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100人いたら100通りの子育て取材          №.5 有田美寿穂さん

今回取材させていただいたのは有田美寿穂さんです。約一カ月後に出産予定の美寿穂さんにお話を伺いました。

100人いたら100通りの子育て取材は「おかあさんのがっこう」の学校祭魅力プロジェクトとして100人のお母さん達を取材させて頂く企画です。
おかあさんのがっこうの詳しい活動の様子は以下をご覧ください。



美寿穂さんは現在アカシックリーディングなどのセッション、心理学やお金の講座等をされて活躍されています。以前私もアカシックリーディングを受けさせてもらい、自分では気付かない自分の内面の本質を知れてとても興味深かった経験があります。

そんなスピリチュアルなお仕事をされている美寿穂さんのホームページの自己紹介文を読んだ時に若い頃から様々な経験をされていること、シングルマザーで子育てがスタートし今は素敵な家族をつくられて大切にされていることが伺えました。そんな様々な経験と子育てについてお話しをお聴きしたいと思いました。

現在第四子を妊娠中で、体調は良好で出産ぎりぎりまでお仕事の予定で埋まっていますと笑う美寿穂さん。第四子の妊娠が判明した頃のことを語って下さいました。


妊娠が分かり産むか産まないかとても悩んだといいます。産科で診察を受けて赤ちゃんの状態をドクターが元気ですよと伝えてくれたり、病院の待合室で新生児が抱っこされているのを見ると、自分の都合で命を絶つことを考えると、とても涙が出たことを話してくださいました。

その頃、お腹の赤ちゃんからは生れたいエネルギーしか感じないよ、この今の悩みが噓のように感じられる時が来るはずと周囲の友人達からも言われたそうです。


そして、中学1年生の長女に妊娠を伝えると、娘さんは「兄弟が増えるの?嬉しい!」
と言い、今でも妹たちの面倒や家事のお手伝いをしてくれているのに、負担をかけるかもしれないよと伝えると、

「一人増えても同じだよ。兄弟が増えることが嬉しい。」と、想像を超える反応を示してくれ、様々な心配は大丈夫に変わったと言います。長女さんの言葉にどれだけ力を貰ったことでしょう。

そして、長女さんを妊娠した頃はどうでしたか?と伺いました。


美寿穂さんが24歳の時、長女を妊娠。その時、これまでに十分に人生を謳歌したと思っていたのだそうです。やりたい事を全部やったと感じていたそうです。

それまでの美寿穂さんは子どもの頃から夢見ていた海外留学を実現するために、ホステスをしてお金を貯め、ハワイとサンフランシスコに留学をしたのだそうです。


「今までやりたいことをやって、見たい景色も見れたので、次は母親になるのが次の人生かもしれないと思って産もうと思ったんです。子育てをするのが次のステージなんだと思ったんです。」


子どもの頃から、思ったことはやり遂げたいという想いが強く、親に相談をしたことが無いといいます。進路も就職も子どもを産むことも、ここと決めたら進んでいく、ご両親はどうせ反対しても進んでいくからと、送り出してくれていたといいます。

当時お付き合いしていた彼がデザイナーになるためにイギリスに行くことを希望していたこと、また彼が躁うつ病であったため、彼の精神の状態が安定せず、ついていくことが難しかったため、別れることを決意したといいます。

その同時期に第一子を妊娠。次のステージは母親になることと思っていたので下す選択はなかったといいます。「この子が自分で生まれてきたいのなら、最後まで順調に進むし、もしまだ準備段階なら何かトラブルがおこるかもしれないし、この子にゆだねようと思ったんです。」と当時の想いを話してくださいました。
 
妊娠後期まで東京で昼と夜のお仕事をされていたそうで、妊娠9か月で十勝に戻り出産。


その後はご実家が隣にある祖母のお家で子育てがスタートし、その後はお父さまが美寿穂さんと長女さんと一緒に住むために新築したことで、ご両親と生活をしたそうです。


この時はお母さんとの確執に向き合う時期だったと話してくださいました。


二つ年下の妹さんがいることで、自分は幼い頃に母親には甘えられないという想いがあったといいます。お母さんには相談したり、頼ったり、甘えたりすることもなかったのだそうです。


