日記2024 2月15日

宗教と社会のレポートが終わった。途中で全く立ち行かなくなってどうしようもないと思われる時間があった。

しかし今までに授業で学んだ概念やレポートのために読んだ資料からの情報の全てが急に脳内でフラッシュバックして刹那、

爆ぜた。

そこからは体感一瞬でレポートが完成した。

市川紗央のハンチバックを読んだ。まさに芥川賞、という内容の小説だった。

ずっと、芥川賞は、その年に出た小説でもっとも評価されたものが選ばれるものだと思っていた。しかし、芥川賞は一部の文芸誌に掲載されている小説からしか選出されていないらしい。それに加えて、芥川賞は、”芥川賞的なる小説”の範囲内で選ばれるものだった。

最近になるまで”ソメイヨシノ”のことを”ソメヨシノ”だと思っていた。大学に入り、横浜に来て公園にある桜にある札みたいなやつにソメイヨシノと書いてあったから、関東はそうやって言うんやーと思っていたら全国共通だった。

荒井由実のそのままという曲の
”あなたの好きなものはひとつ残らず言えるわ”
という歌詞は、ずっと
”ああたの好きなものはひとつ残らず消えるわ”
だと思っていた。それまでずっと恋愛の歌詞が続いて、サビの終わりのところでこの歌詞が来るため、突き放されたような寂しさと切実さが伝わってきてすごく好きな歌詞だったのだが、そんな歌詞は存在しなかった。





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