再現性カットとは？
美容室OjOmano〜再現性サロン〜
スタイリストの倉田晋吾です！
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2021年からはお客様に向けて、美容コラムを定期的に執筆していきます。
よろしければご覧ください。
記念すべき第一回は当店の店名にもある「再現性」について。
今回の記事はこんな方にオススメです。
・「再現性カット」ってそもそもなんなの？
・他の美容室とのどう違うの？
・倉田に聞いたけど忘れちゃった！
初回なので少しボリューム多めですが最後までお付き合いください。
それでは早速いきましょう！
再現性カットって？
そもそも「再現性カット」ってなんなのか？
初めてのお客様は特に疑問に感じるワードだと思います。
ヘアカタログ通りの髪型にすること？言った通りの髪型にすること？
様々な考え方があるかとは思いますが
結論から言うと
「サロン帰りのスタイルがご自身の手で簡単に再現できること」
これが僕がお客様に提供できる技術の全てです。
自分の手で再現ができると
・美容室で綺麗に仕上がったスタイルが家でも出来る
・綺麗なスタイルを周りの人に褒めてもらえる
・次回美容室に来る時までストレスなく過ごせる。
こんなことができるようになります。
これが普段出来たら最高じゃないですか？
そのために僕が大切にしていることが大きく２つあります。
それが、「カウンセリング」と「カット」です。
それぞれ説明させていただきます。
『カウンセリング』
お客様の髪の素材＝「髪質・クセ・お手入れ・雰囲気・朝の時間…etc」です。
同じ素材をお持ちの方は1人もいないですよね。
僕たちは、まず最初の段階でどんな「素材」をお持ちなのかお伺いをしています。
料理をするとき、素材を確認せずにいきなり玉ねぎ刻み始めたりしないですよね。
まずは冷蔵庫に何が入ってるか確認します。
その後でどんな料理を作るか決めるのではないかと思います。
同じようにお客様の髪についてのことを確認させていただいて
これらをお伺いした上で、実際に家で再現できるヘアスタイルを提供するための準備段階に当たるのが「カウンセリング」です。
例えば…
・普段コテを使わない方に、コテを使わなければ作れない髪型を提案する
・朝の時間を5分しかかけれない方に、15分以上かかるスタイリング方法を伝える
これらは、「再現性が低い」と言うことになってしまいます。
あくまで、お客様自身の手で扱うことができることが前提でお話をさせて頂きますのでご安心ください。
万が一、ご希望のヘアスタイルがカットによる技術のみでは再現性がどうしても低くなってしまうと判断した場合は
【パーマ・髪質改善などの施術】や【スタイリング方法】による解決など、
どうしたら再現できるかをお伝えを必ずしています。
ただ再現がしやすい、扱いやすいだけでなく、デザインを加えたり、今までやったことのないスタイルにチャレンジしてみたり・・・
その時の気分も是非お聞かせ下さい。
『カット』
生えグセや髪質によって髪の動きは変わります。
それらを見極めながら〈毛先が自然に落ちる位置〉を予測しながらハサミを入れることが再現性カットの技術です。
これは実は非常に難しいことなんです。
それはなぜか？図を交えて解説したいと思います。
僕たち美容師は、初めてカットの練習をする時ウィッグと言うものを使います。
美容師ドラマとかに出てくる「あれ」です。
なぜウィッグを使うのか、簡単にいえば失敗しても大丈夫だからです。
お客様の髪を実験台に使うわけにはいかないですからね…。
ウィッグはあくまで綺麗に切るための「練習の道具」なのです。
そのため、基本的には毎回同じ条件であることが望ましいのです。
それとは対象に、実際のお客様の髪は上図のようにウィッグには存在しない要素が入っています。
このギャップを埋め合わせることが非常に難しいところなんです。
じゃあ、そのギャップをクリアするには何が必要なのか？
それは経験値しかないんです。
「髪の毛が落ちてきたらこんな形になるだろうからこう切ろう」
「これ以上短くするとハネちゃうかもしれないから一度確認をしよう」
「髪質的にこれくらいの量なら取れる」
などなど、これらは全て経験に基づく予測が可能となっているのです。
これはウィッグのカットのみでは決して得られない技術なのです。
もちろん、僕たちのサロンもウィッグを使った練習をしますが
それ以上に注力しているのがいかに予測を早くできるようになるかと言うこと
これが「再現性カット」の技術の源なんです。
まとめ
以上の２つが僕たちが大切にしていることで強みです。
最後に皆様にお願いです。
「素敵なヘアスタイル」とは美容師だけが創るのものではなく、お客様と共に創るものだと考えています。
なぜならば、家で再現性を実感するのも、スタイリングをするのもお客様だからです。
「スタイリングがやりにくい・・もっとこうなると嬉しい・・」などなど、
なんでも遠慮なくご指摘や、、ご相談をしてくださると幸いです。
満足していただけるまでとことん【再現性】と向き合わせて頂くことがOjOmanoの望みです。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました！
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