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2022年7月5日の乾杯

2022年7月5日の乾杯、例年になく早い梅雨明けで長い夏の予感がする中、今回もおじさんとおねえさんの演劇噺。最近の公演に加えて劇場のはなしやそこで観た昔の演劇のことなどについても話がはずみました。


👨演劇のおじさんと

👩おねえさんです。よろしくお願いいたします。

👨よろしくお願いします。今日は「こんにちは」ですね、「こんばんは」ではなくて。

👩「こんにちは」ですねぇ。

👨なにか台風も近づいてきて。

👩大雨が降るとかいう話しじゃないですか。今日は 7月5日ですけれど。うふふ、大変なことです。

👨もう世間でなにが起こってきているかかよくわからなくなってきていますけれどね。

👩本当に危ないですよ、注意をしないと。

👨なんかコロナもちょっとだけ戻ってきてしまいましたね。完全にはおさまりませんねぇ。

👩いやいやいや、もういいですよ。

👨うん。そういえばsinging dogという劇団があってね。

👩はいはい。なんか名前だけ聞いたことがあるなぁ。なんで聞いたことがあるのだろう。

👨あの、藤崎麻里さんという方が主宰の団体で、脚本も書いていらして、今回antikame?の吉田康一さんが演出をされたという公演がありまして。

👩へぇ。はいはい。

サンモールスタジオ

👨そこはおととしの7月に、コロナに対してまだ対策がよく見えていない一番大変なときに公演をやられていて、それは『ブラックアウト』という舞台なのですけれどね、今にして思えばコロナ以降に再開した公演のさきがけのひとつで、それはもう厳戒態勢の中での公演だったのですよ。で、今回は続編というわけではないけれど同じようなテーマでの舞台をやられて。劇場も雑遊からサンモールスタジオと少し広いところに場をうつされたりもして。

👩うふふ。なるほどね。雑遊もサンモールスタジオもどちらも良い劇場だからね。

👨うん。だけど、サンモールスタジオだと少し大きな所という感じになるじゃないですか。

👩たしかに。たしかにね。あの、雑遊って梟のところですよね。

👨そうそう。あそこは、昔は梟門といわれた2階と雑遊という地下のふたつの劇場だったのだけれど、今は1階でひとつの劇場になってしまったけれどね。

👩ああ、そうなんだ。1階ひとつになってしまったんだ。2階もよかったのにね。

👨うん。今2階はギャラリーとか稽古場で使うスペースになっているみたいだけれど。

👩ふーん、そうなんだ。というか話の途中なのだけれど、劇団の話も俳優さんの話しも楽しいしこれからもどんどんしたいのだけれど、あのさ、劇場の話もしたいよね。小屋としての劇場をさ、どうなのかしらねぇとかどこが好きかとか。結構どこも、こう特徴的じゃないですか。

👨ああ、はいはい。

👩そうそう、劇場にはこだわりがあったりさぁ、ここはこういうのが多いよねとか、ここはけっこうなんでもやらせてくれるとか、

👨うん。

👩ここはかわいらしいのが多いとか、ライブ系が多いとかいろいろあるから。ざっくりと話してしまいましたけれど。

👨そういう意味では、主題は同じでも、雑遊で彼らがやった公演というのは病院の一部という態で狭いところで物語を編んでいたのだけれど、サンモールスタジオになったということで、今回は舞台にバーをそのまま立て込めるしその分人数もかけていましたけれどね。

👩はいはい。

👨これ『ブラックアウト』にしても今回の『Drunk-ドランク-』にしても、アルコール依存症の人たちの話なのだけれどね、

👩うん。

👨『ブラックアウト』の方はアルコール依存症と診断されて病院に入って治療を受けている人たちの話なのだけれど、今回は依存症になりかけている人やなんとか踏みとどまろうとしている人、治療を受けて退院して来た人、それらの家族や恋人という風に市井にいるもっといろんな立場の人たちがバーに出入をして物語が膨らんでいくのね。

👩うんうん。

👨まあ、吉田康一さんの演出って私は大好きで。人物のひとりひとりの個性とか抱えている者というのが俳優の持ち味を生かしつつ時を違えて自然に解けていくから。まあ、私はアルコール依存症ではないので実感として感じることはなかなかできないのだけれど、だけど、薬物とかアルコール依存症の人たちがもっている爆弾のようなもの、それは前に倉田翠さんが作った舞台にも描かれていて、そういうことが存在することやそのことと共に生きていくことについてとかを考えさせられたことがあるのだけれど、

👩うんうん。

👨でも、今回劇場によって、というかその劇場で作られる空間によっても訪れるものの印象は違うなぁともおもった。

👩そうですね。

👨そういえば、その倉田翠さんがakakilikeとして『眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持って、夏の海がキラキラ輝くように、緑の庭に光あふれるように、永遠に続く気が狂いそうな晴天のように』という舞台を観たのは、今はもうなくなってしまったのだけれどd-倉庫だったんですよ。

