短答対策:監査
0.はじめに
こんにちは。おじゅんです。
3教科目の監査です。監査論の対策については各大手予備校でも見解や方針が分かれ、様々な言説が存在します。
今回は自分なりの分析に基づき、監査論に対しての姿勢、やるべきこと等について話そうと思います。
1.監査論について
監査論ってどんな教科?と短答合格者に聞くと「フワフワした科目」だとか「暗記科目」だとか、大体そのような解答が想像できます。
CPAにおけるスタンダードコースの場合、財務、管理、企業といったカリキュラムを乗り越え、短答式試験の影が見えてきた人のみがたどり着く最終教科的な位置づけがなされています。
この教科は、企業法的な結論暗記系統の科目も一面もある一方で、そもそもの"監査論的考え方"を使用して解く問題が出題されることもあり、複数の顔を持つ教科だと言えるでしょう。
短答監査に対して明確な対策法が確立していないのは、この複数の特徴を持つ事実に起因し、監査論は何となくやっておけばOK、という風潮を生み出している発端となっています。
では、監査論の攻略にはどのような能力が求められるか。
1つ目は暗記教科的な一面への対策、したがって問いから問題点を抜き出し、結論を覚え、その覚えたものと照合する能力です。
2つ目は"監査論的考え方"そのものを習得する、すなわち監査で行われている手続きや考え方を理解する能力が必要と言えるでしょう。
では、フワフワ教科・監査論の攻略に移りましょう。
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