大和桜酒造と教員と学校

逆塾第3回
大和桜酒造若松徹幹さんからの「重く作って、軽く売る」

正直これまで焼酎そんなに飲んだこないし味もわからない(焼酎に限らずお酒全般的にですが、、)
そうすると焼酎買ってみようとも思わない、が続いて今に至る。

そんな感じで迎えた今回なわけですが、ストーリーを聞くと興味が湧いて応援したくなる。焼酎にほとんど触れてこなかった私も飲んでみたくなりました!

徹幹さんはダークサイドって言ってたけど、失礼な言い回しながらこんなにダサい部分を曝け出せるなんてカッコいい。
でもダサい部分も共感する。きっと誰しも持ってる部分だと思う。チヤホヤされたいとかミステリアスさ出したいとか。

それが出会いによって変わっていく。

「情報は、出す人に入ってくる。」
ダークサイドにいた人がこれを飲み込めて行動に移せるってシンプルにすごくないですか?自分さえ良ければの、ミステリアスの、逆側に移っていくことになるわけだから。

そして「『よか晩』を売っていく」。
機能じゃなくて意味を売っていく時代になっていると聞くがまさにその通りなんだと思う。
スタバがただ美味しいコーヒーを売るのではなく居心地を提供しているような、買う人にとって意味のあること(意味を感じられること)を売る時代なんだろう。

これらを学校に置き換えれば、まず、教員は、生徒からしたらある種強制的に出会わされた人になるわけだけど、そんな人になるからこそ、生徒にとって何かヒントとなるような、踏み台となるような人でありたいと思う。
高校生だといわゆる厨二病真っ直中な子もいて、まさにダークサイド。それ自体が悪いことではないのだろうけど、そんなキャラを無理に作らなくても、もっと生きやすい環境になる。そこへの気づきのきっかけの一つになれたらいい。

そして学校そのもの。学校こそ機能で選ばれるのでなく、意味で選ばれる時代だ。だってもう勉強なんてだいたいどこにいたってできる。教え方のうまい人の動画を見てやれば知識は身につく。現代の学校が目指すのは、そこじゃない。もちろん教え方がうまいとかクオリティの部分は必要。徹幹さんは毎日朝早くから丁寧に芋洗うところから始めるし、「重く作る」ことは前提。それだけではなくて、何のために学校に行くのかを提供できる学校。そういう学校が今後残っていくところだと、今回の話を聞いて考えた。

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