見出し画像

私にとっての夜。

私は、夜の街を歩くのが好きだ。


中学生の頃、深夜にこっそり家を抜け出して、よく友達と遊んだ。

遊ぶって言っても、自転車で街をブラブラして、
年齢確認されずにお酒を買えるまでコンビニを回って、
ほろ酔いなんか買って、なんともいえない優越感に浸って、飲んだ。

ロケット花火を街中でぶっ放して、とりあえず逃げる
みたいなこともよくやった。

今思えば、何が楽しいのかわからないことも、当時は楽しかったし、
深夜誰もいない、普段とは違う街中でやることに意味があったのかもしれない。


高校生の頃、試験前はいつも一夜漬けだった。
4日間くらいある試験期間、帰ってきたら寝て、
夜中に起きて、朝まで勉強する。

いや、勉強なんて起きてる時間の半分くらいだったと思う。

友達と電話しながら、暗記して、お腹が空いたらコンビニまで行って、エナジードリンクと菓子パンを買う。

夜中に車も走ってない、静かな、家の前の道路をたらたら歩きながら、自分に酔っていたと思う。

ただ、誰もいない、普段とは少し違う、晴れも曇りも関係ないくらいの夜が、私は好きだ。

高校を卒業して、就職した。
ほんの数ヶ月前まで高校生だったクソガキが働いて大金を得た。(別に平均より少し多いくらいの給与だと思うけども)
休みの日の夜はほとんど飲み歩いてた。

地元や、高校の友達と20時過ぎに集まってお酒を飲んで、生まれ育った街を歩いて、朝日が出る前に解散。

夜中の街は、当たり前だが昼間と違う顔で、ほろ酔いもしくは酩酊した自分たちを歩かせた。今思えば良い日々だった。

就職して一年目で車という新しい武器を手に入れた。これもまた夜中に友達を拾ってあてもなく都内を彷徨って、爆音で音楽を流した。
助手席に座る人が音楽を選ぶ権利があるため、DJと呼んでた。なんともアホらしい。


同棲が始まってからは、もうそんな遊びもご無沙汰しているが、やっぱり夜は特別なのだ。

泊まり仕事なので、深夜寝静まった街で空を見上げれば色々な感情が込み上げるし、
家にいても妻が夜勤でいない時はつい散歩に出てしまう。

実家からは少し離れたけど、夜に街を歩けばその雰囲気で、”あの夜”を思い出すし、頭から色々な感情が溢れ出す。処理が追いつかないほどに。

良い歌詞が書けたり、テンションが上がることもあれば、後悔や、不安がたちこめてバッドに入ったりもする。

良い音楽を聴きながらもいいし、夜の街の音に耳を澄ますのも良い。

白日のもとに晒されると怖いものも、思い切ってそのベールをめくることができる。

生きている限り、誰にでも夜は訪れる。
そんな夜が私の人生には、欠かせない。

ノートってこんな感じに書けばいいのだろうか?

人生の貴重な時間を使って、私の支離滅裂な文章を、読ませてしまって申し訳ない。

そして読んでくれてありがとう。

では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?