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【試案】ハマる人・ハメる人の分類

スピ会が叩かれることが日常になってきた。わたしの動画環境がそうなだけかもしれないが、以前にはなかった頻度のような気がする。弱みに付け込んだり、平気で騙したり、多額の金銭要求をしたりすることはおかしいと考えるが、また同時に、見えないものを全否定するスタンスも極端だろうし、どれだけ否定しても宗教心自体は人間の営みの一つでもあろう。何処からがおかしくて、何処からがおかしくないのだろうか。新しい造語は出ては消え、「スピ」という言葉自体もそのうちの一つに違いない。線引きは難しく、曖昧なグレーゾーンはいつもある。信じる側がいれば、情報を発信する側がいる。どちらか一方だけの問題ではないところが事態を複雑にさせている。
人間なんてそんなもんだ、といわれればそれまでだが、盲信する人も、必要以上に見えないものを叩く人も、なぜいつまでたってもいなくならないのか?難しい問題だが、いくつか要素に分解してみたいと思う。分解したその先に何があるかは分からないが、そのうえで、最終的には自分のこころ?魂?に問うのが良いと思う。

教祖・販売者側因子

目的

(1)お金儲け
(2)名誉欲
(3)現世利益(身体、精神、含む)
(4)エンタメ
(5)人助け、利他
オーバーラップはあるが(5)以外は自己の欲求

能力

(A)詐欺、弱みに付け込む
(B)現代科学で説明可能なもの
(C)幻覚(本人自覚あり)
(D)妄想(定義上、事実と反しても訂正不能なもの)
(E)ホンモノ(証明なし)
(F)ホンモノ(証明あり)

実践者が真に利他であれば証明も求められようもない。利他の行為をわざわざ他人に見えるように行う必要があるのか?そこに見返りの期待が潜むのではないか。ひとり静かに人知れずその能力を発揮すればよいはずだ。

(5)(F)が最も崇高な存在と繋がっているといえようが、上記のごとくわれわれの人間界のレベルは越えており、証明すら求められないだろう(気が付かないので求めようがない)。その対極の最も低レベルなのが(1)と(A)のコラボレーションなどと思われる。現実世界ではこれが多いような気がする。また、マジックなどは(4)(B)でハイレベルなエンターテインメントということがあろうかと思う。

信者・消費者側因子

信じたい
世界がそうであって欲しい
何かにすがりたい
正解がなく答えを求めたい
エンタメとしてでも楽しみたい

心理学・行動経済学
バックファイア効果
サンクコスト効果(コンコルド効果)

現実的な解決策があるのに真正面から向き合えないこともあったり、ハマるきっかけは人それぞれだと思う。何かこたえを追い求めながらも良い意味で疑う心を失わなければと思うが、なかなか難しいかもしれない。

試案(たたき台)なので今後も適宜変更していきたいと考えてます。

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