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独身の日と習近平の歴史決議

「独身の日」と「歴史決議の日」が重なりました。著名なインフルエンサーのライブコマースが大衆を意のままに繰り、一方では共産党員が指導者礼賛を強要する。今は外から見ると、わたしにはこれが同じように見えます。

この多様性のなさ、共通しているように思いませんか。

「共同富有」をかかげる政府ににらまれ、アリババのジャック馬さんも羽が伸ばせない。それでも11月11日の独身の日セール期間で過去最高の9.6兆円を売り上げたという。アパレルやスポーツ用品では国産品を推奨して愛国心をあおり、一方では寄付を募る。よく指導が行き渡っています。

毛沢東、鄧小平、それに今回は習近平。「歴史決議」、過去をふり返って「あやまち」として否定しつつ、今の改革を自賛して権力維持と誇示を主張する。そしてそれを周りが鉄壁の賛同で他の意見をはさませない。これの繰り返しです。

儲かるときけば我も我もと一斉に群がって市場参入する。どこから手に入れるのか、多大な資金を借りての短期決戦。価格を下げ、あっという間に規模を拡大して独占する。

この多様性のなさに嫌気がさして一歩引いてしまう。

この多様性のなさに乗っかろうとしても、いつしか捨てられてしまう。

親中国、嫌中国。

わたしは「睦中国」なんですが、残念ながらしばらく行けてません。内からこの国を見れるのはいつになるでしょうね。