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【家電】北海道でクーラーを購入する話🔰(2024年)

おそらく、北海道民以外で、このタイトルを見た方は「コイツは一体何を書いてるのだ?」と思うかもしれません😅。

しかし今、
北海道民にとって
「今年こそ、クーラーを買う?買わない?」
結構話題に上るホットワード🔥。
重要な問題なのです。

既に全家庭にエアコンが備わっている本州など内地と違い、北海道はエアコン販売のブルーオーシャン。
普及率は恐らく40%程度もないんじゃないかな。
まだまだ低いものの、やはりどの家庭でもエアコン導入を検討しているという話は、最近よく聞きますね。

ところが、クーラーに馴染みの無い道民は、
何を基準に、どれをどう買ったら良いか、
なかなか分かりません💦

「北海道 クーラー 購入」で検索しても、あまりユーザー側の具体的な購入例が見当たらなかったので、オジロワシが自らその体験談を書くことにしました✍。

全く予備知識0で、何をどうすれば良いのかわからないので、ホントに基礎の基礎編です🔰。

■エアコン(クーラー)の基本

エアコン(クーラー)は
①部屋に置くエアコン本体
②外に置く室外機(排熱用)
③エアコンと室外機をつなぐ「ホース」と「穴」
の3点セットで構成されます。

■予算

先に結論を書くと、予算はズバリ
最大30万円! 
を目安に考えましょう
(機種代+工事費+消費税の総額)。

もちろん、
どこにつけるか?
1戸建てかマンションか?
部屋の大きさは?
機能は?
メーカーは?
によって、幅がありますから、
10万円台で済む人もいるかと思います。

あくまでオジロワシ個人のケースだと思ってお読みください🙇




01)北海道の夏は、もはや北国ではない!


北海道の夏は涼しくて、
お盆が過ぎるまでの束の間の数日間、
夏の暑さを楽しもう☀️
なんて話はいつの時代のものでしょう?
昭和???

あまりに冬の寒さが辛いので☃️、ついつい夏が恋しくなりますけど、気が付けば、ほんの数年前から、ものすごく暑くなっていますね。

ちょっと衝撃だったのが、
過去3年の札幌市の平均気温🥵

8月で見てみると
2021年が、30℃以上が11日で、35℃以上は1日。
2022年が、30℃以上が1日で、35℃以上は0日。
ところが昨年2023年は、
30℃以上が22日で、35℃以上は3日!

2022年がわずか1日だったのに対し、
翌2023年は22日連続真夏日です!☀️☀️☀️
しかも
8月は25℃以下に下がった日は1日もなく、
更に、2023年8月23日は
観測史上初の36.3℃を記録しています🥵🥵🥵

猛暑日は35℃以上。
真夏日は30℃以上。 
夏日は25℃以上。

生まれてからずっと北海道で暮らしてきて
8月が全て夏日だったというのは、
さすがに記憶がありません😰。

(気象庁発表)

ん〜、ここ数年、扇風機を数台使って乗り切って来ましたが、遂に北海道でもクーラーが必需品の時代がやって来ましたね。

しかも、最近はクーラーと呼ばず、世の中的には、エアコンというらしい。
そんなことすら、北海道民は知りません💦


02)お婆ちゃん家に設置することに


昨年(2023年)のお盆の里帰りは、ホントに辛かったですね。
ただ、夜は窓を開けっぱなしにしておくと、涼しい風が入って来るので、
眠れないことはありませんでしたが、
やはり昼間は辛かった( ノД`)。

更に怖いのは、高齢者の一人暮らし👵🏻。
高齢者は、老化の影響で、暑さや寒さも感じにくくなります。
里帰りした我々があまりの暑さに辟易していても、お婆ちゃんは意外に平気な顔をしています😽。

実際、加齢のため、暑いと判断する脳の機能が低下して、
知らず知らずのうちに、熱中症で倒れてしまうケースが多発
こりゃ心配です😨。

ただ、「喉元過ぎれば〜」のことわざ通り、
秋風が吹き、冬になると雪掻きに追われ、
「クーラー」のことなどすっかり忘れてしまいます。

今年のお正月に里帰りした際に、
改めて、クーラー購入の話になりましたが
予算感やら相場、どこで買えば良いのか、
家族全員、全くチンプンカンプン
で🫢
ネットを眺めても、7〜8万円や、10万円くらいの商品が、目に飛び込んできて、案外、ニーズが増えてるから、値下がりしてるんじゃないのぉ〜
なんて呑気に構えておりました😺

因みにお婆ちゃんの家(実家)は、木造の1軒家。
築年数50年超えの物件です。


03)エアコンはどこで買うか?