👩ああ、なくなっちゃたね、d-倉庫。めちゃめちゃ良い劇場だったのに。駅から遠いのがネックではありましたけれどね。

👨そうそう、真夏だとげんなりとかもしたのだけれど。

👩なんかあれね、利用者が水浸しにしてしまっていろいろ大変だったみたいなことがあったね。炎上事件になって。

👨そうそう。

👩あの、どっちがどうなのかってわからないじゃないですか。なんか私も気になるから色々見たけれどさ。まあ、ここでは言及は控えさせていただきますけれど。どっちにもなんとも言えないけれど。あれはねぇ、なんだろうね、話題になりましたね。

👨そう、そうだった。まあそういうこともあったけれど、あそこがよかったのは客席が高さをもっているところで。客席がフラットでない劇場ってどこに座ってもやっぱり見やすいから好きなのですよ。

👩私、d-倉庫でさ、カカフカカさんの公演で、なんだっけ、2作品というか2パターンあってね、それを一気にやるという回があったの。5時間ぐらいかけて。コントみたいなことをずぅっとやっていくのだけれど。

👨それはお尻が持たないだろ。

👩そう。演者も観客もへとへとなのよ。特に演者がもうかわいそうなくらい。でもね、めちゃめちゃ面白かったし、d-倉庫には合っていた。そのさ、コントをやっている人たちを上から観る形になるじゃない?d-倉庫だと

👨うん。

👩そうするとどこでもちゃんと。後ろからでもしっかりと見えるし、前で観るのと後ろでみるのではまた違った楽しみがあるし。もう、カカフカカさん、めちゃめちゃよかった。カカフカカさん5時間というのは演者も大変だけれど、観客の方も5時間見るというのはね。

👨それはもう覚悟がいるよね。

👩みんなモゾモゾしだすし、あれは感激だけではなくて体験も含まれていたね。5時間半くらいだったかなぁ。しかも凄いよ、途中休憩が1回くらいなんだもの。それで大丈夫っていう。だって単純にぶっ続けで舞台を2本やるようなものですよ、ほんとうに。まじでそうなんだけれど。

👨時間的にもそうだよね。

👩もう頭のねじがとんでるなって。

👨正気の沙汰じゃないって?

👩そうそう。

👨だけど、私も、昔夜にナイロン100℃の公演を観るのにも拘わらず、マチネで2時間30分のお芝居を観てしまったという経験があってね。

👩ほうほう。

👨で、そのときナイロン100℃の方が、休憩2回込みで3時間20分か30分あったのよ。

👩ほう、はいはい。

👨で、二つの公演の間に急いで食事をして移動をしてという感じで。で、ナイロン100℃の公演だから、精神的に休憩をさせてくれないというかそれはもう集中して観てしまうのですよ。

👩それはそうだね。

👨ケラさんの演出だからダレないしどんどん深みにはまっていくし。もちろん俳優は良いし。

👩うんうん。

👨でもね、観終わってから、暫く自分がどこにいるのかわからなかったもの。

👩ああ、わかる、わかる。長時間というか、長めの舞台をぐわぁっと集中してみるとなんかわからなくなるよね。現実に戻ってこれていないという状況だと思うのですけれど。

👨うん。

👩いや、それがおもしろいというのもあるけどさ、なかなか大変よね。

👨あれ、ダイエットになるのではないかと思ってね、もしかしたら。

👩うふふふ。

👨そういう観劇を1週間続けたら、きっとけっそりするのではないかと思うんだよね。

👩あははは。いやまじでさ、体力がいる。観劇にも体力がいるというのはものすごくわかりましたよね。

👨だからね、基礎体力って大切なのですよ。

👩うふ、大事。

👨だけど、話を戻すけれど、上から観るということでいえば池袋のKASSAI、あそこも実は見やすかったりするのね。

👩ふーん、ああそうなんだ。

👨あそこもけっこう高さがあるんですよ。

👩うーんと、そうね。

👨昔あそこで、今はserial numberになったけれど風琴工房のお芝居を観たことがあって、そのときにああここってとても見やすいなって思った経験があるのね

👩うん。

👨あと客席の高さと言えば、ザ・スズナリはけっこう高さがあるじゃない。

👩うん、そうですね。

👨『アカデミック・チェインソウ』面白かったですけれどね、MCRの。

座・スズナリ 劇小劇場前のポスター

👩へええ。それは素敵だなあ。

👨見やすいって言っても、私は前から2列目で見たから、客席の高さってそんなに関係はなかったのだけれどね。

👩うふふ。

👨なんかね、今回は櫻井智也さんとか伊達香苗さんは、夫婦役というか両親約だったのだけれどワンシーンしか出ていなくて、

👩ほうほう。

👨代わりというわけでもないんだろうけれど、若い女優達がだくさんご出演のお芝居ったのだけれどね。その中で堀靖明さんが大活躍でいい味を出していた。

👩へぇ、そうだったんだ。全然知らなかった。

👨いやぁ、今までのMCR的な部分もありつつ、舞台の作り方も斬新な部分があって。3人の女優達が客席側を頭にしてずっと大の字になっているというシーンがあって。私は俳優じゃないからわからないけれど、それでもやっている方は大変なのだろうなぁと思ったり。

