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メルカリの悩み

新しいiphoneを買うか、通信教育にするか。投資効果を考えているIさん。秘蔵のタグホイヤーを連休中にメルカリで処分した。手元資金ができると、いろいろ悩んでしまうらしい。

これまでもいくつかは売ったらしい。今回は5個、すべてタグホイヤーの腕時計。ショップからメルカリに変えて、自分で値付けができるのが面白いし、高く売れた。モノ好きのコレクター、処分すれば奥さんの機嫌も上向く。

iphoneが欲しいのはわかるけど、通信教育とどう関係するの?価値の尺度がちがって、相談されても答えようがありません。

「通信教育って何?」
「学芸員の資格、レポートだけでOK」
「とってどうするの?」
「定年したら近所の博物館でバイトする。それにボケ防止にもなるし」
「雇ってくれるの?」
「超狭き門らしいけど」

「出口が保証されない資格は難物やなあ」
「そうなんだよ、結構高いし、1年くらいかかる」
「それとiphoneと比べるの?」
「そう、これで2つめだけど同じくらいの値段だし」

こう答えておきました。

「学芸員がいいよ。博物館はモノを集めるところだから。性格がぴったり」

ほんとうは、メルカリ効果が失せないうちにこうアドバイスしたかったのですが。

「タグホイヤーと同じ。だってウォッチも2つ、Miniも、ひとそろいそろってるじゃない。それもメルカリに出したら楽しめるよ。ついでに全部処分すれば終活にもプラスになるし」