覚悟はありますか。
ベンチャー起業家1年生の岡えりです。
3人子育て専業主婦から、異業種のITベンチャーを起業するには怖さがありました。人脈、資金、経験、専門スキル、、足りないものだらけ。
それでも最後に背中を押してくれたのは、覚悟でした。
自分が本当にやりたいことなのか。どんな結末になっても言い訳をしない道なのか。
覚悟を突き付ける言葉
起業支援プログラムを受講したあとも、私はしばらく悩んでいました。身の丈をわきまえて堅実に女性の働き方支援につながるスモールビジネスにするのか、大きな夢を描き、仲間を巻き込み、資金調達をして、急成長させるスタートアップにするのか決められずにいました。
「あぁ、この先どうしよう…」
悩み立ち止まっていました。
『女性が自立して働く支援がしたい』、このゴールを目指していたけれど、私には無理なのではないか。私はどう生きていきたいのか、何をしたいのか、とにかく自分と向き合う時間でした。
私の人生なので、誰も背中を押してくれるわけでもありません。
そんなくすぶっているとき、のちに共同創業者となる成瀬に言われました。
「起業家はほぼ24時間365日、事業のことを考えつづけている。それでもなお、成功する人が少ない世界なんだよ。成功するのは成功するまでやり続ける覚悟をもった人だけなんだよ。」
覚悟をもって挑んでいる世界に覚悟を持たずに上がるかどうかを考えている中途半端な自分が恥ずかしくなりました。やるとしても、やらないとしても、どっちの道を選ぶとしても覚悟を持とう、そう決めました。
自己資金を資本金にし、収入源を減らし、多くの時間と思考を事業に費やする覚悟を決めました。
手放すも覚悟
私は一歩踏み出す覚悟をしましたが、やめるのも覚悟です。
起業に関しては進む決断をしましたが、過去に別のことで手放すことを決めたこともありました。
思い出や費やしてきた時間への執着・未来への不安で行動できずに悶々としていたときに思い切って、エイっと手放してよい流れになった経験です。
なので、起業しないという選択肢もよぎりました。
起業することは執着じゃないか、心からやりたいと思っていることなのか。家族との時間や睡眠時間、収入が少なくなっても本当にいいのか。
それでも私は起業する道を選びました。
世の中に働く選択肢を増やし、人生の可能性を広がる人がひとりでも生まれて欲しいから。
今、そしてこれから
休日も仕事することがあるので家族との時間も減りました。だけど、充実しています。信頼しているメンバーと出会い、実現したいことに挑戦できていることに感謝しています。
家族からも不満はでていません。平日は保育園の送迎や家事全般も不足なくこなし、子どもたちに笑顔で接する状態であるように心がけています。
たしかに体力は消耗します。笑
過ごす時間ではなく、密度を大切にしています。小学4年生の長女は「頑張っているお母さんが好き」とも話してくれます。「最近仕事どうなの?」と相談にのってくれます。笑
これからの人生でも悩み立ち止まる、瞬間があるかもしれません。
そんな時は自分自身に「覚悟はあるのか」と問いかけて、自分の人生を選択し、生きていこうと思います。
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