初心者の素朴な疑問。
最近、「家電」はネットで買うことが増えています。
まぁ、当然店頭で買うよりも安いし、コンセントを差せば、そのまますぐに使えるし。
最近では、クルマの「タイヤ」ですら、ネットで買う時代です🛞。

概ね、エアコンの購入先は下記の3つです。
①家電量販店
②ネットショップ
③専門の設備工事の店

②のネットは安いので、最有力候補ですが
知識0の我々には、少々ハードルが高い💦

③の設備工事の店は、
お婆ちゃん家のご近所さんが、そこで付けてもらったそう。
考えてみれば「エアコン」は
家電製品というよりも、給湯ボイラーやストーブのような「住宅設備」ですから、
こうした専門店に依頼するという手もありますね。

もちろん、知識0の我々は、まずは
①の家電量販店に足を運んで、情報収集をしてみることにします。

▲週末になるとやって来るチラシ!
何をどう見て良いのやら。
49,800円の機種に惹かれますね♡



04)部屋の広さを考える


お店に行く前に最低限必要なのが、部屋の広さ
どこで使うのかを想定しておきます。

お婆ちゃんの家は、4畳半と8畳の居間がぶち抜きになっていて、更に居間の奥に6畳の仏間がある間取りなので、最大18畳。

そんなに広い部屋向きのエアコンはいるかな?
まぁ、12畳〜14畳の広さで良いでしょうね。

お店のエアコンコーナーを眺めてみると
エアコンの機種は、概ね、6畳〜20畳のタイプが揃っています。
もちろん、部屋が広い方が値段も高い。

素人考えで、安い6畳タイプを買って、
広い部屋でも使えばいいんじゃないの?
なんて思ってしまいますが、
基本的にはNG。

6畳タイプで、広い部屋を冷やそうとしても、
いつまでたっても冷えませんので、ずーっと設定温度になるまでエアコンが動きっ放しになるので、電気代がかかって余計に不経済だと。
更に機械に負担がかかります。

例えていえば、軽自動車のサイズの安いタイヤを、大きなサイズのクルマに取り付けるようなもの🛞。
金額だけでは判断できません😔。

(でもチラシを見ると、金額がドーンと飛び込んで来て、左上に小さく畳数が書いてあります。)

どの部屋で使うか、まず「広さ」を想定してからお店に行くことが肝心です。

一応、スペックなどで比較する場合、
基本は、①6畳用 ②10畳用 ③14畳用
で、比較検討すると良いみたいです。


05)エアコンはいくらか?


これも悩ましい問題ですね。
やはり、高級品というイメージは否めません。

北海道の場合
まず、大きく分けて
「寒冷地用」か「標準仕様」か?
の違いがあります。
当然、「寒冷地用」の方が金額は高い。

どっちがよいかは、ケースバイケースですから
何とも言えませんが、
お婆ちゃんの家では、冬は今まで通りストーブを使い、暖房にエアコンを使う予定がないので、
「標準仕様」で問題ありません。

後は、広さと機能、メーカー、年式によって値段は異なります。

参考までに、機種代だけの目安だと
6~8畳/6万円〜12万円
10~12畳/10万円~15万円
14~16畳/12万円~30万円
と、ホントにピンキリ。

メーカーによっても、機能によっても、ネットや店頭で買うか、時期によっても価格が異なります。
人気の機種は、もう少し値段は張ります。

なんとなくの予算感だと、一軒家で使うなら
ざっくり、15〜20万円くらいじゃないかな?
全く根拠はありませんけど。

但しこれは、機種代だけの話。
これに、「取付設置代」が別途必要になりますね。

室外機をどこに置くか、電圧は大丈夫か?
壁にも穴を開ける必要もありますから。

エアコンを買ってきて、コンセントを差せば、
あっという間に涼しくなる
という訳ではありません。

最初に書いた、予算総額最大30万円というのは
あくまで、工事費と消費税も含めた
オジロワシのお婆ちゃんの築50年の一軒家という
想定
なのです
(実際はもう少し安くなると思いますけど)。