👩うんうん。

👨結局けっこう長い時間、その存在を残しちゃいけないわけじゃない。

👩そうですね。

👨でも、存在をなくしてもいけないわけじゃない。

👩うんうん。

👨一応それが舞台のミザンスだから。

👩寝ていては駄目だっていうことだよね。一応意味があるわけだから。

👨そうそう。そこにちゃんと美術としての、いや美術ではないけれどそこに空気を作る意味があるわけだから。

👩うん。

👨あれはあれで大変だろうなぁと思って。

👩そうだね。

👨櫻井さんって、作品ごとの強さが印象に残っていてそれがまとめてMCRのイメージになっているけれど、振り返ってみると作品毎にいろいろなものを作っているよね。色の強さの部分が記憶に残るのだけれど、公演ごとそれぞれ新たに違う色だものね。

👩うんうん。

👨MCRが時々ザ・スズナリを使うのも、そういう作品を作りたいと思うからなのだろうし、そこにあった作品をつくっちゃうし。まあ、どの作品も大好きですけれどね。

👩うん。

👨あと、劇場の話を続けると、小さめの良さというのもあって、新宿にシアターミラクルがあるじゃない。

👩ああ、ミラクルもいいですよね。

👨あそこは天井も低めで座席や舞台の立て込み方によっては閉塞感もあるのだけれど、それも何気にいいんだよね。

👩シアター・ミラクルは挑戦的な舞台をやろうとしたりもしているし、けっこう遊び心もあるなぁって思う。

👨あそこは支配人兼feblabo主宰の池田智哉さんがしっかりとマネージメントをしている印象もあるしね。

👩そうですね。あとさ、もうなくなってしまったけれど、新宿2丁目にあったあの、なんだっけ。

👨タイニイアリスね。今は小屋主も名前も変わってしまって別の劇場になっているみたいだけれど。

👩そう、タイニイアリスも大好きで。だって、タイニイアリスってさ、これ噂というか、本当なのって思っているのだけれど、実際に出来たかどうかわからないのだけれど、牛を持ってきたいっていう・・。

👨あははは、入らないだろう。あの階段は降りられないだろう、牛は。

👩馬だったのかなぁ、要はなんか大きな動物よ。で、劇場の床も土にしたいみたいな。

👨うふふ。

👩土にしたというのは、どっちなんだろうなぁ、本当らしいけれど。知っている人がいらしたらコメント、noteってコメントをもらえないんだっけ。

👨もらえるよ、確か。おじおねのツイッター(@ojione333)宛にDMを頂いてもありがたいし。

👩教えて欲しいんだけれど、タイニイアリスの牛だか馬だかを連れてきたいみたいな話しを。しかもそれをね、結果実現されたかどうかわからないんですけれど、タイニーアリスの支配人って女性のかただったのですよね。オーナーさんって。

👨ああ、ずっとそうだったかはわからないけれど元々はね。

👩そう、元々は。で、そのオーナーさんがいいって言ったという。大丈夫だよっていったという話を聞いて、ええって思って。

👨あそこって、一時期谷賢一さんが拘わったりもしたじゃないですか。

👩ああ、そうかそうか。拘わっていらっしゃいましたねぇ。そうだそうだ。

👨そりゃ演劇悪魔の称号をお持ちの方にまで拘わっていただくような劇場なら、それはもういろいろとあるでしょうよ。

👩だってあれだよ、実際に水とか土とかをよしとしたという話も聞いたし。

👨そもそもあそこって演目も団体もある意味尖っていたところが多かったよね。

👩うんうん、尖っていました。それが好きだったの。ほんとにいわゆるアングラ、なんていうのかなぁ、昔のようなと言うか元々のアングラとはまたちょっと違うかもしれないけれど、個性がドギツかったんですよね。

👨あそこでいわゆるアイドルものの態での公演も観たこともあったけれど、ドクサレたアイドルだったからね。

👩あとこれは、知っている方は知っていると思うのだけれど、あのね、今はその名前で活動されているかわからないんだけれど、東京ディスティニーランドさんっていう俳優さんがいるのね、

👨あぁ、はい。前もおっしゃっていらしましたね。

👩そうそう、その東京ディステニーランドさんという方が、まだタイニイアリスがあったころに、なんか1週間とか10日くらい劇場に住みついて、ほんとうに24時間ずっとなにかをやっているの。6日間とか10日間とかぶっ通しで演劇をやっていて。で、私はそのとき夜しか時間が空いていなかったんですよ。昼間は用事があるから動けなくって。そうそう、なんだったのだろうね、稽古をしていたのかもしれなかったのだけれど。それが終わったあとに、もう終電もそろそろなくなるよという頃に行って、劇場に。で、もう泊まり込みの人とかもいるわけ。お客様も泊まっていいよみたいな状態。

👨ああ、なるほどね。

👩で、演者は舞台上でずっとやっているわけ。この時間に来てくれたのならこれをやるみたいな。

👨ただいるだけじゃなくて演技をしているわけ?

