![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100506374/rectangle_large_type_2_d6e50b6680437fa0691ad300ae7c578f.png?width=1200)
Photo by
fairview_square
足をのせる
幼い頃からのクセで、寝る時は身体より足を高く上げないと寝られないのだった。
抱き枕が必須で、とにかくクッションや枕の上に乗せて高くして寝ないと気が済まない。
傍から見れば、「そんなへんてこりんな姿勢で寝るの…?」と驚くことだろうが、私はその姿勢が1番寝やすいのだ。
旦那と結婚し、一緒に寝るようになり、私は早々にそのクセの話をした。
「お兄さんの足に私の足乗せて寝ていい?」
と。
「ん?うん、え?うん?」
と、キョドられた。そりゃぁそうだ。
友人と寝た時も、ついつい隣に人がいるとクセで乗せたくなってしまう。
というか、無意識に乗せてしまう。
幼い頃母親と寝ていた時は常に足を乗せて寝ていたので、かなり根強く厄介なクセが残ってしまったんだろう。
しかも乗せる、といっても生半可なものでは無い。
なんなら両足。あるいは腹の上くらいに足をかけないと安定して寝られない。
体重40kgの女性の両足が乗るのだ。
旦那はさぞ重いだろう。
でも旦那は文句を言ってこない。
こんなへんてこりんなクセをもつ嫁でも。
ドシン、と両足を乗せられて寝られても。
旦那の腕枕で頭を乗せて、両足を旦那に乗せる。
もう体の半分以上旦那に乗って寝ているのではないだろうか?
でも私はその姿勢が1番安定して寝ることが出来る。
ポカポカと暖かい旦那の熱を全身で感じながら、
今日もぐっすりと、眠る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?