実際に、家を見て設置場所を決めるまで、
正確な金額は算出できないそうです。


06)やはり工事が必要


エアコンを設置する場合、
必ず必要なのが設置工事費用。

室内にエアコンを設置する費用に加え、
室外機の設置だったり
室内のエアコンと室外機をホースでつなぐ作業、
壁の穴開け工事、専用コンセントの追加設定
などなど、
1軒1軒、仕様が異なるので、実際に現地を見てみないと、正確な金額を算出できないそうです。

特に、北海道の場合、
室外機の設置場所が重要な問題。

要は、屋根の上から雪が落ちてくる場所には置けません
雪に埋もれてしまう場合は、設置台や防雪フードを置くケースもありますので、余計に費用がかかる可能性があります。

更に古い家だと、アスベストが使われていると、余計な法的費用も発生します。

また、古い家だと、契約アンペア数や、電圧の問題があります。
最新式のエアコンは200V対応の商品が多いのですが、古い家だと100Vまでしか対応していないというケースもあります。

実家も築50年超えですからね〜。
そうなると、追加で電気工事も発生しますので
更に予算が必要となったりもします。


07)どのメーカーを買うか


これも全く想定していませんでした。
電気屋さんで見て、説明してもらいましたが
三菱電機の「霧ヶ峰」、
日立の「白くまくん」、
パナソニックの「エオリア」、
東芝の「大清快」、
ダイキンの「うるさら」
など、
TV-CMなどで聞いたことがあるエアコンが人気のようですね。
同じ三菱でも三菱重工のエアコンは「ビーバーエアコン」というそう。
この他、富士通やシャープ、アイリスオーヤマ、コロナなどがあります。

上位モデルは国産ですが、標準や下位モデルは、中国やタイで製造するメーカーも多いらしい。
三菱電機の「霧ヶ峰」は全機種国産だそうですが、やはり国産は全体的に高いかな。

故障が多い機種もあるようなので、
保守サービスの有無や対応も調べておいた方が良いですね。
口コミサイトも参考になるかもしれません。

また、どんな機能があって、何が必要か?
も購入する上でチェックしたいポイント✅。

エアコンはクリーニングも必要な機械なので、
その辺りもキチンと確認しておいた方が良いですね。
お掃除機能が付いたエアコンでも、やはり、小まめな内部クリーニングは、欠かせないそうです。

もう、後は好みの問題かもしれませんね。

色々様々な機能に目が奪われますが、ミドルクラスの品が良いかもしれません。


08)いつ買うか?


これも、ケースバイケースですが
オジロワシは先週3月の某日、某家電量販店で
即断即決で、購入しました。

最初はあちらこちら見て回ってからとも思いましたが、よくわからないし、見ても悩むだけなので、勘で決めました。

3月は、家電販売店の決算期が多いので、
そのタイミングで買うのが良いかもしれませんね。

前のシーズンの型落ち品ですが、決算セールで
14畳タイプ、通常18.2万円の商品を、12万円でした(税込)😸。

驚いたのは、やはり
決算セールを目掛けて購入する人が多いので
在庫限り、品切れゴメンというケースも多いそう。
同じメーカーで、12畳タイプ以下は、他の店舗も含め、既に売り切れとのことでした。

クーラーはどうやら売り手市場の様子。
私と同じく、客側は昨年の暑さが堪えているせいか、少しでも良い品をなるべく安く欲しいもの。
今のところ、販売する側が有利だと思います。