👩うんうん、している。そうそう、ひとり芝居とかやっていた。あと寝るという時間も寝る演目をやっていた。

👨ああ、なるほどね。

👩そう、「寝る」っていうタイトルがちゃんとついているの。

👨なるほど。

👩結構ねぇ、なんだろ。ファンタジーじゃないけれど、ひとり芝居の人なんですよ。 

👨ああ、はいはい。

👩しかもけっこうアクが強いというか、

👨個性が強いのね。

👩我が強いというか。私は大好きなのですけれど。その方がやっていて、それが本当におもしろくて。だから通うのはすごくしんどかったけれど、用事が終わったら6日なり10日なりずっと通って、夜の舞台を観て、最終日辺りは休みが取れたから24時間ずっといてみたいなことをしていたんですよ。

👨すばらしい。

👩ほんとに。思い出が強くあってね、タイニイアリスには。今、東京ディステニィランドさんが今やっていらっしゃるか、お芝居はやっていらっしゃると思うけれどどんなスタイルでやっていらっしゃるかはわからないですけれど。

👨でもそれってかなり前だよね、きっと。

👩かなり前だね、私がまだめちゃくちゃ若かったから。まだ小娘の頃だったから。

👨そうすると、年齢的に大丈夫なのかな、彼は。

👩それは全然大丈夫。元気でまだひとり芝居をやっていらっしゃると思いますよ。

👨まあ、俳優ってやっぱり中年や老年になっても体力のある方はありそうだものね。

👩そうそう、褒め言葉ですよ。本当の褒め言葉として、あの人は演劇の狂人なんですよ。芝居の狂人だから。もうだから、なんだろうね、鬼才?だから大変だと思うよ、いろいろ。その、舞台もさ、ひとり芝居をやっていて、お客さんに切れたりもするからさ。別に強制をしたりはしないし、だんだん軟らかくなったりまた尖ったりしていましたけれど、あの、お客さんにね。ざっくり言うとちゃんと観ろと言ってぶち切れるみたいな、あとちゃんとみていなくても、ちゃんともっていてくれればいいんですよ。ちゃんと観てないというよりはちゃんともっていってないということに。

👨それが、どういう評価であれどういう反応であれね。

👩そうそう。だからね、外にでてくるものは例えばけっこう乱暴な言葉だったりしても、めちゃくちゃ繊細な方だなぁと思っていて。

👨ああ、そうか。

👩でもね。面白いから観て欲しいなぁ。何本か好きな作品があるのですけれど。

👨うん。

👩『少女蜜蜂』っていう作品があるんだけれどね、面白い。きついけれど面白い。

👨でもさ、新宿って割合と昔からいろんなものを育てるよね。歳がばれちゃうけれど、タイニーアリスってその昔の昭和には新宿3丁目にあったじゃないですか。今は地下が居酒屋で1階がゲームセンターになっている建物の2階に。

👩へぇ、知らなかった。

👨そこでね、青い鳥という今では超老舗の小劇場劇団とか、演出家の鈴木裕美さんがいらっしゃった自転車キンクリートなんかも公演を打っていたんですよ。まだ、めっちゃ有名になる前の時代にね。で、青い鳥が公演を打った時、劇場が2階じゃないですか。出捌けの良き場所がなかったのか窓にはしごをかけてそこから俳優が入ってくるっていうことをお姉様方がやったりもして度肝を抜かれましたけれどね。

👩やば、こわ。もうさ、おかしな人しかおらんのか。

👨でも、ちゃんとことわりがあれば、その演出も普通に納得が出来るんですよ。

👩いやいや、もちろん。違う違う、その発想がさぁ。まあ、演劇をする人はどこかネジが外れている。もちろん真面目な人もたくさんいるのですけれど。

👨外れた人がいるにしても真剣にネジがはずれているんですよ。あるベクトルに対しての真剣だから。それをほかから見るとネジが外れているように思えることってあるわけじゃないですか。

👩まあ、もちろん大事。もちろんよねぇ。

👨当時のタイニイアリスではそのほかにも自転車キンクリートの公演で女優の方がアラビアンな衣装で狭いスペースを走り回るところを体育座りで見た経験もあって、

👩うんうん。

👨小劇場演劇をそれまであまり見たことがなかった人間にとっては、これは面白いと思える異次元で貴重な体験でしたね。

👩うんうん。

👨で、話がミラクルに戻るけれども、つい先日Hauptbahnhofの『回復』というお芝居を観たのですが、Hauptbahnhofはご存じですか。

👩初めましてですね。お名前も初めましてなので。

新宿 シアターミラクル

👨あのね、そこって、あの辞書を作ったりされている金田一先生っていらっしゃるじゃないですか。

👩はいはい。

👨その主宰の方のお名前も金田一さんで、もしかしたら辞書とか言語学で有名な金田一のお血筋かと。

👩へぇ、そうなんだ。

👨時々テレビでお見かけする言語学者の金田一秀穂先生が客席にいらっしゃいましたので。

👩金田一先生だ。

👨で、それが凄く良いお芝居でね。

👩うん。

👨ひとりの女性が、コロナの日々を経てたまたま友人と出会って、そこから人の繋がりや新たな日常を取り戻していく話しなのですけれどね。

👩ふーん。

👨そこにとても良い意味で際だった鋭さがなくて、その時間の解け方が淡々と演じられていくのですよ。

👩うん。

👨観ていて、ミラクルというスペースは強いことをやってもそれが凝縮するような良き空間なのだけれど、同時に作品が作り込まれていると今回のような淡々とした中での機微やウィットもとても映えさせる空間だと思ったのね。

