おひさしぶりです

お久しぶりです。と、言ってもおひさしぶりという人は多分いないと思う。推敲も箱書きも全くないただの文章の羅列のノート。

まさに落書き。

僕は昔から落書きが好きだった。おばあちゃんの家に行くと必ず、使い終わったカレンダーや、包装紙の裏に落書きしていた。あの頃は世界がもっと広かったと思う。自分の中で鮮やかに自分の世界を作れていた。年々、歳を取れば取るほど、ものに対して細かいところまでこだわれるようになってきたが、同時にあれもこれもと考えて頭の中で飽和してそのまま蒸発してしまうような感覚に襲われるようになった。何も考えずに書けていたことがいつのまにか書けなくなっていた。自分の描いていた世界が平坦のように思えてきた。縦横無尽に走っていた電車も、流れていた川も、行き交っていた人もいつのまにかいなくなっていた。

ただ、絵は描けなくなってしまったが、演じることは年々、少しずつだが、自分の中で成長を感じられるようになってきた。色々な人と出会い、教わり、学び、遊び、その中で少しずつ汲み取ったものが染み出してきてようやっと今演劇を楽しんでできるようになってきた。マラソンのように演劇が続いている時期はとりあえず目の前の演劇を消費することに精一杯になっていたけれど、大学を卒業して演劇だけになった今、役と向き合うことの楽しさに気づいた。絵の時は、風景ばかり描いていて人間はほとんど描いてなかった。そんな自分が、人間を観察して人間をやっているのだ。ただまあ、多分今もそこまで人間の絵は描けない。内面的な部分や表面的な仕草、言動、生き様とかに興味があるんだと思う。まあ難しいことはあんまり考えてないので、ひとまず、楽しけりゃいいってこと。怒られたら辞めてやるっていう精神でひとまず、全力に。自分のできる限りのことを。楽しめ楽しめと先人たちは言ってくるけど、まあ、その通りだと思う。楽しいことしかしたくねえ。たとえ辛い過程はあるだろうけど、その先にそれを上回る楽しさ、達成感がある限り、やり続けなきゃなとか思う。乱文なので読みづらいとは思うし、自分も多分読み返さないとは思う。ここ最近の自分の考えをまとめるつもりが初っ端から脱線してしまった。今日はここら辺で。次回はいつになるかわからない。気が向いたら。

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