見出し画像

第5回寄稿 タイダン 「“はじめての”群馬旅行記」

見本市2024「しばいぞめ」では、活動最初期にあたる9団体を選出し、ショーケース型の公演を行います。

【公演詳細】
見本市2024「しばいぞめ」
2024年1月5日(木)ー9日(日)@王子小劇場

インタビュー企画に続いて"団体からの寄稿"を集めました!
公演に先駆けて、団体さんの個性を知っていただく機会になれば嬉しいです。
第5回目の寄稿は演劇ユニットタイダンさんからお寄せいただきました

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

群馬に、行きました。

皆さんにとっての“群馬”どんなところでしょうか? ぐんまちゃんや富岡製糸場、コンニャクや温泉などイメージされますか? それともなにか特別な思い出がありますか?

大学4年生の夏、私(イロハス)は“群馬”に向かっていました。面接を、受けるためです。落ちて落ちて落ちまくり(といえるほどには真面目に就活はしていなかったのですが)の私、最終面接するからおいでと呼んでくれたのが、とある群馬の塾でした。

遠い!でも赤羽から1本なんだ!

心臓バクバク、靴擦れズキズキ、高崎駅のトイレでメイク直して前髪あげて臨んだ最終面接。

受かりました。

国語と算数のテストを解いて、社長が書いた怪しげな本をもらって、社長の話を聞いていたら終わってました。あなた合格ね、と。

ありがとう社長、ありがとう群馬! 

浮かれて飛び出て「ご当地! 群馬の五条悟キーホルダー」を買って帰りました。

けれど結局、私は内定を辞退しました。他にも内定をもらったわけじゃなく。

群馬に踏ん切りがつかなかくて……。群馬での生活、群馬での人生。朝起きてから死ぬところまで想像してみましたが、決められなかった。そうしてずるずる悩んだ挙句にさよならしたのが、私にとっての群馬でした。

そんな群馬に再び足を踏み入れたのが今年の10月。タイダンのメンバーと、それから座組みの人と一緒に🐎群馬旅行🐎に行きました。

というのも、前々から話はあったんですね。私たち(演劇ユニットタイダン)結成1年ちょっとですが、ちっとも一緒に遊んでないなと。

なぜか?

A.いつも演劇をしているから。

でもせっかくだしねって。旅行とか行きたいじゃんってコトで始まった群馬旅行。そう、つまり、これは、私たちの“はじめての”旅行!

(大丈夫でしょうか? 今回の企画趣旨にきちんと添えていますでしょうか? 不安です)

※このnoteは“はじめての群馬紀行”です

長い長い電車に乗って群馬に向かうよ

ただまあ、本当にシンプルに旅行って訳でもなくて。次回作『引越し!』、実は群馬が舞台なんです。就職をきっかけに群馬に越してきた女の子の話(およよ? 並行世界の私か?)

つまりこれは取材旅行! 加えて次回ビジュアル撮影旅行! やることいっぱい! 私たちは時間内に終わらせることができるのか!?

高崎駅で記念の群馬ポーズ!

レンタカーをレンタルして、最初に向かったのは“富岡製糸場”

ガイドブック片手に散策中。煉瓦造りの建築物がエモいわれぬ雰囲気を醸しています。

時代を経て、所有者が変わり、方針も変わり、改築増築を重ね、振り回されるようにいまの姿になった富岡製糸場。だそうで。その歴史に想いを馳せつつ。

生糸を観察中
生糸!生糸!生糸! 日本の近現代とともにあった生糸!!!!!

日本初の電動機械が導入されたんだったか、なんだったか記憶が定かではありませんが当時の最新技術が詰め込まれていたという富岡製糸場。

なんとなく、全国各地から若い娘が誘拐同然に連れられて、朝も夜もなく働かされる、極悪非道残虐無慈悲、といったイメージでしたが。

必ずしもそうでもなかったようです。高級取りの技術職だったらしく、ここで働いていた女性たちは地元に帰ると、富岡製糸場で学んだことを伝えていったのだとか。

また、お金もけっこうもっていたようで。高い着物を持ち込めばバンバン売れたみたいです。

そ〜なんだ!

でかい機械!
なんかの建物!
富岡製糸場から見えた川!

まあこの他色々盛りだくさんで、展示もいっぱいありました。おもろおもろです。

それはいいけど。それはいいんだけども。皆めっちゃ読む。とにかく止まる。午後にも予定が詰まってるんだっちゅーの!