👩うんうん。

👨大きな劇場では表現し得ないようなことも渡してもらえるというか、外山道子さんなどの繊細に人物に揺蕩う思いを描くお芝居がとてもまっすくに伝わってくる空間だなぁとも思って。このお芝居が際立って良かったから特にそう感じるのかもしれないけれど、改めてあそこは良い劇場だなぁって思った。

👩うん。

👨あと、劇場といえばこまばアゴラ劇場はね、あそこは良い劇場であるとともに小劇場界のメッカっていう感じもするし。

👩アゴラはねぇ、なんか別格になってしまったね。

👨うん、あそこって別格であると同時に作品への間口が広いというかなんでも馴染むみたいなところがあるじゃないですか。

👩うん。

👨少し前だけれど、あそこでいいへんじの2本立て、『器』と『薬をもらいに行く薬』を上演していて、それは人の心の闇というか、辛い部分や病んだ部分とかふっと訪れる死への誘いを描き出した二作品だったのですけれどね。

こまばアゴラ劇場①

👩はい。

👨そこに作り手が描き出した想いの浮き沈みだとか心を支配するものとかが、あの空間だと演じるものにバイアスがかからずそのままの視線で受け取れるんだよね。『薬をもらいにいく薬』は序章的なものを去年の夏に芸劇eyes番外編「もしもし、こちら弱いい派」の一作品として観ていて、そのときにはシアターイーストの広い舞台での物語に対する視界をもらって、それは作品の地力の強さにも思えたのだけれど、一方で今回アゴラで上演したものは、芸劇でもらった広さの感覚に抗うことなく、その中のいくつかの物語にフォーカスされたものが渡された気がしたし。もう一篇の『器』はもっとフォーカスされた重さをもった時間や感覚を同じアゴラの舞台から受け取ることができたし。もちろん作品の秀逸が前提にあるのだけれど、そのあたりはアゴラ劇場が持つ作り手や俳優達の意図や才を歪ませることなく引き出す力もあるのかなぁとも思った。

👩なるほど。

👨あとさ、アゴラでは、木皮成さんがね。

👩はいはい、木皮成さん、存じ上げております。好きですよ。

👨ダンスカンパニーデペイズマンの名義で2本立ての舞台を作ったんですよ。アゴラで。

こまばアゴラ劇場②

👩へぇ。

👨どちらの作品もテーマというか元にあるのはゲーテの「ファウスト」なんだけれど、

👩ほう、あらあら。

👨一本は『#FAFAFA - ファウスト』でもうキレッキレの身体が入ってくる舞台でね。クラシックバレエの素養をもつダンサーさんなどもキャストにはいって、タップダンスなんかも出てきてね、あとFUKAIPRODUCE羽衣の岡本さんなんかもキャスティングされていて。映像の世界も美しくて、物語の力を持ちつつ極上のエンターティメンとだったりもしたのだけれど。

👩はいはい。

👨もう一本あって、タイトルは『Like Dream and Dreams (ゆめみたい)』エンニュイの長谷川さんのね、

👩ああ、はいはい。

👨映像や仕掛けを駆使したひとり芝居だったんですよ。

👩うん。

👨なんかね、500年先の世界にね、今と変らないようにおっさんが怠惰に生きているという風景なのですけれどね、やっぱりねぇお笑いの素養というか腕を持っている人はお笑いの語り口で場を作れてしまうんだよね。場というかそういう空気を。

👩うんうん。

👨ものすごくきちんとした演劇でもあり尖った演劇でもあるんだけれど、そのウィットというか笑いと描こうとすることのバランスがめちゃくちゃ面白くて、やってくる怠惰さみたいなものにはこの演じ方ではないと作りえないみたいなものがあって。

👩うふふふ。

👨もうね、あれは嵌まりもので。でもちゃんと描くことは描かれているのが凄い。まあ、7月末にエンニュイの公演があるから観にいきますけれどね。渋谷のEDGEであるから。

👩ああ、そうなんですね。

👨もう必見だと思って観にいくんだけれど。

👩うん。

👨そういう作品を引き出す力もアゴラにはあって。ある意味全く異なるものを引き出す懐の深さもあるし、あの空間だから映える舞台や映像があるし。

👩はいはい、あるね。見え方も面白いんだよな、作品毎に。というか見せ方が劇団というか作者とか作品によって全然顔を変えてくれるという面白い場所だから。特徴があるのに自由度が高い。

