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#7 双子

皆さんこんにちは。こんばんは。

今日は双子について話そうと思う。
皆さんの周りにどれくらい双子の方がいるだろうか。

双子の確率

ちなみに、双子の確率は、一卵性と二卵性を併せると約100分の1くらいのようだ。
近年は生殖補助医療により二卵性の確率が増えているらしい。
また、双子の確率は遺伝、環境ともに影響すると言われているともいう。

実は私は私自身が双子(一卵性 男男)であり、さらに私の子供も双子(二卵性 女女)だ。
この確率はなかなかのものだと思う。
断っておくが、私の双子の兄は結婚して子供がいるが、その子供は双子ではない。

では、皆さんは双子に生まれたかったですか?
これはもし体験ができるなら、きっとほとんどの人が体験してみたいと思うだろう。

双子の感想

しかし、実際に双子で生まれてきた私の感想としてはほんとに嫌なものだ。
まぁ大体想像はできるだろうが、とにかく小さい時は同じ服や色違いの服を着させられることが多く、また中学、高校くらいになると、とにかく頭や顔のことを比較される。
一卵性なのだから、頭の出来や顔は大して大差がない。

ただ、一卵性と言うのは他人から見ると、本当に顔が似ているらしい。実の親ですら、小さい時はたまに間違えた。
声だけだとしょっちゅう間違えられた記憶がある。

エピソード

双子にまつわるエピソードは数え切れないほどある。
中学までは公立の同じ中学に通っていたこともあり、周りの皆が知っていたので、そこまでではなかったが、高校から別々の学校に行ったこともあり、特に入学当初は学校が終わって友人とどこか遊びに行った時などよく間違われた。
これは双子ならあるあるの事例だと思うが、高校生の遊びに行くところなど、たかだか知れており限定されている。その遊びに行った先で、私の双子の兄が通う学校の生徒と出くわすことがある。
当然、私のほうは相手のことを知らないので、素通りするわけだが、なぜか相手の方が私の顔をジロジロと見てくる。これが初めは何故見てくるのか分からなかった。
また、出くわした相手が今私が横にいる私の友人と中学が同じ場合など、相手にしてみれば、なぜお前がそいつを知っているんだ?って感じになる。
これは当然、私の双子の兄にも同様のことが起きるわけで、ある日、私が学校に行くと、友人から、昨日お前◯◯にいたやろ?声をかけたのになんで無視したん?てことになる。
もちろん私は昨日そんなところにはいない。
友人が見たのは、そして声をかけたのは、私ではなく、双子の兄の方だ。
そこで、いや実は俺双子やねんて言うと、そんなんもうええって、と信じてもらえない。
いやいやほんまやし、嘘ついてもしゃーないやん。
そうなん⁇でも見た目、お前そのまんまやったでってことになる。
クラスに必ず1人はいるであろう、きゃぴきゃぴの女子に至っては、双子なん?どっちが男前⁇写真持ってきて(当時はまだ携帯電話などはない)など、まぁ騒ぎ立ててくれる。
そして、しばらく経って偶然見かけたのだろう、その翌日には、昨日双子のお兄ちゃん見たで!めっちゃそっくりやな!!ってことになる。
迷惑この上ない…

大人になり

大人になってから、特に社会人になってからと言うもの、私は自分の経歴にコンプレックスを持っていることもあり、あまり自分自身のことを話す事は無く、もちろん自分が双子だということは積極的に話すものではない。
ただ、結婚式の時はそうはいかない。会社の上司、先輩に来ていただく中で失礼があってはならないと。その時ばかりは積極的に自分は双子だと言うことをアピールした。
普段と違うリアクションがあればそれは私ではない。双子の兄の方だと言うことを。。
私より1年後に結婚した私の双子の兄もきっと同じような話を周りにもしていたのだと思う。
ただ、兄のお嫁さんの母親にはしっかりと間違えられた。
兄の結婚式は横浜のあるホテルで行ったが、挙式の後、披露宴までの間の部屋が親族含め招待者全員一緒の部屋だった。私はお酒を飲むと割と顔にすぐ出るタイプなので、披露宴が始まる前に、親族が顔が赤くなっては、とオレンジジュースで飲んでいた。
そこに新婦の母親が歩いてこられ、何飲んでるん?と聞いてきた。新婦の母親とは初対面であり、もちろん話をしたこともない。
初対面の第一声が何飲んでるん?と来たところから、私はあぁ、また間違えられてるなと思いながらも、オレンジジュースですと答えた。
おいしい?おいしいですよ。。
私の答え方が普段の双子の兄と違ったのだろう。あれ?間違えた!と、小さい声で言った後、そそくさと立ち去っていった。

遺伝⁇

私は結婚後、すぐに子供ができたが、子供が双子だと分かった時は、本当に複雑な思いだった。勿論、子供ができたことは嬉しい。
しかし、私が双子で経験したことを、子供達も経験するのか、と思うとなんとも言えない思いになった。

今、子供達は中学3年生となり、本当に仲の良い、家族でもあり友人でもあり、またときにはライバルでもあると言う、理想の、双子のモデルケースのような感じになっている。
双子でも、男同士の双子と女同士の双子と当然違うとは思うが、少なくとも子供たちは双子に生まれて良かったと思えていることが、親としては本当に嬉しい。

これから

横浜にいる双子の兄とは5年ほど会っていない。関西人の私とはもう喋り方も違っていて、顔も声も昔ほど似てはいない。
せっかく100人に1人の確率で双子に生まれたからには、、いつか二人で飲み明かすなんて日が来ることを願っている🍻☺️

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