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【車検の話】#2 〜 錆びた車は車検に通らないのか?

今から2年前(2021年)
愛車を某大手自動車用品チェーンに見積を依頼した際、

「次回の車検はムリですね。
 合格できませんね。
 買い替えをご検討ください」

と、言われた話の続きです。

前回の話はコチラ ▼▼

「古い車は、車検に通らないのか?」
という素朴な疑問に対する記述となります。

そもそも「車検」とは
自分の所有する車が道路を安全に走行できる状態なのか、一定期間ごとに国が検査する制度。正式名称は「自動車検査登録制度」と言います。
年式に寄らず、安全走行が可能な状態か否かを検査します。


●車のサビがものすごい状態に!


私の車は
平成18年(2006年)購入。
当時、購入から15年目。
走行距離は、わずかに5.5万km.

車の耐用年数は、10年・10万km
と言われているので、
15年目というと、既に寿命は尽きていると言っても過言ではない。

ただ、距離を走っていないせいか
乗っていて、それほどクタびれた感じはしない。

だから
「次の車検は通らない」
と言われても、あまりピンとこないのだ…。

見積の際、車をジャッキアップしてもらい
この目で、下廻りを確認した。

え!!!
ものすごく錆びている… ━Σ(゚Д゚|||)━

やばい。
確かに錆がすごい。
錆だらけ。

「次ノ車検ハ通リマセンヨ」

呪文のように店員の言葉がリフレインする。

困ったな。

我が家の財布を握る嫁に相談しても、車を新たに購入する余裕はないと…。

どうする、オレ!!!

●車に詳しい人に聞いてみる


それからしばらくして
苫小牧の某自動車メーカーに勤めているA田くんに会った際、今回の件を聞いてみた。

あのさ、オレあまりクルマって詳しくないんだけど、車の下廻りが錆びちゃっていて、次の車検に通らないって言われたんだけど、本当かな?

多分、本当だよ

実は、A田くんに聞くまで、
某チェーン店の店員が、車を売りたいが故に、敢えて『車検が通らない』と脅しているのではないかと疑っていたのだ。

A田くん曰く
「某○○バックスって、カー用品専門店だから、車の販売よりも直すことを勧めると思うんだよね。そこが次の車検が無理と言うなら無理なんじゃない」。

国立大学を出て大手メーカーに勤めるA田くんの話は妙に説得力があった。

帰宅後、嫁にA田くんの話を教え、
真剣に次のクルマ探しをしようということになった。

次回の車検まで残りあと1年。

続いて、自動車保険の代理店をやっている友人のB川に相談してみた。

「あー、お前よく15年も乗っているなぁ。
( ´_ゝ`)プッ
無理だよ、次の車検。
新車買った方が燃費も良いし、維持費とか修理代とかトータルで考えたら、買い替えた方が、結果的に安いんじゃない。」

ファイナンシャルプランナーの資格を持つB川の話にも、説得力があった。

いや、当然そんなことはわかっているのだ。
問題なのは、
「車を新たに買う余裕が、我が家にはない」ということなのだ!

●修理工場で見てもらう


とはいえ、
実際に錆の腐食具合と修理したら実際にいくらかかるのかを知りたくて、B川に整備工場を紹介してもらう。

この整備工場は、
過去に、やはり錆で腐食したマフラーを交換してもらったこともある。
その際はB川に入庫から手配まで全て任せていたのだが、今回は初めて一緒にその工場に行く。

フロントのC山さんは、しっかり点検してくれた。
ジャッキアップした車の下廻りが映った写真を見せながら、説明してくれる。

「あーぁ、コレ酷く錆びちゃってますネ。
マフラーを吊ってあるステーが錆で割れちゃってるし。」

マフラーを吊っているステーが破損
全体的に腐食が進行している

やはり、買い替えた方が良い

というセリフが出るかと思いきや、
C山さんの口からは
「ま、大丈夫ですよ。マフラーに穴は空いていないし、ステーを溶接すれば、しばらく持つんじゃないですか」

マジか🙌

結局、マフラーのステーを溶接してもらい、
更に価格は、工賃込みで1万2,000円くらいで収まった。

ちょっと、ホッとした😸

●錆の原因と車検の話


やはり、錆の原因は、冬の間に撒く
「融雪剤」の成分「塩カル(塩化カルシウム)」の影響だ。

雪の水分が塩と共に、車の鉄に付着する事で一気に錆は進む。

これを放っておくと、錆は進行し、ボデーに穴が空く。
特にマフラーに穴が空くと、確かに車検は通らない。

因みに
下廻りが多少錆びていたとしても、車検に通らない訳ではない🤔。

ただ、車検の際は
車台番号と原動機型式が刻まれた刻印を確認する必要があるので、
それが錆で識別できない場合、新たな手続きが必要となる。

また、錆による腐食で、フレームに穴が空いていると車検に通らないこともある。

今回のステーのように
内部まで錆が侵食して、ボデーの鉄が朽ちているくらいまで錆びているのであれば別だが、直ちに車検に通らないという訳ではないらしい。

ハンマーで叩いてみて、鉄板に穴が空いたり、
一部が脆くなって落ちるくらいに腐食していないかどうかも、判断基準になるそう。

但し、錆に関わらず、マフラーに穴が空いている場合は、車検には通らないそうだ。

●錆への対応策


車検の時に、下廻りに防錆剤を塗ってもらうと良いらしいが、
効果は一時的なものらしい
(処理の程度による)。

結局、冬に高速道路を走行した後は、
融雪剤がしっかり付着しているので、
コイン洗車場で下廻りをこまめに洗うのがベターとのこと。

なるほど🧐
冬に洗車など、今までしたこと無かったな。
寒いし😅

そんな話を同僚のD野にしたら、
雪の降った日の早朝、まだ誰もいない雪が降り積もったままの広場みたいな場所に行って、ボデーの下に新雪をこすりつける感じでグルグル走行したら、融雪剤が剥がれ落ちるそうだ。
おお、なるほどな👍。
とはいえ、
近所で探してみたが、実際には、そんな場所はありそうでないのだが。

それにしても
「この錆では車検に通らないので、車を買い替えた方が良い」
というアドバイスはありがたいのだが、
そのまま信じなくて良かった。

嫁に、
ガソリンスタンドに給油に行った際に
スタッフさんに聞いてもらったのだが、
同じように、車検には通らない
と言われたそうだ。

「情報弱者」には厳しい時代だとつくづく思います😿

まぁ、とりあえず、下廻りの錆の件は一安心。

次回は
17年目を迎えた愛車の車検代について書きます。

最後までお読みいただきありがとうございます😊。

それではまた。

(2023年8月27日投稿)

つづきはコチラ 
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