子供の自立のために頼りない母を演じるママ

子供と電車で少し遠目の幼児教室に通うときの出来事。

ママが改札手前で電車のSUICAをなくしてしまった。

”ママ、SUICA無くしちゃった。駅員さんに言ってきてくれない”

と改札の手前で息子にお願いをする。一人っ子の早生まれの男の子。
まだまだ自立と程遠いからどうだろうか。
ただ、「何かあった時はその建物の係りの人に話す」ことは以前に
教えてあった。
何度かママが見本を見せながら困った時はこうするといいよ、と。

・・・ということで、息子は一人で駅員さんに話しに行くことができました。

そうやって自立の演習は続きました。
スーパーでも
”醤油がどこにあるか聞いてきてくれない?ママは荷物が重いからゆっくり歩かせて”
列に並ぶときも
”ママ、よくわからないから、係りの人にどの列に並ぶか聞いてきてくれる”

たくさん頼りないママを演じてきました。

そしてかならず、
大げさに、”ありがとう、本当に助かったよ。◯◯は頼りになるわ!”と感謝を伝えます。

そのママは、
なぜ、小学校受験で、電車や公共のマナーを問われるか?
困った時にどう行動するかなどの自分で考える力を問われるか?
入学してみて、いざ電車通学をしてみてやっとわかったそうです。
こういったことは、即必要になるので、入学前に演習しておく必要がある、もしくは、一人で問題解決に向かう積極性(自立力)をその子は持っているか?ということが、学校側としては必要な能力の1つとなります。

そして、この頼りないママを演じることは、息子さんが小学生になった今なお続いているようです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?