Hey You / Pink Floyd (1979)
Hey YouはPink Floydの楽曲で、アルバム『The Wall』に収録されている。
The Wallの中でももっとも暗い1曲
Pink FloydのThe Wallは世界で最も売れた2枚組アルバムで、そのコンセプト性は見事で未だに高評価となっています。
1枚目はロック・スターのピンク・フロイドさんの生まれてから心を閉ざすまでが描かれ、2枚目はピンク・フロイドさんの心を閉ざした苦悩から解き放たれるまでが描かれます。
このHey Youは心を閉ざした直後のピンク・フロイドさんの様子が描かれています。
心を閉ざしても、なおかつこの世界を羨望しつつ絶望していく様を描いたこの曲は現代にぴったりだと思います。
アルバム『The Wall』楽曲リスト
上記でいろいろ書きましたが、このアルバムは歌詞だけで読み解くと非常に難しく、のちに映画となっているのでそちらを見たり様々な文献を見てアルバムの世界観をようやく理解できました。
ディスク: 1
1 In The Flesh?
2 The Thin Ice
3 Another Brick In The Wall Part 1
4 The Happiest Days of Our Lives
5 Another Brick In The Wall Part 2
6 Mother
7 Goodbye Blue Sky
8 Empty Spaces
9 Young Lust
10 One of My Turns
11 Don’t Leave Me Now
12 Another Brick In The Wall Part 3
13 Goodbye Cruel World
ディスク: 2
1 Hey You
2 Is There Anybody Out There
3 Nobody Home
4 Vera
5 Bring The Boys Back Home
6 Comfortable Numb
7 The Show Must Go On
8 In The Flesh
9 Run Like Hell
10 Waiting For The Worms
11 Stop
12 The Trial
13 Outside The Wall
映画『Pink Floyd The Wall』
映画版だとボブ・ゲドルフさん主演で詳細な様子が描かれていますが、時折のアニメーションも相まってめちゃくちゃ暗い映画に描かれています。これがベースでライブの映像も投影しているようです。
4k リマスター
今見たら4k リマスターがYouTubeで見られるようです。字幕も吹き替えもないので、見るのはつらいかも知れませんが。
Pink Floyd - Hey You
映画でカットされたバージョンだといわれているものです。暗い雰囲気ですね。
ライブ版(Roger Waters版)
Hey You - Roger Waters Live In Berlin 1990
ライブもかなり凝っていて、ディスク1の楽曲が終わるころに壁が建てられて、ディスク2のHey Youが始まるときは急に始まるというものだったようです。
Pink Floyd版の様子は次ですが、昔の映像で画質が悪いです。
映画『Roger Waters The Wall』
Roger Watersはこのアルバムにかなり思い入れもあり、2010年代に行っていたライブツアーも興行収入がとてもすごかったため、映画にもなっています。
Roger Waters (HD) - The Wall (Live) - "Hey You"
そのときのライブの様子です。
Roger Waters The Wall Official Trailer 1 (2015) - Documetary HD
映画のトレーラーです。迫力がとんでもない。
暗いからこそかっこいい
この曲の魅力に気づいたのはThe Wallの中でも最後でしたが、この暗さがあるからこそアルバムが際立つのだと思います。
聴いたことがない方はぜひ聴いてみてください。
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