すでに予定は大狂い。ラーメンかき込んで(オレンジジュースを飲んだり忍びラーメンを食べたりしました。群馬の人にとっての海とは茨城なのだそうです。「群馬明太パークに行くくらいならさ、茨城の、海の近くの、明太パークに行くね」と昼飲みしていた近所の方が教えてくれました。私にはいまいち群馬の明太パークと茨城の明太パークの違いが分かりませんでした。)

しいたけラーメン!!!

そうして我々が次に向かったのはコンニャクパーク!

こんにゃくパークってご存知ですか?

入場料無料でこんにゃく食べ放題の夢のような施設です。まじで夢みたいでした、夢っていうか…白昼夢…?

全部こんにゃく

食べ放題の取り放題!! 

こんにゃくラーメンとか、こんにゃくのレバ刺しとか、こんにゃくのデザートとかも〜〜〜〜なんでもあります。

なんでも食べられるけど、カロリーゼロ!! だって全部こんにゃくだから!!!

さっきラーメン食べたばっかなのにな…
デカくてピンクの鳥居
あとなんか、口元が割れている動物たち

こんにゃくパークについては私、今でもなぜだか、上手く説明出来ないんだ。夢みたいな場所、としか言えねえんだ。でも他に味わったことない気持ちになれたから、ぜひ一回行ってみてくれよな!

そうして日暮れギリギリになってようやく撮影に取り掛かった私たち。(時間が無くなったので明太パークに行くのは諦めました)

雰囲気のある群馬の川べりで撮影します。

待って、もう16時過ぎてる!!

日が暮れちゃうよー! 日光がなくなったら写真がブレブレのぶれになっちゃう!

めちゃブレの酒井
シャツタースピード優先でとった闇

よく撮れた写真は多分Twitterに上がります。きゃわきゃわ写真が撮れたからそっちで見てほしーな😉

とにかく気合いでピント合わせて撮影終えて、もうすっかりクッタクタ。レンタカーも返さなきゃ行けないしね。さあ、高崎駅まで戻らなくちゃ。

高崎駅で高崎を飲んじゃったりして

ほくほくの帰宅ですーーーー!

ありがとう群馬、またね。

という訳で、演劇ユニットタイダン次回作『引っ越し!』実は群馬が舞台だとかそうじゃないとか。

この寄稿文を読んでくれたそこのあなた!

ぜひぜひ劇場にお越しください〜〜!

はじめましての方もそうでない方も、一緒に「しばいぞめ」をしましょう!

いつでもどんなときも、そして見本市でだって、いっちばん新しい私たちで、まるではじめましてみたいに、舞台にあがります。

乞うご期待!

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

「引っ越し!」フライヤー

◎作品情報◎
演劇ユニット タイダン「引っ越し!」

~あらすじ~
演劇ユニットタイダンはランタイムを守ることが苦手。
しかし、演劇祭はランタイムが決まっている。
なぜならたくさんの団体が参加するから。
わたしたちは時間内に公演を終わらせることができるのか!?
演劇人生をかけた感涙必至の新春時間厳守2.5倍速コメディ、とくとご覧あれ!
※引越しはします。

~作・演出~
飲茶ニラ(タイダン)

~出演者~
城野さん:城野史香(タイダン)
酒井さん:酒井まりあ(タイダン)
イロハスさん:イロハス(タイダン)
飲茶さん:飲茶ニラ(タイダン)
やまと君:石田志門

演奏
ぽんた(金魚):吉田菜那子(ガクダン)
おばけ① :とっちきとっちき(ガクダン)
おばけ②:坂井治樹(ガクダン)

アンサンブル:柴いぬ子 、匿名希望

〜スタッフ〜
音楽監督:坂井治樹(ガクダン)
舞台美術:イロハス(タイダン)
宣伝美術・広報:酒井まりあ(タイダン)
稽古場管理:城野史香(タイダン)
演出助手:柴いぬ子 、匿名希望
ありがとう:すぎ

~参加チーム・タイムテーブル~
Bチーム
(ヨルノサンポ団、企画山と同時上演)

2024年1月
5日(金)19:00
6日(土)15:30
7日(日)19:30
8日(月)14:00
受付開始・開場は開演の30分前。
上演時間は約100分予定(1団体につき約30分の上演)。

〜ご予約(演劇ユニット タイダン扱い)〜

※次回は明日、ふわふラプニカからの寄稿です。次回もまたお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?