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特別支援学級って?その子にあった時間で学習ができます

幼稚園・保育園などから小学校へ就学。

その際に発達障害のお子さんをお持ちのご家庭から「特別支援学級と通常学級、特別支援学校・・・どれを選べばいいのか?」という相談をたくさんいただきます。

小学生という全く新しい環境に進まれる中、子どものためにどうしたらいいのか悩まれる部分だと思います。

今回は、特別支援“学級“について紹介していきます。
ご参考になればと思います。

特別支援学級とは?

特別支援学級とは、小・中学校に設置されている障害のある児童生徒を対象にした少人数の学級です。

自立活動や各教科等を合わせた指導など、障害による学習や生活の困難を克服するための特別の指導を、児童生徒のニーズに応じて行う特別の場になります。

特別支援学級にも担任の先生がいて、学校の中では通常の学級と同じ機能を持ちながら、特別の指導を行うことができるようになっています。

特別支援学級は通常の学級とは異なり、障害種別に学級が編制されます。

通常の学級は、例えば小学校では1年1組~6年3組といったように学年ごとに分かれ、各学級は同学年の児童生徒で構成されますが、障害種別に編制される特別支援学級では、学級に他の学年の児童生徒も一緒に学習します。

算数や国語などは特別支援学級で、その子に応じた学習を進めながら、季節の行事や理科の実験、校外学習などは通常の学級と一緒に活動します。

特別支援学級対象となる児童生徒は?

特別支援学級の対象となるのは、以下の8つの障害者で、それぞれの障害種別に学級が編制されます。

  1. 弱視者

  2. 難聴者

  3. 知的障害者

  4. 肢体不自由者

  5. 病弱・身体虚弱者

  6. 言語障害者

  7. 情緒障害者

  8. 自閉症者

障がいのある児童生徒が、特別支援学級に在籍する対象となるか、という点については、何らかの判断基準ですが、

  1. 知的発達の遅延があること

  2. 日常生活を送る上で一部援助が必要であり、社会生活の適応が困難な状態であること

特別支援学級の対象となる児童生徒については、障がいの有無だけではなく、その人の状態や校内・地域の体制などを総合的に検討し、判断していくことになります。

おわりに

特別支援学級はその子の障がいの特徴に応じた支援を受けられます。
ですが通常学校の中にあるので、忙しく目まぐるしい中での生活になる場合もあり、子どもによっては辛いこと多いように感じます。

その時は無理をせず、その子に応じた支援ができる特別支援学校も視野に入れながら担任の先生や福祉相談所等に相談していただければと思います。

お子さんとご家族が笑顔で幸せに歩めますように。

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