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人生思い通りにならない!身を削って働いた管理栄養士時代の裏話


「この会社は何年いても給料が上がることはないよ」

先輩に言われた衝撃的な一言。


こんにちは、栄養カウンセラーのみゆきです。

前回に引き続き、私の黒歴史を洗いざらい掘り起こすマイストーリーを書いていきます。
☞第1話ダイエット編はここから読めます。

1話でもお話した通り、ダイエット経験から栄養学に興味を持つようになった私は管理栄養士になるべく栄養学科のある大学へ進学しました。

そして一人暮らしが始まって不摂生による栄養不足に陥り、超夜型人間になって遊び歩いていた私。
一時は留年が迫って、資格どころか卒業できないかと思いましたが。笑
なんとか無事卒業して、憧れの管理栄養士資格も手に入れることができました。

「夢が叶った!!!」

もう勉強漬けになることもない。
単位のことも考えなくていい。

これからは自分でお金を稼いでいくことができる!

今でもこのときの気持ちはよく覚えています。

就活が終わったから髪の毛も久しぶりに染めて、狭くて古い家からちょっと家賃を上げてグレードアップした、可愛くてお気に入りの部屋。
当時の貯金をほぼ使い果たすほど家具もたくさん新調して、これから始まる新生活にわくわくしていました。

私が新卒で入社を決めたのは某給食会社。

本当は病院で働きたかったけれど、病院の就活は募集開始が遅く、しかも新卒は採用人数も少ない狭き門。
国家試験に向けて勉強がピークに忙しくなる時期と就活がかぶるのは嫌。それでいて受からなければ就職先がなくなるかもしれない。

さらに言うと就活にかかる交通費は一人暮らしにはけっこう痛い出費で、1日に面接を掛け持ちしたり、圧迫面接でメンタルがやられたり、過去経験したことのないストレスを感じました。

そんな理由から一刻も早く就活から解放されたい一心で、最初に採用が決まった会社にとりあえず入社を決めてしまったのです。


入社式で絶望!初日から会社をやめたくなった事件

私が入った会社は給食会社。
病院や高齢者施設、企業の社員食堂などから委託されてそれぞれの施設に社員が配属されていく仕組みです。

私は面接のときにも、入社後のやり取りでも、
「病院配属にしてください!」と何度もお願いをしていました。

さらに入社前に引っ越し先を決めるときにも
「職場の近くに住みたいので配属先を教えてください」と連絡すると、
「今の家から近い場所になるので引っ越すなら近辺でお願いします」と言われたため、1駅先へ引っ越しをしました。

これらを踏まえたうえで読み進めてください。
今からとても恐ろしい話をします・・・


私が配属されたのは【都内某所 高齢者施設】


私は【病院希望】でした。
そして、住んでいたのは横須賀よりの横浜市。


「全然話が違う!もう会社辞めたい!!!」

初日から絶望しました。
やりたい仕事ができない、通勤時間も1時間決定。

家から全く近くはない職場。
それどころか遠すぎて、始発に乗っても早番に間に合わないことが判明。

渡された配属先が書かれた用紙を見て、涙が出そうになりました。


ついに仕事がスタート!辞めたい理由しかない職場

そうは言っても一人暮らしで初日に会社を辞める勇気はありません。

配属先へ挨拶に行くと同年代の栄養士がたくさんいてホッとしました。
同期は同じ配属先にいなかったものの、ほかの施設から異動してきたという同い年の栄養士の人もいて、さらに安心。

「何とかやっていけるかな…」

配属に納得はいかないものの、とりあえずやるしかない!
そんな気持ちで仕事がスタートしました。

ところが!!!

