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どんな人ともうまくやるコミュニケーションに必要なもの

人とうまく会話できるか不安になることありませんか?

私はこれまで作業療法士として精神科や訪問リハで働き、また結婚出産により退職したのちはオンラインでお客様とお話する仕事をしてきました。対話、言うならば、おしゃべりがお仕事です。

多い時は月100人以上の人と話をします。はじめましての方もいれば、リピーターもいます。

一人の方と話す時間は平均で30分から1時間ほどです。長い人だと5時間ぶっ通して話すということもあります。

話す内容としては
・最近はまっている趣味
・昨日、一日の行動
・嬉しかったことや楽しかったこと
・ムカついたことや悲しかったこと
・家庭の悩み
・恋愛や浮気や不倫相談
・仕事の話
・ひたすらものまね大会
などここには書き切れないほど、多岐にわたります。

友人に「どんな人ともうまくやるコミュニケーションスキルってあるの?」と聞かれました。

私の答えとしては「ない」です。

もちろんどんな人とでもうまくやれたら良いなとは思っているのですが、コミュニケーションに期待することも、よく使う言葉も違いますし、相性というものもあるので、合わない場合は仕方ないと割り切っています。

ぶっちゃけ、「この人とは合わなかった...」と気にしていたら心が持ちません。

スキルの代わりに、どんな人ともうまくコミュニケーションとれるように心がけていることはあります。

それは、「笑顔・受容」です。

誰一人として、同じ人間はいません。同じ境遇や環境の人もいません。人格も好きなものも違います。みんなが唯一無二の存在であり、それぞれ一生懸命生きているという前提で話をしています。

私は、社会的な地位や収入、見た目、年齢など関係なく、その人そのもの、その人の内面、ズバリ考え方や生き方を知りたという思いで話をします。

生きていると理不尽なことはたくさんあります。

嫌な仕事を押しつけられたとか、結果を出しているのに評価してもらえないとか、道をただ歩いていただけなのに前からくるおじさんに「どけぇ」と怒鳴られるとか、ニコニコしてたら「ヘラヘラしやがって」と怒られたり...(←私、笑)。

だから、生きてるだけで本当に凄いことだと思っています。そして、偶然なのか必然なのか出会って、コミュニケーションをとることになるってさらに凄いことだなって思うんです。

同じストーリーを持っている人は誰一人としていません。「きっとこの人はこんな人」、「この人はあの人と同じタイプだ」のように、相手にレッテルを貼り、決めつけて関わるようなことはしません。目の前の(オンラインの時も目の前にいるつもりで)相手をとにかく尊重したコミュニケーションをとりたいと思っています。

お互いに批判しあったり、罵ることにパワーをさくのではなく、お互いに自分を大切にし、そして相手を大切にしあえる人とのコミュニケーションを大切に過ごしていきたいと思います。

そして、そのような人が輝くような場所をつくりたいと思います。


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