短答対策:財務
0.はじめに
こんにちは、おじゅんです!
本日は教科別noteのラスト、財務会計論について話していきます。短答式試験の500点のうち200点を占める財務は、言わずもがな最重要科目。それでいて、人によって対策が大きく変わる科目でもあると思っています。
具体的な部分はあくまで一例として、どう考え、どう対策していたかを中心に話していきます。
1.財務会計論について
財務会計論(以下、「財務」と呼びます。)は短答式本試験において最後に実施される教科であり、試験時間は他の科目の2倍である「2時間」にものぼります。
実配点は200点となっており、"財務を制するものは短答式試験を制する"と言ってしまっても問題ないくらいです。
当然、財務の重要性が受験生の中でも周知されており、どの受験生も最も時間を投下します。その上、得点分布が最もバラけるのも財務ですから、普段の学習方針の違いが短答合格の可否に大きく関わる科目なわけです。
もちろん単純な投下時間の差もあります。しかし、多くの短答過年度生が時間を投下するにも関わらず点数に伸び悩む事実を鑑みると、勉強方法の適否が成績の上昇ないし下降にかなりの影響を及ぼしうるわけですね。
しかし、求められている能力は不変ですから、その能力を身につけるための対策さえしていれば良いわけです。このnoteでは求められている能力を明確にした上で、それに対応する対策方法・学習方法について提案していきます。
さて財務の配点ですが、計算は約120点、理論が約80点であり、各問題において、総合問題を除き1問は8点(※)。理論問題が他科目では1問5点であるにも関わらず、財務のみ8点であることから、理論の1問の重みが相対的に大きいです。
※ 年度により変動があるため「約」と表記
特に、計算の難易度よりも、理論の難易度の方がブレにくいですから、理論の安定が短答式試験全体の得点率においても重要なインパクトを与えるわけです。
また、財務は計算と理論の繋がりが管理会計論に比べ密接ですから、財務理論(以下、「財理」)ができるようになれば財務計算(以下、「財計」)の点数向上も期待できます。逆に言えば、財理ができないと財計も出来ないわけですが、、
というわけで、計算と理論のバランスを考えながら学習するのが理想です。計算は膨大な知識を使って様々な計算方法を駆使して解くことを求められますから、理論に比べると割くべき時間は多いです。
ただ、計算の基礎を作ってしまえば、あとは財理と密接型の演習を行うことも実力向上に寄与します(後述します)。
財務全体を通して求められるのは、財務自体の体系的な知識と、ちょっとした応用力です。あとはどれだけ細かい知識を拾っていけるかという勝負になります。どのような対策が必要かについて、考えていきましょう。
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