USBの歴史:多様なデバイスを繋ぐ万能規格の誕生と進化
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1. はじめに
現代のデジタルライフにおいて、なくてはならない存在となったUSB。その誕生と進化の過程を紐解き、技術革新と社会への影響を探ってみましょう。
2. 混沌とした接続環境:USB誕生の背景
1990年代前半、PC周辺機器の接続方法は混沌としていました。キーボード、マウス、プリンタなど、それぞれ異なる規格のインターフェースが乱立し、ユーザーにとって使いづらく、メーカーにとっても開発コストの増加を招いていました。
3. 革新をもたらしたUSB 1.0規格の登場(1996年)
この状況を打破すべく、Intel、Microsoft、Compaqなど7社が共同で開発したのがUSB規格です。1996年に策定されたUSB 1.0は、以下の画期的な特徴を備えていました。
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