地元おかざきのギフト取材レポート No.8「味の集会場魚信」
室長の岡田です。
8回目となるギフト取材レポート、本日は「味の集会場魚信」さんを紹介させていただきます。
今回カタログギフトに出してくれることになったのは、
「味の集会場魚信」さんの敷地内にある「4代目原田豆腐店」さんでつくられたお豆腐。
原田豆腐店の職人、原田さんはその道約50年の大ベテラン。
つくる豆腐の糖度の高さはなんとリンゴ並みの甘さ!
天然ニガリと岡崎産大豆から摂る豆乳の絶妙なバランスは
職人原田さんにしか作れない唯一無二の寄せ豆腐なのです。
元々は、原田豆腐店さんは別のところに立地しており、
魚信さんは原田豆腐店さんから豆腐を仕入れていたそうなんです。
しかしながら......
2020年に火事でお店が全焼。
これまで通り、豆腐を作ることができなくなってしまったのでした。
このときに、廃業を決めた原田さんでしたが、
魚信 代表取締役の西田さんはほおってはおきませんでした。。
「この貴重な職人技を途絶えさせてはいけない!」
「まだまだ原田さんの作る本物の豆腐をお客さんに食べてもらいたい!」
という強い思いから
原田豆腐店を復活させることを決意。
クラウドファンディングや、地域の方々からの協力のもと
見事、敷地内にお店を構えることができました。
当時を、お二人はこう振り返ります。
西田さん(写真左)
「工場が全焼したって聞いてびっくりして、すぐに刺身と酒を持って駆けつけたんだよね」
原田さん(写真右)
「俺も歳だったし、これを機会に豆腐屋を畳んでしまって、1〜2年くらいのんびりしようかなと考えていたところだったんだよね。そうしたら何回も西田さんが説得しに来るんだわ」
西田さん
「ずっと原田さんから豆腐を仕入れていて、もう原田さんところ以外の豆腐が使えなくなってしまったんだわ笑 だから店を畳むなんてさせられないと。」
原田さん
「だから、弟子をつけるなら考えてやるよって言ったら、すぐに2人を連れてくるもんだから、後には引けなくなってしまったと」
西田さん
「今では、弟子がひいひいいながら修行に励んでいますよ」
原田さんの作る豆腐への、西田さんの情熱が届き、今も究極のお豆腐を作ることができたというわけですね。
取材をしている中で、お二人の長年連れ添った夫婦のような掛け合いには何度も笑わせていただきました。
そしてその根底にある、双方への尊敬が垣間見ることができました。
西田さんは最後にこう付け足してくれました。
「俺は原田さんの豆腐ももちろん大好きだけれども、それ以上に原田さんの”人”の魅力に惹かれたんだよね」
通常1時間くらいで終わる取材なのですが、
人の魅力が溢れすぎて倍の2時間、お話を聞くことができました。
こんな素敵な二人の絆が
困難を超えて、再びつくり上げた
味の集会場魚信・4代目原田豆腐店のお豆腐を
ぜひ、召し上がってみませんか?
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