セミの抜け殻調査
もうすっかり暑いし、すっかり夏なのに、まだセミの声を聞いていない。
クーラーの効いた部屋にずっと家に籠もっているせいもあるのだろうか。住んでいる坂戸という場所が、森や林よりも畑や田んぼの多い平地ということもあるのかもしれない。
それにしても、もうちょっと鳴いていてもいいのに。暑すぎるのか?
川崎に住んでいた頃は、等々力公園でセミの抜け殻調査をよくした。中学生やボランティアの人と一緒にセミの抜け殻を集め、抜け殻を分類する。形が似ているミンミンゼミとアブラゼミは下記の図にあるように触覚の第3節の長さで区別するのだけれど、これがなかなかに難しい。集めるときに触覚が折れてしまうときもあるし。まぁ、そんなに厳密な調査ではないから、それで構わないのだけれど。
ちなみにこれが、たぶん、アブラゼミだ。
2010年(もう10年以上前だけれど)におこなったときは、中学生15人と大人6人で1時間、1,000個のニイニイゼミの殻、229個のミンミンゼミ、もしくはアブラゼミの殻、合計1,129個の抜け殻が集まった。
もっとも中学生は途中で数えるのにも飽きてしまい、ムシムシ大行進に熱中していたっけ。
で、最後は対決。ほとんどスターウォーズ エピソード2(だっけ?)。
なんだか楽しかったなぁ。ちなみにセミの鳴き声はこんな風になっているとのこと。
関東の辺りはクマゼミはいなかったけれど、最近はだいぶ北上して、埼玉や栃木の宇都宮あたりでも観測されたらしい。
いずれにせよ、セミの声もうるさいと感じるぐらいの方がもしかしたら季節感はあるのかもしれない。
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