で、結局エアコンはいつ買うのがベストかという話ですが、こればっかりはタイミングですね。

エアコンのモデルチェンジの時期は
グレードによって異なり、
10月~11月に上位機種、3月~4月に下位機種の
新モデルが発売されることが多いそうです。

エアコンのモデルチェンジが行われたあとは
型落ち品が安く買えるようになります。
但し、上位モデルと比べて、下位モデルは値段が下がりにくいそう。

エアコンは4月に買うのがベストという話も聞いたことがありますが
まぁ、3月~4月で良いと思われます。

一応、内金1.6万円を入れて、先に品物だけは確保。
因みに、こちらの内金は、カードが使用できず現金のみでした。

現地調査は、雪が溶ける4月以降は既に結構埋まっていて、結局5月に行い、そこで見積算出、
改めてお店で総額を支払い、
6月に設置という段取りでスケジュールを組みました。

※この時、全額をカード払いにすると、内金で入れた1.6万円は現金で返却してくれるそうです。


09)エアコンが設置できない家もある!


今までの話は、実家のお婆ちゃん家にエアコンをつける話で、実際、札幌の我が家には、まだエアコンがありません。

実は我が家は築20年の「高気密高断熱住宅」
夏は涼しく、冬は暖かいという触れ込みで
頑張って建てたのですが
当時はまさか北海道でエアコンが必要になるとは夢にも思っていませんでした😰

実は我が家の場合、高気密住宅のため、エアコン用の穴を勝手に開ける訳にはいかないのです。
エアコン用の穴を開けることで、構造上の計算数値が狂い、結露やカビの発生、酷い時は地震での倒壊というケースにまで至るというから驚きです。
北海道の場合、同じようなケースの家が多いらしい。

実はこれがここ数年、ずーっと悩んでいた個人的な問題でして😮‍💨。

電気屋さんに相談すると、まずは家を建ててくれた工務店に相談するのが先決だそう。
場合によっては、エアコンの穴を開ける位置や、専門の設置業者を紹介してくれるそう。

但し、料金は何とも言えないとのことです。
そりゃあ、まぁ、そうですね。


10)エアコン初心者は、まずは電気屋さんに行くのがオススメです。


これも、人によって異なりますが
オジロワシのように、エアコンの知識が0なら、
素直に家電量販店で相談するのが、
やはり一番だと思います。

後は店員さんとの「相性」だと思います。
やはり販売側は売るのが仕事で、最新機能のPRと専門用語で圧倒されるケースも多いので、ある程度、会話のキャッチボールをしながら、相談できる方が良いですね。

まぁ、事前に下記のことをメモしてから行くと、
質問だったり、どうすれば良いか、
具体的なアドバイスが聞けると思います。

①使う部屋の広さ
②建物のタイプ(木造かマンションか)
③壁にエアコン用の穴を開けることができるか
(既に開いているか)
④室外機の設置場所はあるか(雪の状態)
⑤アンペア契約は?

(10A,15A、20A、30A以上のどれか?)※
⑥コンセントの形状は?
(電圧が100Vか200Vか?)※

雪があるうちに、設置場所の写メを撮っておく
※ブレーカーはアンペア数で色分けされていたり
 使用可能な電圧が分かるので
 分電盤を開け、写メを撮っておく
(IHクッキングヒーターを使っていれば200VはOKみたい)

経験上、この写メがあると、きっと役立ちますよ👌


という訳で、10項目に渡り、
知識0のエアコン初心者🔰の道民がエアコンを購入したという話をお送りしました。

まだ設置した訳じゃないので、これからどうなるか?
果たして、予定通りにエアコンは設置できるのか?
設置費用を含めた総額はいくらなのか?
詳細が判ったら、またレポートします。

初めて「エアコン」を購入する際の参考になれば幸いです。

今回も長くなり恐縮です。
m(_ _)m
それでは、また。

(2024年3月31日投稿)


【追記】

こんな話を、昨年エアコンを設置した友人にすると
友人宅では小さなタイプを設置したと言います。
「それじゃあ、電気代がかかるだろう!?」
と聞くと、
「北海道の場合、完全に設定温度まで部屋が冷えてしまうと、逆に寒い。
 少し冷えたところで、スイッチを切った方が適温に過ごせる」
と言います。
確かに、エアコンの冷気は人工的で寒いですしね。

こういう話も、エアコンを持っていたり、使ってみないと分からない話ですね。
あくまで参考程度になさってください。


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