一緒に生活をしている間にお母さんに小さい時からの想いを吐き出すようになって、喧嘩をしたり、想いを吐き出しながら話し合いをすることで、今まで抱いていた確執を徐々に修復したのだそうです。お母さんからは子育てのことで何かあれば相談して欲しいと言われていたといいます。

長女さんが5歳の時に再婚。家族が増えて、自分がこんなに子どもを産むなんて考えられなかったといいます。

独身の時は子どもが好きではなかったといいます。扱いかたが分からなく、子どもに愛情を感じなかったそうですが、自分の子どもが生まれてからは子どものことが本当に可愛く思え、お友達の子どもさんまでみんな可愛いと思えるようになったと話してくださいました。

子どもが増えて、母としての経験も重ねてみてどんなことを感じているのかを伺いました。


最初は誰かと結婚すると思っていなかったのだそうです。周りからは子どもには父親がいた方がいいと言われていたそうですが、その時は全然結婚する気はなかったそうです。


ある時、叔父から娘には父親がいた方がいいのではないかと言われたことがその時の美寿穂さんにはインプットされたと言います。

それまでは再婚することを考えていなかったそうですが、この子の為にも今年一年は婚活をすると決め、様々な出会いの場や友人からの紹介で婚活をしたのだそうです。決めたら達成しないと嫌な性格でと笑う美寿穂さんは「娘にはあなたのお父さんを探しに行くからね」と積極的に婚活をしていたことを話してくださいました。


そして、今のご主人に出会った時に、一緒に居て違和感のない人、ずっと家族だったような自然な感じがしたのだそうです。

娘さんが気に入った人にしようと思っていたそうで、ご主人に娘さんが懐いて、毎日電話をしたがったり、声を聞きたいと言っていたのだそうです。

ある時、一緒に花火を見に行った時に、並んで歩いている姿を見た叔父が家族にしか見えないと言ったほど、自然な感じだったのだそうです。

そして、出会って3カ月、長女さんが五歳の時に結婚。最初反対していた彼の母はお金を半分だすから結婚式を挙げなさいと祝福してくれたのだそうです。反対していたお母さんを説得したり、分かってほしいと何か行動することなく、会って普通に話しているうちに自然に分かってくれるようになったそうです。

家族になり、幸せな時を過ごす中、子育てについて夫婦でぶつかることもあったといいます。


それまでは子どものことは全部一人で決めていたのが、相手が出来て子育てに対してぶつかることを経験したと話してくださいました。

甘やかせすぎているとご主人が言う言葉に、この人はこの子のことを知り尽くしていないのに決めつけていると感じたりすることもあったのだそうです。

二人目の子どもが生まれてから、ご主人がさらに子どもが可愛いという想いが増して、長女との差はあったかもしれませんが、今は全くなく、友達みたいに接しているといいます。

年数をかけながら父親になっていき、枠がはずれていって今では子供が望むことを応援していけばいいんだねというスタンスになっているといいます。

今の美寿穂さんは伸び伸びと子育てをされているように感じますが、子育てを通じて大変なことはありましたか?と伺いました。


「私厳しかったんです。未婚だったから、父親がいないことでちゃんとしつけないと、何か言われるのはこの子だからと厳しくしていました。」


守りたいと同時に責任感やコントロールすることが強すぎて子どもにはきつかったと思いますとも話してくださいました。娘さんがお母さんの言われた通りにしか考えられなくなっていたといいます。


それが、今のように伸び伸びと子育てが出来るようになったきっかけになる、子育てを見直す出来事があったことを話してくださいました。

長女さんが小学校2年生の時、少年団に入りスポーツをするようになり、とても厳しい指導がされ、少年団で怒られないように、うまく出来るようにと、少年団の活動とは別に母子でトレーニングをした時期があったそうです。

