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おじさん小学生の読書メモ21回目

今日は読む本をあらかじめ決めてみたが、まあ案の定、就寝前にパラパラと見る程度である。

「熊楠原論」面白すぎて、逆に警戒してしまう。この在野の人(著者)は、どうしてこれだけの著作を出して、その分野に大きく取り上げられていないのだろう?アカデミックの精査(きっとありますよね?)に耐えられない内容なのか?そのあたりの知識がまったくない。

同様に「儀式論」も、学徒によるものではなくて社長さんの書いた本なのだけど、もちろん面白いんだけど、果たしてどこまで真に受けたら…という言い方は変だけど、どこまで鵜呑みにしていいものか、不安がよぎる。

だからいっそのこと、これは仲間内でやるLT(ライトニングトーク)と呼ばれる自主研究の発表だととらえることにした。それなら、自分が勝手に感銘を受けて楽しめばいいし、そこからさらに別の文献にリーチできればいい。

とくに「熊楠原論」の序盤に登場した鶴見和子は自分の中で新キャラなので、その著作にあたってみようと思う。

一転して「レヴィナス『顔』と形而上学のはざまで(佐藤義之)」を読むと、こっちはもうコッテコテの学術論文な書き方で、その筆致にはほんのりと覇気めいたものが感じられて良さがある(良さとは???)

「顔の無限責任」は不完全義務でも完全義務でもない、というところまで読んだ。前に読んだ時もここ止まりだったと思う。

変わり種として気まぐれに借りた「中国現代文学史」も読んでみる。聞いたこともない主義や作家の名前が出てきてオリエンタルな気持ちになる。

東洋の思想的リーダー国家としての自負をもって然るべきの中国が、西洋の文化を受けて家族本位から個人本位⇨社会本位⇨民族本位と遷移していったらしく。ほえ〜となる。また中国の自由と平和を脅かす侵略者として日本も重要な役割を担う。

そんなこと考えたこともなかったなと思う。おなじノリで「韓国文学ガイドブック」も借りてきたのだけど、こっちも読んで、外国の文学の系譜や歴史に触れることは、何かの役に立つかもしれないし、何の役にも立たなくてもいいっちゃいい

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