👨そうそう。多分作る人は客席の置き方から考えるのだろうしね。

👩そうでしょうね。それで見え方がもう全然変ってしまうしね。

👨そういう意味では千歳船橋のApocシアターなんかもそうなのだけれどね。

👩うんうん。

👨あそこもちょっと不思議な空間で客席の切り方とか黒い壁の使い方、また楽屋から階段で舞台に上がってくるのだけれど、その感じをどう利用するかによってもいろいろな印象が生まれるしね。

👩うんうん。

👨あの空間が醸す呼吸を持った空気って私は好きで、凄く良い劇場だなぁと思っているのだけれど。

👩はいはい。

👨一方で劇場のなかには歌舞伎座みたいにワンダーランドのような設備のある大きな劇場もあるしね。

👩うふふ、そこも入れてきちゃうともうね、

👨でも六月大歌舞伎の『猪八戒』、面白かったですよ。

歌舞伎座前

👩ああ、ほんとですか。いいなぁ。いやぁ観たかったんだ。でも無理だったんだ。

👨猿之助さんの動きにも惹かれたけれど、加えてとんぼを切るひとがたくさん出てくるのですよ、この演目は。

👩ああ、とんぼを切るのを観るのってわくわくしますよね。

👨後半はもうとんぼの切り放題みたいな舞台でしたからね。たまたま今回、私の席って1階後方の一番下手側だったんですよ。花道より更に下手でね。どちらかというとマイナー側のエリアだったのだけれど、

👩へぇ、うん。

👨でもそこから観ていると、花道でやるお芝居って2階席というか上から観ているのとは違う迫力があるよね。

👩うん。そうですねぇ。

👨で、私、花道って客席からもっと高いところに設えられているのかと思ったら意外に高さがなくて。

👩ほうほう。そうなんだ。私はそういうところで観たことがないから。

👨あと、花道のどん付きにある幕って開け閉めのときにシャリーンと音がするじゃない。

👩うんうん。

👨あの、シャリーンの音がまたいいのよ。観ていると。舞台に厚みを作って。ああいうのも歌舞伎という様式ならではの工夫だなぁとも思って。

👩いやぁ、おじさん、いい体験していますね。

👨あと、比較的大きめなところでは吉祥寺シアターとかね。あそこも客席の高さがしっかりとあるし。

👩ああ、そうですね。その辺もさ、なんか勿体ないから、今度またまたゆっくり話そう。劇場の話をし始めるとおじさんは観ているし私は出ているからやっぱり尽きない。しかも劇場の話をすることってあんまりなくない?劇場の人たちの、そのなんていうの、舞台のアフタートークなんかですることはあるけれど、あんまり劇場にフォーカスして、その、あるとは思うよ、あるとは思うけれど、そんなにはないからね。

👨まえ、割合と演劇が好きなおじさん達で呑んでいた時に劇場の話が始まったら、なんだかんだで2時間くらい話したけれどね。

👩それが世間にでてくることはあまりないし、やっぱりこう持っているだけよりも出して聞いて欲しい。

👨じゃあ今度また一度、劇場特集をやりましょうね。

👩ああ、いいですね。むしろね、演劇好きのおじさんを集めて、ああそうなんだ、なるほどなるほどみたいに聞けるおじさんの会もいいなぁ。匿名おじさんたちを集めて。

👨なんか凄いことになりそうだけれどね。

👩夢が広がります。うふふ。

👨まあ、演劇は劇場だけではなくスタジオみたいなところでもやるしね。

👩うんそうだね、増えてきたしね。いろんなことが出来るからね、今は。

👨そもそもKAATなんかだと大スタジオと称するところで公演をやっているじゃない。私はあそこはもう劇場だと思っているけれど。そういえば、この間根本宗子さんが、ワークインプログレスという態で安川まりさんを連れてきて、小スタジオで30分くらいのひとり芝居を上演して。

KAAT 2階

👩うん。

👨そのあとに、トークショー的な部分もありつつ、稽古的な感じにダメ出しみたいなことも見せてもらえたのね。その舞台の反省や今後の進め方を含めてというイベントで、あれもなかなか良い試みだなぁと思った。

👩ふーん、それはいいね。ワークインプログレスは好きだ、面白いから。

👨で、私もたまにワークインプログレスとか稽古場見学みたいなことへの募集があったりすると参加させていただくのだけれど、お芝居って実はかえしの部分にもおもしろさが詰まっていたりもするのね。

👩うん。

👨今回に関して言えば、安川まりさんの女優としての底力とか懐の深さや根本宗子の演劇に対しての切れ味も新たに感じることができたし、観客にとってもたっぷり果実のイベントだった。レアな公演だったりもするので、この続きを観ることができる保証はないのだけれど、これは続きを是非に観たい。

👩はい。

👨あと、そういう稽古場的な場所での公演といえば、先月になるけれど小竹向原のSAiSTUDIOコモネAで黒田大輔さんと安藤玉恵さんをキャストに迎えて上演予定だった本谷有希子さんの『マイ・イベント』というお芝居があったのだけれど、なんか舞台を作り上げるころが出来なかったみたいで公演中止になるということがあってね。

