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【小学校面接16】《親子面接・前編》楽しみながら準備するがお得

この類の話はネット上にたくさんあると思うのですが、あくまで私(父)の父親目線的な体験記(風)でお伝えしたいと思います。ちなみに国立小学校は親の面接はありません(たぶん)。私立小学校のみです。

キャラ設定


試験前も試験後も周囲からまあ〜よく言われたこと↓

「お母さんと娘さんは大丈夫だと思うけれど、お父さん(私)がねえ〜。よく通ったね…私立の面接。」

ま、自分でも変なおじさんだということは自覚してることはあるんですが、私(父)はたとえば保育園の父親会の中で、自分がいちばんマトモだと思っていました。だって大体のママパパって、なにかみんなで集まろうというときにも、時間は守らないし、人に気を遣わないし、みんながいる前で酔って夫婦喧嘩したりするし、後片付けはしないで帰ろうとするし、

職業は立派な人が多かったんですが、私(父)から見たら…◯◯ってところもあったのでね。

それはそうと、私(父)が変なヤツと思われていたのは、たぶん「ふざけたオジサン」というキャラ設定をしていたからだと思うのです。

実際に私(父)は会社経営を15年ほどやっておりまして、その前も営業職で5年ほど。そのキャリアで、他人から小学校受験の親子面接ごときについて、要らぬ心配などされること自体が摩訶不思議ちゃん。

そうしたわけでして、私はしっかり設定をして挑みました。

テーマは「娘のために張り切っているけれど、余計なことは絶対に言わない、そして妻を信頼している夫、娘をなにより愛している父親」です(なんじゃそりゃ)

トレーニング


キャラを確立していくために約3ヶ月前から取り組みました。まずは姿勢。私(父)はどうしたって育ちが悪いのですぐに背中が丸まったり、足を組んだり、ふんぞりかえったりしてしまうのです。これを直すために、ほぼ毎日意識をし、特にウォーキングをして体のバランスを整えました。もちろん毎日筋トレもして、酒もほぼゼロにし、おじさんながらもなるべく爽やかな印象をつくりました。

ここで気がついたことは、私(父)が一生懸命そのように取り組んでいると、娘もきちんとそれを見ていて、それじゃあ一緒に頑張ろうぜ🤩となります。最終的には家族みんなで頑張るイベントみたいになって、とても楽しく過ごせたと思います。

身だしなみ


もう男も35歳を過ぎたら、受験うんぬん問わず、フォーマルは無地の濃紺のスーツ、紺の無地ネクタイ、無地白シャツ、靴はストレートチップの内羽根、革ベルトの腕時計…と決まっておる😤

なぜそれを崩そうとする人がいるのか、イタリア人への憧れが強いのか、とにかくこの日本じゃそれで決まりなのです。ちなみにスリーピース(ベスト)は自信がある人だけ!…と思います。それから爽やかブルーのネクタイとかレジメのネクタイとかは必要がないのです。紺!父親は無地の紺!(私見です)

髪型も普段は少し長めなのですが、元々天パーなので見ようによっては悪くありませんが、父親は短髪!耳が全開に見えて前髪は上げる!前髪をたっぷり下ろしてるオヤジとか韓国ドラマの見過ぎでしょ(普段はべつにいいけどね)

そして、なぜ子どもの試験のときに、よくわからないクセのついた髪の毛をテロリンとさせてワックスつけてくるのよ?というお父さんも見かけましたが、やはり入学後にはお見かけしませんでした。

白髪染めは自由かと思います。私(父)はしましたが、白髪頭のお父さんもいましたし、今もいます。あとはお肌も綺麗なほうがいいですね!私(父)は妻の棚からパックを盗んで週1でパックしていました😆

※母親の身だしなみについては私(父)から申し上げることはなにもございません。

面接の練習


一度、幼児教室の先生から、親子面接の練習をしましょうと言われてやりました。

「お父様のご職業は?」という質問に、素直に「◯◯区内で◯◯業の会社を経営しています」

と一言で返しましたが、幼児教室の先生から「もうちょっと詳細を話した方がいいかもしれません」とアドバイスをもらいました。

まあそうだよねと思ったので、なぜこの仕事を始めたかとか、何年やってるとか、どういう思いでやってるとか、従業員は何人いるとか、「その中で」なるべく爽やかな話として届きそうなお題を決めて練習(というまとめを)しました。

また、前にも書きましたが、私立小学校のほとんどは、

父親が方針を決める、母親が身の周りの世話をする

という古風な家庭が好まれると聞いていたので(実際そうです)それをそのまま信じて、練習しました。

歩く順番も、父が先頭で次に娘、最後に母。

部屋に入る順番も、挨拶や話の取り掛かり方も同じ順番。

私の妻は決して出しゃばりではないのですが、話し始めると早口になってたくさんを喋ろうとする癖があります。そしてマジで話が面白くない🥶

だからそのへんを注意するようにしたり、動画を撮ったり見返したりしてみんなで話し合いながら練習しました。

まあ練習といっても、30分×3回くらいです。これもまた、家族のイベント的で楽しかったです😊

子どもの対話スキル


名前、住所、電話番号、通学経路、家族構成、通っている園の名前、仲の良い友達などなど、基本的なことは必ず聞かれると思います。それは練習したらすぐに習得できるとして、

問題は「対話のスキル」です。想定外の質問が飛んできたときに、どうしたって言葉を詰まらせてしまうのが幼児。しかも、小学校受験の面接はあまり朗らかな空気ではありません。どちらかと言うと圧迫系だし、会場ごとピリついていますから緊張してしまうかもしれません(子どもが)

これを対策するために、まず私(父)は娘に、「間違えてよい」ということを徹底的に染み込ませました。「間違えたらダメ」というのが幼児にとって「プレッシャー=最大の落とし穴」になると思ったからです。もう一度、徹底して「間違えてよい」「大丈夫、パパが横にいる」←こんなことを伝え続けました。

そして間違えたときには「笑ってごまかせ!」ということもしつこく教えました。決してヘラヘラするのではなく、

にこにこしながら「わかりませんでした。次の質問お願いします!」と笑って堂々と言いなさい。そしたら絶対に向こうも笑っちゃうから!と伝えました。その作戦はかなり功を奏したと思います。

そして最終的に「対話スキル」を上げるためには、とにかく娘とたくさん話をすることかなあと思いました。

常日頃、変な発言や言葉遣いをしても否定することはせず、

「こんな感じで言った方がカッコよくな〜い?そのほうが合格しちゃうんじゃな〜い?しかもトップで合格するんじゃな〜い?」

みたいな感じでゆるゆるにやっていると、娘も笑いながら「そうだね!」となって、最後のほうは自信がついたようです。

いざ面接に臨む


かくして、あっという間に面接の日を迎えました。前日は少しだけ緊張していたような気もしましたが、寝れようと寝れまいと朝はくる。

というわけで後編(当日)へ続く。

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