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一句鑑賞

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所属する結社誌で発表した句の鑑賞文。
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2021年12月の記事一覧

鑑賞*鐘の音に続く船笛去年今年(2)

磯村光生                 近くのお寺の除夜の鐘に続いて横浜港の船の一斉の…

岡田耕
2年前
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鑑賞*鐘の音に続く船笛去年今年(1)

磯村 光生  前年の煩悩を祓い終えて新年を迎える。 港からは、停泊する客船が一斉に鳴らす…

岡田耕
2年前
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鑑賞*あるだけの包丁を研ぎ年惜む

磯村光生 包丁始とは、新年になってはじめて包丁を使うこと。 ことのほか新年の清々しさを感…

岡田耕
2年前
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鑑賞*星型に抜くハム・チーズ降誕祭

二子石まつえ クリスマスツリーのトップに飾る星は、キリストの誕生を東方の賢者たちに知らせ…

岡田耕
2年前
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鑑賞*抱き上げて温き骨壷霙降る

佐野 聰 荼毘に付されて骨上げされた遺骨の温もりが骨壷に移る。 その温もりは、お別れをし…

岡田耕
2年前
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鑑賞*冬田いま深き眠りに入りけり

辻前玲子 田は、稲を刈った後は刈田で秋。 それが冬になり冬田になる。 そこからさらにある…

岡田耕
2年前
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鑑賞*子規を訪ひ一葉訪ひて桜鍋

高野場齢 谷中の子規庵から本郷の一葉旧居跡へ、そして浅草か深川の桜鍋屋に移り一献されたか。 明治を生きた人物と明治から続く店との取合せが揺るぎない。 今を詠みながら過去に思いを巡らせる。明治の東京を訪ねる小さな旅。 (岡田 耕) (俳句雑誌『風友』平成二十八年六月号)

鑑賞*ややありて風の形の鴨の陣

吉沢春雪 鴨の陣形が風に吹かれて崩れる様を風そのものの形と捉えた。 隊形をV字型にするの…

岡田耕
2年前
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