職場にいる歳が同じ栄養士は全員2年先に入社している先輩。
(管理栄養士は4年制大学、栄養士は2年の短大で資格がとれるため)

ほかの施設から異動してきた同い年だけど先輩のKさん。
「タメ口でいいよ!」と言われたので真に受けて話していたらほかの先輩に怒られ。

聞く人によって違うことを教わって混乱したり。

おかげで裏で悪口も言われ。(通りすがりに聞こえた。笑)

今思えば私も非常識な部分があったと思うけれど
やりたくもない仕事で毎日のように怒られて、メンタルはボロボロ。

おまけに早番が間に合わないからと毎日遅番でシフトを組まれて友だちとも遊べない。
※遅番は定時が10時~19時半。だけど定時には終わらないから友だちと時間が合わなかったんです。

さらに!
なぜか遅番は残業代がつかない。

今どきタイムカードがなくて、出勤した日に名前を書くだけという古いやり方。
本当は何時までいたか証明できないから残業代がつかないんだとか。
(正直意味がわからん。)

そして、私が仕事をして一番絶望したことがありました。

それは、遅番の洗い物をするパートさんが足りなくて8時間勤務のうち6時間も洗い物をするはめになったこと。

想像してみてください。
必死に勉強して管理栄養士になったのに、誰でもできる洗い物を1日6時間もやる仕事。

クーラーがない湿気むんむんの環境で、長靴にエプロンにゴム手袋で全身蒸れ蒸れ。
触りたくもないぬるぬるした残飯の処理。そして大量の生ごみをハエが舞うゴミ捨て場まで汗だくになって運ぶ。

23歳女子がやりたいわけないですよね。
でもこれを毎日のようにやっていたんです。

理想と現実が違い過ぎて、辛すぎて苦しくて、帰り道に何度も泣きました。

「私は洗い物するために管理栄養士になったわけじゃない!」

こんなにしんどい思いで仕事していても手取りはたった15万。
当時家賃が6万5千円。

光熱費を抜くと半分くらいしか残りませんでした。

ほかの友だちのように買い物もできない。
いつも何か買うときは値段で決めていました。

デートも頻繁には行けない。
彼氏に「お金なくてそんな遊びになんて行けないよ!」とキレたこともあります。笑

そのくせ人手不足で忙しく、休みが月6回になったこともありました。
6連勤、1日休んで6連勤…疲れすぎてドライヤーをしまおうと間違えてゴミ箱に入れてたほど。笑

この仕事から抜け出すチャンス!ついに来た異動の話

辞めたい、辞めたいと思いながらも先輩たちも全員辞めたがっていることを知って順番待ちをしなくてはならない…とさらに絶望していたとき。

職場に異動の話が来ました!

誰か栄養士を一人異動させたい。
でもその異動先は前にいた人が異動して散々だったという噂。
しかもまた老人ホーム、ずっと希望している病院ではない。

誰も行きたくない・・・

「それなら!私いきます!!!」

これはまたとないチャンスだと思いました。
この職場を一刻も早く抜け出すにはこれしかない!と。

今のままいたら辞める順番待ちになってしまう。
でも異動して、もし嫌になったら情が出る前に辞めてしまおう!

私は食い気味に異動を承諾しました。


で、案の定、異動先は最悪でした。
想定していたとはいえ、想定以上。

・職員が私含めて4人しかいないという小規模施設。
・一人で30食つくって盛り付けまでしなければならない。

・しかも残業にならないよう、事務作業は休憩中にやらされる。
(休憩とは…?)

・私以外全員喫煙者で休憩室が煙すぎる。
・事務作業しなきゃいけないから煙草嫌いだけど逃げ場なし。

・当時24歳の私と一番歳が近い人で53歳。親と変わらん。笑

そんな辞める理由しかない職場にぶち当たり
異動して1ヵ月で転職活動を開始。

次こそ絶対病院で働きたい!!!

そして異動して3か月後、憧れの病院勤務が決まりました。

しかし、ただでさえ人手不足でシフトがきつい状況。
辞めるのは本当に大変でした。

「母が鬱になってしまい、地元の北海道に帰らなければいけなくなりました…」
話ながら涙を流すという渾身の演技をして、見事退職決定!!!

