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幸いなことに、機動隊に向かって石を投げたことはなかった


ノンポリ学生だったし、また時代が下ったことでもあり、学生デモには参加したことはありません。だから機動隊に向かって石などを投げことも、小競り合いをしたこともありません。

早起きしての散歩はルーティンになっていますが、秋も深まってくると暗いなかでの行軍のようです。街灯をたよりに、なるべく表通りをえらんで速足で歩くようにしています。

商店街はまだいいのですが、公園は街はずれにあるので途中ほとんど人と出会いません。街灯もまばらになってきます。
治安はよいところですが、でも暗い中のひとり歩きは少し心細いものがあります。

公園の手前に機動隊の基地?があります。入り口には当番の隊員が立ち番し、周りに注意をはらっています。もちろん夜間も寝ずの張り番です。

「おはようございます」
「おはようございます。御苦労さまです。」

敬礼まではありませんが、いつも挨拶を交わして通り過ぎます。

この道は安心です。

石など投げたことがあれば、昔のことを謝らなければならないのでしょうが、幸いなことにそういうことはしてません。