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【詩】未婚化の原因は「結婚の外圧が無い」から

結婚というものを自分も「本当にするんだろうか」と小学校ぐらいにはうすぼんやりとしたイメージがあり、中学校で「異性と付き合うことなどできるんだろうか」となり、高校で「そもそも友達というものができるんだろうか」となりました。

大学に行ってからは「男女交際というのは都市伝説だな」と確信するようになり、社会人でようやく「男女交際」を経験することができました。1回、3ヶ月だけですけどね。

でまあ、「その1回の交際経験で結婚を考えたのか?」と聞かれれば「付き合って間もないのにどうして結婚をかんがえるの?」と逆に質問を返したでしょう。

そもそも結婚どころか異性交友さえモニターの向こう側の世界だと感じていた自分からすれば、交際ができたという時点でもうファンタジーなわけです。

そもそも異性交友ができる男性というのは少数派です。この男性が多くの女性たちと交友を持つことで「ふわっとした一夫多妻制」が実現されているのが現在という気がします。マッチングアプリなどでもその中で実際に「宗教や売り込みや食い逃げを除いた」純粋な出会いをした男性は割と少ないと思います。

さて、結婚という意味を考えれば考えるほど「これって自発的にやることじゃなくね?」という気持ちが強くなります。そもそも夫婦という形になるときに両家を合わせるということになるわけですがここがまたしんどいポイントです。

更に婚姻届を出してからの稼ぎというものは夫婦の共有財産扱いになります。仮に結婚時点で男性の年収が2000万円、女性の年収が300万円だったとしましょう。

ところが結婚後すぐに男性の年収が0円に。女性の年収が変わらず300万円だったとします。そうすると女性の稼ぎの方が多いので女性には共有財産を男性に渡す必要も発生します。逆もしかりです。支え合って生きていくと誓い合ったのだから当然といえば当然です。

さらに子供は作れるかどうかは運次第な部分もあります。昔は出来ちゃった婚などと言われてバカにされている雰囲気もありましたが、不妊治療などで苦しんでいる夫婦をみていると実は理にかなっていた気もします。

恋愛結婚をする人が大半の時代、好きな気持の最高潮でご結婚されることが多いのだと思いますがその愛が続くことはどうやら稀なようです。そのための努力を怠った途端に離婚となります。慰謝料や子供がいれば養育費の負担などがスタートします。それだって踏み倒す男性が多いようですけどね。

結婚で唯一良さそうな点は子孫を残せる「可能性」ができること、なわけですがその子孫もいつまで手がかかるか分かったものではありません。就職できない、できても稼ぎが少ないということで犯罪の片棒担ぎのような仕事して、最後まで困らせるかもしれません。

なぜかつては結婚していたのかといえば、結婚することを良いことと捉え、独身者を異端としていたからです。

しかし最近の調査によるとこの結果は真逆になりそうです。

未婚者が多数派。
既婚者が少数派。

個人の自由を重んじる社会になると、自由がなくなる結婚を避けるのは自然な選択と言えます。

では少子化対策としてはどうすればいいのか、極端で皆さんの脳から脊髄反射で拒否が出そうなことを言えば18歳になった時点で結婚を義務化・違反者の厳罰化です。

もちろんこの理論で言えば「生殖者たる人物」である必要があるので、健全な性機能を有している男女のみがその対象となることでしょう。役所からある日「この人と何日以内に会い、結婚しなさい」という強制令状が届きます。

健全な性機能を有している者、という以外は見た目も経済状況も完全なランダムで結婚相手が決定されます。特定に日程までに婚姻を行わなかった人たちにはケアワーカーによる嫌がらせのような婚姻導きのための時間を設けられます。これを拒否ると公務執行妨害になる。ここで根負けさせるわけですね。

根負けしなかった場合、ついに法執行となり結婚を強制させるわけですね。もちろんこんなことは重大な人権侵害と否定されて当然だと思いますが、少子化対策としては効果があると思います。

つまり人権を認めると人が生まれなくなり、人権をなくすと人が生まれるようになるようです。

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