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リスクを感じたら、行動を

石油ストーブを買った。ファンヒータではなく、オイルヒータでもない。昔ながらの、灯油を円筒形の芯で気化させて燃焼させるタイプ。家にはエアコンはあるし、ファンヒータや電熱スポットヒータもある。でも、やっぱり石油ストーブなのだ。

米政治リスク調査会社ユーラシア・グループが発表した2023年世界の「十大リスク」の1位は「ならず者国家ロシア」だ。欧米のウクライナへの武器供与に対して、「ロシアには軍事的に有効な手段が残されていない」ことから、核をバックにした外交政策に出るとの予測だ。

ちなみに、同グループは2022年トップリスクに中国のゼロ・コロナ策失敗をあげ、世界経済が混乱に陥る事態を予測した。見事に当たった!

わたしもそう思う。今後、プーチン・ロシアは行き詰まる可能性が高い。「ならず者国家」になれば日本のエネルギー対策は大丈夫だろうか。

はやりのESG推進は賛成だ。しかし、電力供給は再生可能エネルギーだけでは補いきれない。原子力に振り子を戻そうとしているが、これには反対だ。核廃棄物処理が未解決のまま先送りするわけにはいかない。さらにリスクが高いのは日本海側に原子力発電所が集中していることだ。日本海を越えてミサイルがいつ飛んで来るかもしれない。

電気が止まったら生活はなすすべもない。エアコンもファンヒーターも役立たず、寒い冬は越せない。布団をかぶって寝るだけ。だから、石油ストーブなのだ。電池が切れたってマッチで火がつく。灯油さえ備蓄しておけばなんとかなる。

ユーラシア・グループの2023年10大リスクをみて、わたしがとった行動は、石油ストーブを買うことだった。自分の予測が裏打ちされたら、行動をとらなければならない。まずは、身近なところから、ひとつずつ。