岡島礼奈|株式会社ALE 代表取締役

科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする をミッションに活動する、株式会社ALE代表取締…

岡島礼奈|株式会社ALE 代表取締役

科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする をミッションに活動する、株式会社ALE代表取締役。 人工流れ星事業や、気候変動へのアプローチの大気データ事業、デブリ化防止事業など。 興味関心は基礎科学、生物多様性、宇宙ビジネス、スタートアップ。

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【ALE-1再突入を追え!】ALE-1再突入観測キャンペーン

近日中に人工衛星「ALE-1」が地球大気圏に再突入する予定です。 ALE-1再突入観測にむけて貴重なデータ収集のご協力をお願いします ALE-1とは ALE-1は、2019年1月18日にイプシロン4号機で打ち上げられた、ALE社の人工流れ星製造用人工衛星です。人工衛星の中には直径1cmの400粒の流星源(人工流れ星の素)を搭載しています。Space-Track(https://www.space-track.org/#deca)によれば、2023年10月3日前後が再突入予

    • 書店員の聖地 地元鳥取・定有堂書店の閉店に寄せて・そして本との出会いは。

      リアル店舗の人気が復活しているらしい。 大型書店の閉店や一時閉店も そんな中で3月末で東京駅の近くにある八重洲ブックセンターが閉店のニュース。大型書店の閉店や一時閉店のニュースも多い。 三省堂書店 → 一時閉店。2022年5月に本社・本店ビルが築40年を迎え、小川町の仮店舗で営業を続ける。2025-2026年に再開業予定。 八重洲ブックセンター本店 → 入居予定。再開発ビルに入居予定で、新本店と現本店をつなぐ情報発信を続ける。 丸善ジュンク堂 → 閉店。2023年1月

      • DeSci(分散型科学)は新しい資本主義の形になるか

        基礎科学と資金基礎研究は長い時間が必要である。いつどこでマネタイズできるかもわからない。何の役に立つのか、という質問をされがちであるが、大栗先生が下記の記事でお話しされているように、たくさんの人に使ってもらえる汎用性の高い道具という一言に尽きるのであろう。それは抽象的であればあるほど汎用性の高さの表れでもあるし、役に立つまでの時間が長いということでもあると思う。(例外はある。) やはり目先の課題解決や、役に立つこと、マネタイズが見えている方向の領域に投資が集中しがちであるこ

        • 前例がないことに挑むときの仕事の心がけ

          前提今回は、日本経済新聞とnoteの共同お題企画「#仕事の心がけ」をテーマ書きます。 まず私はみんなができて当たり前といわれることができない。 みんなができて当たり前といわれることができない 改めて自分の仕事を紹介すると、 宇宙スタートアップの代表取締役である。 「宇宙スタートアップの代表取締役」という職業は響きが非常に魅力的だが、困難の連続、予期せぬ問題などを含んでいる。 正直に言って、私より仕事ができる人はたくさんいる。 というか私はかなり仕事ができないほうだと思

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          アルテミス計画そして日本の民間宇宙企業月面へ

          アルテミス1号 8月29日に予定されていたSLSによるオリオン宇宙船の打ち上げ計画だが、 結局いろいろ延期が重なり2022年11月16日に打ち上げられたことは記憶に新しい。オリオン宇宙船は12月11日に日本に帰還予定だそうだ。 「OMOTENASHI(おもてなし)」と「EQUULEUS(エクレウス)」 アルテミス1号のSLS初号機には日本の「OMOTENASHI(おもてなし)」と「EQUULEUS(エクレウス)」も搭載されており、「OMOTENASHI」は残念ながら月着

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          未来人材ビジョン ~2030年、2050年の未来を見据えて~

          今年5月に公表された未来人材ビジョンの話が、数か月前にネットで話題になっていた。実は私もその未来人材会議の委員だったので、そのご縁で、光栄にも未来人材ビジョンを題材としたパネルディスカッションなどにも、登壇させていただく機会が、現在もちらほらある。 未来人材ビジョンテーマのパネルディスカッション その中で、先日(10月25日)NewsPicksが仕掛けた丸の内のビジネスフェス「CHANGE to HOPE」のパネルディスカッション、経産省「未来人材ビジョン」メンバーと紐解

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          100光年先に地球サイズの惑星発見のニュース

          宇宙には我々だけしか存在しないのか 太陽系の外に、生命がいるとしたら、どんな生き物なんだろう、と日ごろからよく考えている。 こんなに広い宇宙に、ほかに生命が存在しないわけがない。 もし存在したとしても、タイミングや移動時間を考えると会えないだけで、やっぱりほかに生命が存在するんじゃないか。もし存在するとしたらどんな生き物なんだろう。 100光年先の惑星そんなことをいつも考えているところに、このニュースだ! 生命が住めるかもしれない、地球サイズの惑星が100光年先に発見された

          100光年先に地球サイズの惑星発見のニュース

          人類の新しい眼 James Webb Space Telescopeで見た初画像

          2021年12月25日、去年のクリスマスは、Arianの打ち上げにくぎ付けだった。 James Webb Space Telescope(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡:JWST)が打ち上げられた。 このJames Webb Space Telescope(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)は、1990年に打ちあがったハッブル宇宙望遠鏡の後継機だ。NASAが主導し、パートナーであるESA(欧州宇宙機関)およびCSA(カナダ宇宙庁)が参加する国際的なプログラムである。 大統領に

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          はやぶさ2が回収した砂と、人工流れ星が生命の起源を解き明かす可能性について

          はやぶさ2とパンスペルミア説 はやぶさ2がとってきた物質の解明が進んでいる。小惑星リュウグウから地球へ持ち帰ったサンプルの砂から、アミノ酸が発見されたとのこと。 地球上の生命は、地球上でできた説と、宇宙から飛来してきた説(パンスペルミア説)があるが、パンスペルミア説の裏付けとなるかもしれない。 ※アミノ酸は生命に必要な物質であり、生命そのものではないので、パンスペルミア説が即肯定されるわけではないことに注意。 2014年に打ち上げられたはやぶさ2、2019年にリュウグ

          はやぶさ2が回収した砂と、人工流れ星が生命の起源を解き明かす可能性について

          Note始めました

          初めまして ALEの岡島です。 初めまして。株式会社ALEの岡島礼奈です。 科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする というミッションを掲げた、宇宙スタートアップの代表をしています。 人工流れ星を作ろうとしている会社、というとわかりやすいかもしれません。 実はNoteのアカウントは2年前につくっていました。 そこからいろいろ書こうと思ってなかなかかけず、今回日経COMEMOさんに貴重な機会をいただき、やっと公開までこぎつけました。みんなどうしてそんなに文章を書くのが上手なん