喫鬱

さして心が安らぐわけでもないのに、ぼぅっとして、後悔するような念に包まれたがる。そしてまとまらないことを考える。思考は断続的で、繋がっていない。日頃の「中身のある時間」を思い出して、あまりの情報量の差に驚く。詰まってない。何も得ていない。学びのない、退屈な時間……。でもそんな「呆け」がなぜかとても好きで、いや本心ではあまり好きではないのだが、身体が欲しがっているというか、何というか、依存気味なのだ。ぼぅっとしないと気がすまないのだ。そう言わば「抑うつ愛好症」だ。センチメンタルな気分に包まれると、どうにも身体が悦んでしまう。「チル」っていうのもこういう感じなんだろうか。最近は、本来時間の隙間にできる抑うつを、摂取しすぎているのかもしれない。抑うつに振り回されている。ヘビー鬱ナーだ。ちょっとマズいと思っている。お医者さんに相談すべきか。何もしないことを喜びたいのやら、そこから逃れたいのやら、自分でもよく分からない。文章に連続性を持たせるのにも少し疲れたし、ここら辺で一旦思考を止めよう。布団の上で、自分の体重をゆっくりと感じて。ふう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?