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論文対策:経営(選択科目)

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0.はじめに

こんにちは!おじゅんです。
ついに最終科目!経営学です!

論文3日目の最後は選択科目で、4科目の中から1つを選択します。割合は経営学が圧倒的に多く、次は統計学。経済学と民法はかなり少数派です。

偏差値によって得点が決定する論文式試験の特性上、母数が少ない科目は高偏差値を取りづらく、人数が多い経営学を選択するのが戦略的にも正しいと言えます。

また、経営学は計算もそこまで難解でなく、管理会計論との相関が強いため、予備校でも経営学を勧めることが多いです。

したがって、経営学で受験することを前提にして進めます。では、科目概要に入りましょう!


1.経営学について

経営学は、大問2個の構成です。第1問が経営管理(理論分野)、第2問が財務管理(計算分野)となっており、後者はファイナンスとも呼ばれます。

経営学は範囲の膨大さが大きな特徴。全範囲の対策は困難であることから、予備校は試験委員の研究分野などを踏まえ、内容を絞った状態でテキストを作成しています。

そのため、受講生としてはテキストに乗っている論点さえ抑えれば十分ということになります。


さて、第1問ですが、こちらはひたすら学校のテストのような内容を覚え、穴埋めや記号選択などで回答していくことが大部分を占めます。

記述部分もありますが割合は大きくないため、基本は単純暗記で対策していきます。ただ「経営はデザート科目」と言われるわりに、少し重いんですよね。

対策はそこまで長期間やる必要は無いため、第2問のファイナンスから学習を始めます。具体的な着手時期や温度感については、後述します。

次に第2問は、ほとんどが計算、少しだけ理論的な内容の記号選択問題が出題されます。

今の時期に言われてもピンと来ないとは思いますが、実はここ数年穴埋め式の問題は出題されておらず、理論は記号選択のみとなっています。

したがって、様々な用語は出てくるものの、正確に書き出せるようになる必要はなく、内容さえ分かっていれば良いです。


計算の内容は管理会計と被る内容が多く、特に短答では出るものの論文では出ない論点が経営学で出題される傾向があります。

論文管理の重点出題範囲の論点としては、経済的発注量(EOQ)や企業価値評価など。

重点出題範囲外であれば、財務諸表分析も経営学では頻出分野です(とは言っても、令和4年の論文管理で出題されていますが)。


また、ファイナンス独自の分野も当然あります。デリバティブ、オプション等の価値計算や、標準偏差の計算などがあります。ルート(√)などが出てきたりするのも経営学の特徴ですね。

計算自体は比較的管理会計論との親和性があり、少しだけ頭をひねったような出題がなされることも多々あります。


とは言え、他の計算科目に比べて問題の難易度は低い傾向があり、しっかり最低限の対策さえしておけば遅れを取る事はそうそうありません。

経営学はどのようにして最低限の労力で最大の結果を出すかが重要。それを、実現するための方法を考察していきます。


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