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ひとりでは動かせない

「ひとりでは政治は動かせない」と言って立憲民主党に離党届を出し、自民党に鞍替えした。2021年の衆院選岐阜5区に全国最年少の25歳で立候補し、惜しくも敗れた今井瑠々さん。「子育て世代や若者向けの政策を実現したい」と今度は岐阜県議選をめざすという。

「ありえない行為で、憤りでいっぱいだ」(立憲県連渡辺嘉山代表)
「党に対する反党行為ということ。政治の道からも外れた行為だと思う」(立憲民主党泉健太代表)

そうでしょうか。

選挙を就職に、党を会社に変えてみると、とりたてて騒ぎ立てるほどのことじゃない。自分の思うことをやらせてもらえそうなところに鞍替えする。ウチの会社にもそんな人がいたし、これからも出るでしょう。

今井さん、26歳。政治家の家業を継ぐのでもなさそうだし、推してくれた立民にはお世話になったけれど、今の政党の主張にはさしたる違いがあるようにはわたしには見えない、たぶん彼女もそうなのかもしれない。それよりも、自分を推してくれるところが欲しい。

先の選挙では70歳の自民の現職に1万4千票差まで肉薄した。現職にとっては脅威でしょうね。息子に継がせないといけないのに、このままじゃリスクが大きい。画策して彼女を身内に取り込んだという憶測もある。

そんなのも、どうでもよい。

今井さん。風評は気にせず、次の選挙を頑張ってください。「ひとりでは動かせない」、そのとおり。推してくれる人たちを利用して、思うことをやってください。応援します。そうそう、落ちればただの人、生活もありますものね。