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おじさん小論文03 「体調について」

 未熟児だったせいか身体が弱く、風邪などを引きがちで…とよく人に言うが、振り返ってみると、この年(おじさん)になるまで、大病を患うこともなく生きてこられた。

 その上で、この年まで日々の体調の悪さに悩まされていたのも事実である。男のくせに?冷え性で、すぐ肩腰が痛くなり、昼食後は貧血に近い状態になって仮眠などをしていた。

 最近は、しぶしぶ運動をルーチンに取り入れたことで、ある程度改善されたものの、気を抜くとすぐに予定が滞ってしまう。

 今月の初めには「どうもダメそうだ、底が抜けそうだな」という気配がした段階で、いったん全てのタスクを捨てて休んでみた。これは正解だったらしく、通常一週間は引きずる不調を、3日くらいで終わらせることができた。

 そういうことが頻繁に起こるので、人からの頼まれ事に締め切りがあると迷惑をかけることになってしまう。だから「いつでもいい」「自分のペースで」と言ってもらえるものしか引き受けることができない。どうしても、締切を設けなければいけない場合は、自分ができると思う日数+30日で設定して、結果それでギリギリということになる。

 去年1年は、単発の依頼を受けてお仕事をする種類の働き方を目指していたが、これがあるので挫折した。生計を成立させるためには、私が1ヶ月かかる作業を2日で(しかも次々と)こなさなければならない計算になるからだ。

 なので、Youtubeなどを駆使して「自分で決めた毎日のサイクルを回しているだけで生活できる」仕組みを構築しなければいけない。体調と予定、適性とツール、そういったものを複合的に連携させようとするとき、そのシステムは「ビオトープ」と呼ばれるものに近づいてくる印象がある。

 この言葉を初めて聞いたのは「勇者のくせになまいきだ」というゲームのシステム紹介だった。最近では「サバクのネズミ団」というゲームが、それに近い仕組みを持っている。

 自分自身を、生態系の生息空間とみなす。上記のゲームであれば「ダンジョン」だったり「サバクフネ」だったり、あるいは「箱庭」のようなものかもしれない。

 そういった「場」の中で、資源の流入と消費、情報のインプット(トレーニング)とアウトプット(フィードバック)、全体を評価する意味での「体調」と、それに対するメンテナンスおよび管理ツールがあり、その結果として「(自分自身の生存を含めた)継続」を目指す。

 こういったところまで、自分の求めているものを言い表せるようになってきた。次は、この「ビオトープ」に対して、具体的にどのように働きかけることが良いのか、その解像度を上げていきたいと思っている。


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