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四尺

もう10年以上前になるが、片貝の花火を観に行ったときに、四尺玉を打ち上げる煙火筒の前で写真を撮ってもらった。自分でいうのもなんだけれど嬉しそうに笑っている。

それにしても、私の横幅が4尺玉の筒の幅にジャストフィットしているじゃないか。遠近の関係とは言え、4尺玉の直径は120cmだ。

そんな話をやり取りしていたら、写真を撮ってくれた匠さんが、「四尺って、なんか時代劇に出てくる荒くれ者みたいじゃない」と言う。六尺という言葉があるんだそうだ。

ろくしゃく【六尺、陸尺】
1) 輿や駕籠を担ぐ人足。駕籠昇(かごかき)。
 「六尺十二人すぐりて、小さき家のありくがごとし」(浮・一代男)
2) 下僕。下男。
 「あとなる六尺目に角を立てて」(浮・永代蔵)
3) (濾酌とも書く)造り酒屋の下男。
 「池田、伊丹の六尺たちは、昼は縄おび縄だすき」(松の葉)
4) 賄い、掃除などをする雑役人の総称。
 「御近習の人の召しつかう坊主、六尺などいふもの」(折りたく柴の記)

なるほど、知らなかった。

その伝でいくと、四尺という呼び名も確かに荒くれ男っぽい。ワイルドセブンのヘボピーか、甲殻のバトーといったところか。いいじゃん。

ただなぁ。残念ながら、私とはキャラが合わない。私のセカンドネームは、チャーリなのだ。辞書を引くと「バカな白人」とかいう意味すら載っているチャーリーなのだ。ヘボピー好きだったんだけどなぁ。

食べるのが好きなだけではヘボピーになれないのが残念。

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