見出し画像

歴史は小説より奇なり

片方はジェノサイドからの解放だと言い、一方は侵略だという。立場によって見方が違うのは当たり前で、勝利したほうが「事実」になるかもしれません。となると、歴史を客観的に、実証的に見ることはできないということなのでしょうか。

「いかなる歴史的記述というものも、個々人の思考から生まれた表現なので、歴史といってもそれは現代文学だ」(イワン・ジャブコンカ「歴史は現代文学である」)

高校では日本史を選択せず中学で習った程度だし、ほぼ忘れています。これまで司馬さんの小説でジグソーパズルを埋めてきたようなものです。歴史は文学だと割り切って考えると気持ちがすっきりしました。

「あの映像」はウクライナ侵攻の口実づくりで、フェイクニュースだとの見方もあります。事実を曲げようとする行為は彼の国だけじゃないし、昔からやられてきたことですが、そうであれば、「歴史は小説より奇なり」(半藤一利さん)ですね。

史実は曲げるわけにはいきません