👩へぇ。

👨で、私、安藤玉恵さんのお芝居って大好きなので優先予約で取ったチケットも払い戻しになってしまって、その時にはかなりがっかりしたのだけれど、本谷さんも彼女の作家兼演出家としての矜恃があったのか、申し訳ないからといってそれを自らが演じるひとり芝居として改めて上演したのね。

👩ほう。

小竹向原 kSAiSTUDIO コモネ

👨その完成度がもう凄くてね。会場がもう明らかに稽古場なのでね、壁の一面には鏡が張ってあってカーテンがついていたりもするのだけれど、そういうのも全部利用して、シルエットを使ったり文字を映像に入れ込んだりして人物の存在を空間に入れ込んで、ト書き語りも登場人物を演じるのも全部ひとりでやって、チャプターを区切り、時にスタジオ外の階段にまでカメラを持ち出して物語を空間にどんどん膨らませていくのだけれど、その結果として人間の持つ業のようなものとそこから生まれる因果が見事に描き出されていくの。それも、どこかPOPに、グルーブ感すら感じさせながら。あれは、本谷さんにしか出来ないし、ああいう空間だからこそ成り立つものだとわかったし、もちろん凄く大変だったろうけれど、それを為す、天才というか彼女の演劇を為す才って凄いんだなぁって改めて思った。

👩そうね、で、努力がしっかり出来るから、どうしようもなく天才。

👨演劇を為す地力が並みの人とは全然違うんだろうなぁって思った。

👩なんかさ、天才といわれる人が努力をしていないわけがないと思っていて。

👨まあ、その努力をできるからこその天才だしね。

👩そうそう。大事だと思うよ。そこを見落としてはいけないって。簡単に天才っていっても私たち凡人にはわからないけれど、わからない努力とか積み重ねが、研鑽があるのだと思う。

👨あと一つ思うのは、天才が努力をしているのってまわりから見るとそれが楽しさに見えたりもするのね。

👩ああ、そう思うかもね。でもそれがもう苦悩にもなりえるかもね。天才の苦悩。

👨そうやって苦悩すればするほど新しいものがどんどん出来ていってしまうから、それを外からぼーっと見ている私みたいな凡人には、なんか楽しそうに思えてしまうんだよね。

👩うんうん、そうですね。

👨そういう意味では、正直あの作品を作るのはもう血を吐く思いだったと思うのだけれど、本谷さんも。

👩いやぁ、そうでしょうね。でもそうじゃなければ。

👨うん、そこには彼女が『マイ・イベント』という作品を演じ世に出すことへの意地も矜持もあったように思うのね。まあ、私もその作品がいったん公演中止になったときの口惜しさがあったから、それが形を変えての上演ということに決まったときに意地になってチケットを取ったけれどね。

👩うふふふ。

👨その甲斐あって観ることができて本当によかったです。

👩うん。

👨まあ、コロナの先行きは心配だけれど、お芝居は今後も目白押しですからね。

👩そうですね。

👨アトリエ春風舎ではDull-Colored Popが岸田國士の戦争演劇の上演をしたりするしね。なんか白と紅の二つのチームで上演するみたいだけれど。

👩へぇ、そうなんですね。

👨まあ、こちらはコロナの影響があって、少し上演回数は減ってしまったみたいなのだけれどね。

👩まだ、いろいろと影響はあるんですね。

👨うん、それでも全部が中止になったわけではなくて、どういう形でも上演できるのは良かったなぁと思って。

👨あと、もうすぐ青年団リンクやしゃごの『きゃんと、すたんどみー、なう。』が東京芸術劇場のシアターイーストで始まるし、そのあとにはタカハ劇団の『ヒトラーを画家にする話』も控えているし。まあ、日程が定まらなかったから別々の予約で観に行くけれど、この2劇団で先行予約的なセット券みたいなものを発売していたし。

👩へえ。

👨やしゃごはこまばアゴラ劇場でやって頂ければ支援会員として観放題なのだけれど、今回は芸劇だからしっかりと身銭を切って観に行くこともなんか嬉しくて。

👩うふふふ。そうですね。たくさん貢献してあげてください、演劇界に。

👨あと、ロロの『ここは居心地がいいけと、もう行く』やさっきも話に出たエンニュイの『無表情な日常、感情的な毎秒』もあるしね。ロロの公演は彼らが公演形態のひとつとして積み重ねてきた高校演劇フォーマットがらみでの作品みたいだし、エンニュイは春にも観て、今回主宰が演じる舞台も観て、本当にお勧めだし。

👩エンニュイはお勧めですね。

👨これから夏の盛りではありますけれど、いろいろ観ていきたいし、もしお時間があれば観ていただきたいとも思います。

👩そうですね。

👨では、今日はこれくらいにしましょうか。

👩はい。

👨ということで、演劇のおじさんと

👩おねえさんでした。

👨次回もお楽しみに。

こまばアゴラ劇場 遠景

 

(ご参考)