このときの自分の行動力は本当に褒めてあげたい。
あのときの私、勇気を出してくれてありがとう。

憧れの病院栄養士!好きな仕事ができたのに辞めた理由

ついについについに…
学生の頃から憧れていた病院栄養士になることができました!

管理栄養士にとって、病院で働くことは花形。
入院患者さんの栄養管理、栄養指導、NSTという管理栄養士が主体のチーム医療…

やりたかった仕事がやっとできる!!!

最初は厨房でご飯をつくったり、盛り付けから始まりましたが新卒とは違って中途採用。
今までやっていた仕事と同じような内容だったのでスムーズに覚えて1か月後には管理栄養士業務もスタート。

白衣で颯爽と病棟へ行き、患者さんとお話をしたり、
カンファレンスで多職種と混ざって意見を言い合ったり、
外来で来た患者さんへ食事の指導をしたり・・・

夢だった仕事がどんどん叶っていきました。

「仕事が楽しい!」

初めての感覚。

もちろん、患者さんに怒られたり、ミスして先輩に怒られたり、
楽しいことばかりではなかったけれど「私、管理栄養士なんだ」と初めて実感することができたんです。

じゃあ全てが満たされていたかと思うと、そうではありませんでした。

入職してまず衝撃を受けたのが基本給が13万だということ。

じゅうさんまん・・・?
バイトしてるほうが稼げるんじゃない?

横浜の、それなりに栄えている駅のそばにある総合病院で、こんな給料有り得るの?
ていうか、この給料じゃ一人暮らしなんてできないよね?

実は前の会社よりも給料が減ってしまったんです。

しかも入職して半年後の初めてのボーナスは、なんと、5万。
明細を見て、辛すぎて職場で泣きました。

前の会社も給料は安かったけど、ボーナス40万くらいはもらえていました。
それが、5万ってどういうこと…?

さらに次のボーナスでは満額もらえたけど、それでも20万。

そう、好きな仕事ができても生活が苦しいくらい給料が安すぎたのです。

幸い、入職して半年後に結婚したこともあり、生活はなんとかなっていました。
が、この先この給料では生きていけない。そう思いました。

そんなモヤモヤを抱えたまま働いて1年ほど経った頃。
この給料の安さから退職者が年々出てきて全くベテランが育たないということで給料改定が決まりました。

やったー!!!
と思い、改定表を見て絶望。

10年働いたとしても手取りは20万いくかいかないか。
お先真っ暗、とはまさにこのこと。

そんななか、仕事にも疑問を抱くようになりました。

人手不足でまた前職のように洗い物をする日が増え、
本当はやりたい栄養指導を受け付け中止にするように。

栄養指導をしていても、同じ症状でも良くなる人とならない人がいる。
ものすごい糖質制限信者の人がいるかと思えば、一切食事制限をしない人もいる。

もう病院に来ている時点で、病気と診断されている時点で、食事療法は間に合わないんじゃないか?
なんでみんなもっと早く食事に気を付けようとしないんだろう?

今まで勉強してきたこと、病院の方針、仕事の内容・・・
給料だけでなく、いろんなことに不満を感じるようになっていきました。

そんなとき、また転職を考え始めます。

食事の指導だけをひたすらできる仕事がいい。
病気になる前の人にもっとアプローチしていきたい。

毎晩ネットで検索するようになり、ある仕事を知ります。

それは「フリーランス管理栄養士」という人が存在すること。

・自分の好きなことだけを仕事にできる
・嫌いな上司もいない、好きな人とだけ仕事をする
・会社員より少ない労働なのに収入は上がる

これだ!
私、フリーランス管理栄養士になりたい!

それから独立を考えるようになり、私の起業ストーリーが始まります。

第3話へ続く。


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岡城美雪




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