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私なりに大阪体育大学の強さの理由を考えてみた

こんにちは。岡本文子です。フミコじゃないです。アヤコです。

ハンドボール、大阪体育大学にフォーカスしてつらつらと書いていこうかなと思います。
大阪体育大学は2013年からコロナの影響によって中止になった2020年を除き、脅威の10連覇しています(Wiki調べ)
そんな大阪体育大学の強さの理由を私なりに考察してみました。

考察のために、休日に2017年~2021年のインカレの動画、2020年の日本選手権、記憶新しいデンマーク戦のダイジェスト映像、花巻で開催された日本選手権(VSソニー)を見てました(暇かよ笑)
この映像と、実際に大学時代に対戦してた実感も合わせて書いていこうと思います。


OF編

2対2を徹底している

まず、ポストとの2対2がベースですね。これの徹底ぶりがすごい。笑
私、ポストの2対2は大学で知りました。基本1対1が好きなので、ポストを使えるのは1対1でずらした後ぐらいです笑
この2対2を徹底できているのが、強みだなぁと思います。

2対2ってすごく難しいんです笑 私は1対1の方が簡単だと思います笑
ただ1対1は個人プレーになりがちです。1対1のみで60分間試合をするのは結構限界があります。対策されると、その次を生み出すのは難しいです。

体大はこの2対2が徹底されているため、1対1が活きるし、選択肢がすごい多く、DFの絞りどころがなくなってくるので、強みの1つになると考えます。

シュートを狙う怖さがある

みんなシュートを狙う動きが上手です。いや、実際にはしっかり狙っていると思いますが笑 関西リーグで試合した感じ、どの動きにも狙っていない瞬間がないんですよね…。

全部本気でシュートを狙っているし、相手が守っていなかったらシュートも打てるし、パスも出せるし狙っているふりがないのがすごいですね。

女子って形だけでハンドボールする傾向があると思っていて、DFの動きをみて動くことが苦手だと思うんですけど、彼女たちはそれがない笑
攻撃のきっかけ途中でシュートを狙ってきたりします。
きっかけとしてポストが浮いてくるのは結構多いと思うんですけど、そのポスト浮くのが、形だけになっていなくて、DFが全く守っていなかったらシュートにいったりしてますね。
いつでもシュートを狙ってくるのでから結構怖いし、休む暇がないです笑

またパスしたあと、次の位置をとるのが早いので、いつでもどこでもシュートを狙われる怖さがあります。
ポストにパスした後とか、自分のプレーが終わったあととか、すぐ次の準備をしています。
ハンドボールってボール持って3歩までしか歩けないですけど、3歩目着いたそのあとに次の位置をとるための足がすぐ動いています。
だから守った!と思ったらすぐに攻められるみたいな感じです。

そこがチームの共通認識、戦術としてあるため、全プレイヤーに怖さを感じます。

どこかの動画で楠本監督が言っていた戦術?というか小技が面白いなと思っていて、「ジャンプシュートで相手を飛ばして、ドリブルついてシュートをする」と。

へぇ~って思いました。

私がジャンプパスを知ったのは高校1年生。
左45がジャンプシュートをするふりをして、3枚目を引き出す。という戦術を知りました。これは当時の氷見高校のプレーでした。
このときは相手を引き出して次の人にパスをするのがジャンプパスだと思ってましたし、意図して相手を飛ばさせるという考えがなかったので、面白いと思いました。今度やってみます笑

流れが途切れない

これもすごいことなんですけど、パス回しが途切れないんですよね。
パス回しが途切れない=OFの流れが途切れないんです。
ではどういうときに流れが途切れるのか説明していきます。
そして体大はどのように工夫しているのか説明します。

1つ目がダブルポストがあります。
ダブルポストになったときって、パスコースがなくなりがちなんです。フローターが2人しかいないため、距離が遠くなって、牽制されやすい。けれど、牽制されたところに対角のポストがパスコースに出てきて、流れを途切れさせないようにしてます。

2つ目は簡単なミスのあとです。例えば左45度がキャッチミスをして、ドリブルがつけないため、センターに戻す。この時、右45度が攻めないでパスをまだ戻す。そうなるとパッシブが上がりやすくなるし、そのうえDFからしたら休憩する時間が増えるので、パスの流れが途切れますね。しかし、体大はセンターから右45度にボールがいったとき、右45度が誰の指示からもなく、攻撃が始めています。

3つ目はポジションが悪い時です。左利きの右45が大きく回りすぎて左45までいったとき、いったんパス回しをとめて、元のポジションに戻ったりすると思います。
こういった場面で、パス回ししながら、パスのスピードも緩めずに、ユーゴやサイドユーゴを駆使して、元のポジションに戻りながら、なおかつ流れをとめないようにしています。
質の高い共通認識じゃないと、できないことだと思います。
動画でみると、スムーズに自動的に戻っているので見てて気持ちいいです笑

