見出し画像

菅首相は引き算と割り算が得意だ

ワクチン回数を1日100万回に大幅にひき上げ、7月末までに高齢者への接種を完了させると菅さんは言う。医療関係者もまだ終わっておらず、高齢者へは始まったばかり。100万という数字、根拠は何なのでしょうか。どうやら引き算と割り算の感じがします。

「首相官邸」ホームページをみると、5月6日までの総接種回数は約420万回となっています。内訳は、医療関係者が94%、残りが高齢者です。
医療関係480万人、高齢者は3600万人が対象。2回接種すると8160万回必要で、現状数を引き算すると、あと7740万回となります。

5月の残りと6月、7月、土日もいれて80日。割り算すると、1日97万回。答えがでました。

ではなぜ、7月末なんでしょうか。

オリンピックはもちろん視野にはあるでしょうが、何と言っても10月21日に任期満了になる衆議院選挙でしょう。引き算すれば、残り半年を切りました。夏までに、何としてでもひと区切りをつけておかないと、勝てない。ぎりぎりのタイミングです。

菅さん、こういっています。
「私自身が先頭に立って、ワクチン接種の加速化を実行に移します。」

だって、彼は自民党の総裁でもありますから、先頭に立って選挙を戦わねばなりません。

菅さんの計算はわかりやすいですね。

ご参考:首相官邸ホームページ、ワクチン接種回数
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html