続いて、第3号被保険者について説明していく。
この表にも記載の通り、会社員や公務員で厚生年金に加入している世帯主に扶養されている配偶者のことを言う。
この第3号被保険者の方は自身で保険料(掛け金)を払う必要はない。
世帯主の第2号被保険者の方が払っている保険料(掛け金)に含まれていると考えてもらったらいい。
そして、この第3号被保険者の方がもらえる年金は1階部分の国民年金となる。
なお扶養に入って第3号被保険者になる前や後に第2号被保険者として厚生年金に加入していた期間がある場合は、65歳からもらえる老齢年金はその厚生年金加入期間分もちゃんともらえることは抑えておこう。

最後に第1号被保険者について。
第2号にも第3号にも属さない20歳以上60歳未満の方が対象となる。
表にあるとおり、自営業者や学生、あるいは会社を退職されて、無職の方なども20歳以上60歳未満であれば、この第1号被保険者となり、国民年金に加入することになる。
学生の方や退職されて無職となった方などは、納付特例や免除制度もありますので、改めてまた説明していこうと思う。
またこの第1号被保険者の方がもらえる年金は1階部分の国民年金となる。

ここまでが職業等による加入年金の区分についての話だ。ついて来れているだろうか。

任意加入の3階部分の年金

なお、3階部分に関しては、会社や個人で備える年金とお話した。
第1号、第2号、第3号被保険者で加入できるもの加入できないものはあるが、会社や自身で加入をしていると、1階部分や2階部分に合わせて、この3階部分ももらうことができる。
この3階部分の確定拠出年金や国民年金基金、等については改めてお伝えしようと思う。
今日は、年金の種類、職業による加入年金の区分について話をした。

これから

年金は将来もらえるのか不安になっている方が多い反面、詳しく知らない方があまりにも多い。
そのような方に少しでも興味と理解をいただければと思う。
ここまで読んでくれてありがとう。
第3回も楽しみにしてください😊

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