匿う

今朝見た夢。

 男は人妻と群馬に来ていた。古い旅館は相部屋が多くまるで寮のようだ。六人部屋で布団に入ったところ消息不明のはずの母方の叔父があらわれた。「○○○君の恋人の顔を拝まんで田舎に帰るわけにはいかん」と男と人妻を追いかけ回した。
 男は人妻と二手に分かれて布団部屋に飛び込み、そこにいた女中に匿ってくれと小声で頼み布団の山に潜った。しかし足が飛び出していたらしくそれを大学の同期である友人に見つかった。
「やい、○○○、こんなところで何をしてやがる」、友人は事情がわかっているのか笑いながら足を掴んで引っ張りだそうとする。
 ふと廊下を見ると窓の外が明るい。たしかまだ午前二時のはずだ。足を引っ張られ引きずられながら女中になぜ明るいのかと尋ねたらこの季節はこんなもんですよと吐き捨てられた。
 付け届けを忘れたことを恨まれているのか。なんと無愛想な女中だろうか。

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