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ツイッターと議事録

ツイッターで長文が書けるようになるというニュースをみました。短文で伝えるという最大の売りを捨てるのでしょうか。小気味よくまとめた短い文だからこそ読みやすいし、読む気がおこるのに。

「議事録を確認してください」
2年目のTさんから会議メンバーにメールがとどいた。開くとA4、2枚にぎっしりと文字がうまっている。見たとたんに読む気がおこらなくなった。

同僚のIさんは、足りない数字や表現、「てにをは」を赤字で直してpdfで返したようだ。親切だなあ。

でもちがうでしょう。
もっと基本的なことを指摘してあげてください。

結論がないじゃない。なんだったの、この会議で決まったことは。
内容を進行順で書いている。ブログじゃないよ議事録は。
それに長い。要領よくまとめて1枚にしようよ。詳細は別添にすればいい。

レーガンレポートというのがあります。元米国大統領ドナルド・レーガンが在任中、閣僚が決定を求めるときに提出させた1枚きりのレポートです。
①何を決めるのか
②何もしなければどうなるのか
③とりうる選択肢と提言のメリット
これだけを書けと厳命したそうです。

Tさんにツイッターとレーガン・レポートのさわりを話して、こう言いました。
①決まったこと
②実行するための課題
③意見があれば
簡単にまとめて、その「議事録」の1枚目につけてよ。

気がついて反省していることがあります。
その会議にはわたしもオブザーバーで出席していたのですが、そういえば、会議の「まとめ」がなかった。最後にリーダーはこれをしてほしい。そうすれば、Tさんも書きやすくなるでしょうに。