流れが途切れないOFなので、守ってる相手はずっと緊張状態になりますね。

以上がOF編です。他にもいろいろあるとは思いますが、私の中ではここが他のチームにないことかなと思いました。

DF編

フォローの速さ

DFはとにかくフォローが早い。ボールプレーヤーの選択肢が1つしかないとわかったら、素早くフォローにいっています。
例えば真ん中2対2をされて、3枚目がブロックにかかってしまい、ポストに落とすチャンスがあったとき2枚目がフォローしていることがあります。

クロスアタックの質が高い

チャンスだと思ったら迷わずに行っています。1回ミスをしたら、クロスアタックにいかないという選択肢をとる人もいますが、体大は迷わずに何度も行きます。

ステップの細かさ

これはOFでもいえることですが、足がとまることがないのが体大の強さだと思います。床と足がくっついている時間が短いというか…。


私があんまりDFをどうやってみればいいのかわからないということもあるので、結構ふわっとしましたが、以上がDF編です笑

速攻編

バランスの良さ

バランスがとにかくよい!
体大の速攻はとにかくセンターラインを早く超えることを意識しているように見えます。
サイドもポストもフローターもキーパーから1人目がもらったときにはセンターラインを越えています。
そしてサイドはサイドライン奥まで走るのではなくて、ボールホルダーと相手DFの位置を見ながら走っています。奥に走りすぎると、パスの距離が離れすぎるからかな?
ワンマン速攻というものは結構少なくて、どちらかというと全員で速攻して戻り際のDFをいかに効率よく崩すかというのが見える気がします。
また基本的な形として、センター、ボールホルダーがドリブルをとって狙う場所を決めているように感じます。
2017年は谷選手。2018年~2020年は相澤選手。2021年は岡田選手。

…。

今見返したら最近花巻で行った日本選手権はそういった形ではないですね笑
しかもワンマン速攻が多めでした。
バランスをとれる人がいるときはやってるのかな…?

アウトナンバーの作り方

上の話と近しいのですが、体大はコートを縦半分に割ったとき、必ずと言っていいほど人数が有利な方でシュートを打っています。
またはフリーにな人を作っている。
これの質が高すぎる笑

緩急がある

速攻ってただ早ければいいもんじゃないよね。というのを気づかせてくれる体大の速攻。ただ真っすぐ走って、ゴールに近づきすぎても意味ないし、速さを意識して、パスミスで終わったらもったいない。
センターライン超えるまでは結構早いんですけど、そのあとはどこを狙うか見るためにスピードを落とす。そして狙う場所を決めたらスピードを上げている。ようにみえました。

個人編

2017年から2020年の右バックが、ずっと中山選手なので、変化しているところがわかるというか、気になった部分をぽつりぽつりと…。
まずOF時、体がだんだん真っすぐになってきています。
いい意味でです!
1年生の時は前のめりになっていましたが、4年生になると、真っすぐになっています。
この変化によって得られるものとして考えられるのは

1,シュートのときに視野が広がる。
2,DFと距離が近くなりすぎない。
3,余裕をもってプレーできることにつながる。

です。これは私の考えなので、あしからず。

まず、1ですが身体が前のめりになりながらシュートを打つと、キーパーが見えなくなります。上体を起こして、シュートを打つことでキーパーの位置が見え、シュートが入りやすくなります。

2は前のめりということは頭が前にいっていますよね。頭って結構重いんで、頭が前にいくと、身体を前に行きます。それを何回も繰り返していると、自然にDFに近づいていきますよね。だから距離がだんだん近くなるし、何より体大の強みである2対2がみえなくなります。ポストの位置、DFの位置がみえなくなるので、プレーの選択肢を狭めるきっかけになってしまいます。

3は1,2を踏まえたうえで余裕をもってプレーできます。
焦らず、ペースを崩さずに攻撃ができるようになりますね。

またいい意味でスピードが遅くなっています。
2017年はスピードを使ってシュートを打っているイメージでしたが、2020年はポストを見ながら、DFとの距離を図りながらシュートを打っています。いろんな選択肢をもっていながら、あの長身とシュートなので、怖すぎますね笑

まとめ

えー。こんな感じで約4000字、ハンドボールのことについて主に体大をフォーカスして、書いてみました。
私は指導者でもなんでもないので、当たり前だろ!って思うことをかいているかもしれません…。または的外れのことをかいているかもしれません…。
ですが、いちハンドボーラーの目線としてすごいなぁと思ったことをかいてみました。
趣味です笑 今日の投稿は趣味でしかない!
他にもここもすごいよねっていう視点を教えてもらえると、ほぇ~って思いながら真似すると思うので、教えてください笑

以上、SUNFINITYの岡本文子でした。あやこですよ。

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