・singing dog『Drunk –ドランク-』
2022年6月30日~7月4日@サンモールスタジオ
作 :藤﨑麻里
演出:吉田康一
出演:浅倉洋介、井内勇希(パラドックス定数/おしゃれ紳士)、岡田篤弥、
坂井宏充(坂井水産)、楢原拓(チャリT企画)、
前田綾香(トツゲキ倶楽部)、山下智代(犬猫会)、山城秀之、
吉田雅人(ユニークポイント) 

・MCR『アカデミック・チェインソウ』
2022年6月22日~6月30日@ザ・スズナリ
作・演出:櫻井智也
出演:堀靖明、西野優希(東京マハロ)、武田紗保
田久保柚香、三澤さき、永田佑衣
桑田佳澄(江古田のガールズ)、梶川七海、加藤美佐江
澤唯(サマカト)、日栄洋祐(キリンバズウカ)、熊野善啓
櫻井智也、おがわじゅんや、北島広貴
伊達香苗

・Hauptbahnhof 『回復』
2022年6月23日~27日@新宿シアター・ミラクル
作・演出:金田一 央紀
出演:外村道子、田実陽子、大和田悠太、
大野美穂

・いいへんじ 二本立て公演 『器』/『薬をもらいにいく薬』
2022年6月8日~19日@こまばアゴラ劇場
作・演出:中島梓織
出演:
器=松浦みる、飯尾朋花、小澤南穂子(以上、いいへんじ)、
竹内蓮(劇団スポーツ)、波多野伶奈、藤家矢麻刀、
箕西祥樹、宮地洸成
薬をもらいにいく薬=尾朋花、小澤南穂子(以上、いいへんじ)、
遠藤雄斗、小見朋生(譜面絵画)、タナカエミ、
野木青依
声の出演:松浦みる(いいへんじ)、

・ダンスカンパニーデペイズマン ファウスト2作 国際共同制作公演『#FAFAFA - ファウスト』『Like Dream and Dreams (ゆめみたい)』
2022年6月22日~7月3日@こまばアゴラ劇場
原作:ゲーテ
=#FAFAFA - ファウスト
構成・演出・振付・映像:木皮成
出演:萩原亮介[文学座]、高下七海、大間知 賢哉、
岡本陽介[FUKAIPRODUCE羽衣]、永山香月、
渡邉未有[CAT-A-TAC]、田中真之
=Like Dream and Dreams (ゆめみたい)
出演:長谷川優貴[エンニュイ/クレオパトラ]

・令和四年六月大歌舞伎第一部 『猪八戒』
2022年6月2日~27日@歌舞伎座
出演:市川猿之助、尾上右近、市川青虎、
   市川寿猿、市川笑三郎、市川笑也
   市川猿弥 他

・月刊「根本宗子」新しい試み『Progress 1』
作・演出:根本宗子
出演:安川まり
絵:harune

・本谷由紀子の『マイ・イベント』
2022年6月17日~19日@SAiSTUDIOコモネA
脚本・演出・出演:本谷有希子

(おすすめの舞台)
・DULL-COLORED POP『岸田戦争劇集』
2022年7月5日~19日@アトリエ春風舎
作:岸田國士
構成・演出:谷賢一
出演
紅組=阿久津京介、東谷英人(以上DULL-COLORED POP)、
   越前屋由隆、齊藤由佳、原田理央(柿喰う客)、
   ふじおあつや、松戸デイモン、渡辺菜花
白組=倉橋愛実(DULL-COLORED POP)、荒川大三朗、
   石川湖太朗(サルメカンパニー)、石田迪子、伊藤麗、
   函波窓(ヒノカサの虜)、國崎史人、古河耕史

・青年団リンク やしゃご『きゃんと、すたんどみー、なう。』
2022年7月7日~17日@東京芸術劇場シアターイースト
作・演出:伊藤毅
出演:井上みなみ、緑川史絵、佐藤 滋
藤谷みき (以上、青年団)、赤刎千久子(ホエイ)、海老根 理
岡野康弘(Mrs.fictions)、清水 緑、
辻 響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)
とみやまあゆみ(演劇ユニット鵺的)、豊田可奈子、藤尾勘太郎 

・タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』
2022年7月20日~7月24日@東京芸術劇場シアターイースト
脚本・演出:高羽彩
出演:名村辰、芳村宗治郎、渡邉蒼、
犬飼直紀、川野快晴、山﨑光、
重松文、異儀田夏葉、砂田桃子、
結城洋平、柿丸美智恵、金子清文、
有馬自由

・ロロ『ここは居心地がいいけど、もう行く』
2022年7月22日~7月31日@吉祥寺シアター
脚本・演出:三浦直之
出演:島田桃子、望月綾乃(以上ロロ)、
大石将弘(ままごと/ナイロン100℃)、大場みなみ、新名基浩

・エンニュイ『無表情な日常、感情的な毎秒』
2022年7月29日~31日@spaceEDGE
脚本・演出:長谷川優貴
クリエイションメンバー:
青柳美希、荒波タテオ、市川フー
小林駿、zzzpeaker、長井健一
二田絢乃、波多野伶奈、ヨシオカハルカ(actors team Re-birth)

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