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でち映画2023/05/01「極楽特急」

 先々月あたりから、先達たるシネフィルに「おすすめ映画3〜5本を毎月消化せよ」という、幸せなノルマを課せられています。

 極楽特急は1932年エルンスト・ルビッチ監督のおしゃれなロマンティック・コメディ(というか、この時代自体のおしゃれ性が高い!)自分が古い映画に漠然と求めていたものが、なんかいきなり全部揃ってて良かった。

 たまたま別記事のために、普段飲まないお酒を飲んで鑑賞したこともあって、頭をあまり使わず楽しめた。いい歳したおっさんなので色んな暗喩もだいたい察する。

 ラストは「惹かれ合うこと」と「認め合うこと」の対比という印象。今風に言うと「負けヒロイン」が報われる作品なので、そういう展開に飢えている人は、観れば少し心が安らぐかもしれない。

「ルビッチはいいぞ」と薦められたこともあり、逆に今後ルビッチを観る時にはどういった「よさ」を求めるべきなのかが、すごく分かりやすく伝わった。

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