その頃は勉強に対しても子どもに厳しく指導していた時期だったと振り返って下さいました。

長女さんが体調を崩し、三か月ほど、体調が戻らず、少年団と自主練習と勉強に頑張りすぎて体調不調を起こしていたことに気付かされたのだそうです。


それがきっかけとなり、チャイルドクリニックに通ったり、心理学やスピリチュアルを学びはじめたのだそうです。


今までのやり方ではなく、子どもには子どもの自由がある。私が奪うものではないと、今までのやり方を見直し、そのまま見守る子育てに変わったのだそうです。


子育てを見直し、心理学や親子セラピーを学んでいた頃にアカシックリーディングに出会ったそうです。スピリチュアルな世界について話せる場や語り合える人が近場には居なく、アカシックリーディングの講座に参加した時はとても楽しかったといいます。


その時はそれをお仕事にするとは思ってもいなかったと話されます。
その時期に大切な友人が急な死を遂げる出来事が重なり、いつ何が起こるか分からない、人目を気にしてやりたいことを諦めるのではなく、自分を生きていこうと思うそんな時期だったと話してくださいました。


自分の本当にやりたいことをやっていくと決断し、それまでのお仕事を辞めて起業されました。

ご主人は最初から賛成してはいなかったそうですが、美寿穂さんがやりたい仕事を生き生きとしている姿や、家庭でもイライラせず穏やかな姿に触れて、徐々に認めてくれたそうです。

人はすぐには変えられないけれど、自分が変れば人の思考も変化していくと体感で分かったのだそうです。


若い時は一人突っ走るしかなかったけれど、子どもを産んで協調性とか周りとの調和とかを学び、経験して今まで学んできたのだと思うと教えてくれました。


そして、現在のお仕事を始めた時、自分がやるしかないと決めたらどんどん回っていったといいます。自分の可能性ははかりしれない、自分を信頼して、宇宙も信頼することで仕事が拡大していったのだそうです。

それはみんなも絶対できるよといいます。


自分は何のためにこれをやっているのだろうという軸さえしっかりあれば、ぶれても戻ることが出来るのですと教えてくださいました。

美寿穂さんが何故セッションや講座をしているかを教えて下さいました。

「これからの子供たちや地球がより輝いていくのは、大人はもちろんお母さん達やこれからお母さんになる方達が自分に力があることを思い出してほしいとゆう想いと、

そして自分の人生を諦めることなく輝いて生きてほしいとゆう想いからです✨

それはどんな自分も受け入れ、認め、赦し、愛すことから始まると思っています。

そんな大人が増えていった先にはどんな個性を持つ子供達も
受け入れられ、調和する世界になっていくと想うから…

そんな親に育てられた
子供たちは自分を尊重でき自分のことをを信頼できる。

私はそんな人が増えていく活動をこれからもしていきたいと想っています✨


これが軸にあるので
例えブレる時があったとしても
またここに戻ってこれるんです❤️」

何のために、今のお仕事をしているのか、その軸が素敵で素晴らしく、感動してしまいました。


スピリチュアルなお仕事をして子育てにも何か影響がありますか?と伺いました。


「自分を信じられるようになって、子どもを信じられるようになったんです。」


子どもに対しての不安や心配も宇宙の法則を知った時、子どもは子どもの人生を自分で決めてきている、経験したいことを決めてきているから、自分の好きなことをどんどんやっていけばいいと思えるようになったのだそうです。


どんな経験からも学べるものがあるから、子どもの選択することを信頼してあげることが大切だと教えてくださいました。


自分の見たい景色を見るんだと決めたら、叶えてしまう美寿穂さん。自分が思い描くことに正直に真っすぐに向き合って、様々な体験を通してやってきた結果が今に繋がっているのですね。

自分が望む世界は自分で作れるんだよと教えてくださっているかのようです。


決めたら猪突猛進で誰も止められないと笑って話す美寿穂さんですが、何の為にやりたいのかという根底にある想いがしっかりあり、自分を信頼して歩んでいく強さを教えてくださいました。

「今、幸せに過ごせているのは、自分の力だけではなく、常に周りの方のサポートや後押しやご縁のお陰です。本当に感謝しています。」

と、最後にメッセージを下さいました。


美寿穂さん、貴重なお話をありがとうございました。母子共に元気に出産されて下さいね〜。

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写真 松村友香理 撮影

プロフィール
有田美寿穂さん 北海道十勝管内出身 アカシックリーダー LinoLea主宰
中学生長女、6歳次女、2歳次女、第4子妊娠中、ご主人の6人家族


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