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399 実家の両親の終活⓾~ループ現象を繰り返す父が憐れになりました。

《前回の話》

昨日の夕方、実家の伊勢に帰りました。

夜には仕事仲間との食事会があったので出掛けていたのですが、遅くに戻って就寝しようとしたところ父がトイレを出たところで車いすに乗り損ねて転倒。助け起こそうとしたところ拒絶され「ヘルパーを呼んでほしい」とのことで連絡先を確認して電話しました。24時間対応の会社なので20分くらいで駆け付けてくれたのですが、そのままの状況で悪態を付き続けるのです。私もいささか酒が入っていたこともあり「うるさいからもう黙ってろ!」と一喝。おとなしく到着を待つことになりました。

この数日で同世代の方々と両親の介護について情報を交わす機会があったのですが、どこでも同じような話ばかり。というか、もっと大変な話をいくつか聞かされまして。大変なのは我が家だけではないのだなーと感じ、少し寛容になるべきかと思っていたところだったのですが。

本日は前回同様に伯父と弟、そして今回は母親も参加して打ち合わせたのですが、父は数日で前言撤回。やはり自分は絶対に老人ホームなど入りたくない、母だけ入居させろと言い張るのです。全員が呆れ、父の弟にあたる叔父もまた怒り始めたのですが、私は前回以上に冷静に対応。冷静にというよりは、かなり冷たく対応することにしました。

・相談に乗って欲しいなら私の指示に従うこと。
・私、弟、母、叔父への無礼な言動は一切慎むこと。
・これらが協力するための最低条件である。

無論、父が素直に従う訳はありません。それは分かり切っていたことです。というか、書いていて別に冷たい内容でもないですね。実際、父は叔父から「老いては子に従え、と言う言葉を知らないのか!」とえらい剣幕で叱られていました。何故かと言えば、かつては父自身が自分の母親である私の祖母に散々このようなことを言ってきたのを私も良く知っているからです。

その他も情けないエピソード満載なのですが、思い出すだけでも疲れるので改めて。一言付け足すのであれば、このように同じことを何度も繰り返す父が心底憐れになりました。自分の言動がすべてなのですが、親族に話をまともに聞いてもらえず、会いにも来てもらえず、そして相手にしてもらえず、彼は寂しいのでしょう。

数か月に一度くらいなら、老いて頑固な父の間抜けなループ現象に付き合っても構わないかな。

【今後のプリエンド協会のイベント】
◇第56回終活会議(終活パワーチームZoom定例会)

◆2023年10月19日(木)19時~20時45分
 会費/1,100円(オンライン決済)

岡橋秀樹
一般社団法人プリエンド協会 代表理事
㈱プリエンド・マーケティング 代表取締役
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