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赤単スニークだーいすき

◆はじめに
私は大会で勝ち越したこともない弱小プレイヤーです。
ただ、MTGが好き!特に好きなカードがあるからそれを軸にデッキを作ってみたよ!という自己満足の塊の記事ではございますが、それでも読んでくださるお優しい皆様が楽しんでいただけることを祈っております。
それでは綴っていきます。



今年も「騙し討ち」が好きだ。

好き。

ご無沙汰しております。
前回の記事から間が開きすぎて、もはやはじめましてでいいような気がします。
MTGに15年、いや20年振りに復帰を果たしカードショップで日銭を溶かす毎日。私事ではありますが、引越しをし生活の必要最低限なものを先に購入すべきところをこの厚紙たちにぶっ込んでおります。充実してます。

2023年も赤単スニークでロマンを追いかけようと決意し、そのお気持ち表明としてこのnoteに書いています。

メタ外。重箱の隅のさらに隅のデッキで、尚且つプレイングも下手な自分の話は、参考にもならないかとは思いますが、少しでも赤単スニークというデッキに、それこそ重箱の隅のさらに隅分の興味を持っていただけたら嬉しいです。ジャンプします。

それではデッキ紹介やっていきます。

◆デッキリスト


デッキリスト

戦い方は至ってシンプル。キーカード「騙し討ち」をマナ加速で素早く出し、「残虐の執政官」「エムラクール」「グリセルブランド」というゲームを決められるクリーチャーで叩く。出せば勝ち。出せなければ負け。シンプル・イズ・ベストです。

そんなデッキのキーカードを紹介していきます。

◆キーカード

「騙し討ち」

これがなけりゃ始まらない。イラストも効果もマナコストもフレーバーテキストも全部が好きです。特にこのサーガ版のゴブリンたちが「ワーッ!」ってしてるイラストがカワイイ。私がMTGに復帰してまず買ったカードがこれでした。最近、foil版も出てテンション爆上がりしました。

ロマン溢れる「騙し討ち」を駆使して出すロマン溢れるクリーチャーは以下の通りです。

「引き裂かれし永劫、エムラクール」

はー、強え…。見た目は冷蔵庫の奥底で見つけて『あっもう終わったなこれ…』って感じてゴミ箱行き決定しいたけですが、15/15のクソデカクリーチャー。「騙し討ち」で出すと追加ターンこそありませんが殴ればほぼ勝ち確。滅殺6ってなにぃ!?(CV.ノブ)復帰後1番ビックリしたクリーチャーかもです。


「グリセルブランド」

これも出たらほぼ勝ちのぶっ壊れカード。7枚ドロー出来て殴ったら失ったライフ回復ってなんだよ、バカかよ。しゅき。ちなみに絆魂の読みは(はんこん)です。すぐ忘れちゃうので自分のメモとしても書いておこう。

「残虐の執政官」

「エムラクール」「グリセルブランド」これを超えるカードは出ないだろうなと思ってましたが、今や私のデッキでは4積み。出したらETB能力でプレインズウォーカーかクリーチャーをサクれて?手札捨てさせて?3点ライフを減らして?こっちはカード1枚引いて3点ライフ回復?これが殴るともう1回発動するドン!何が発動するドンだ、アホか。地味に「実物提示教育」で相手が「エムラクール」出してきても勝てたりします。残虐が過ぎる。

続いては、マナ加速。

「金属モックス」


「水蓮の花びら」


0マナでマナが出るだってえ!?

ハイ、出ます。
マナ加速の基本のキですね。
いつもお世話になっております。
関係ないですが、「金属モックス」はこのプリっとしたイラストのやつが好きです。牡蠣みたいでカワイイ。「水蓮の花びら」は腐ったみょうがみたいでカワイイ。

「裏切り者の都」
「古えの墳墓」

2マナランドたち。
最速で色んなカードを出すためにはこの土地の力が必要不可欠です。
土地プレイでサクり?タップで自身に2ダメージ?死ななきゃ安い。いけいけどんどん。

そんなカードたちを駆使して出すべき1枚目のカードは多岐に渡りますが、私が出すカードはこちら。

「_______Goblin」

ステッカーゴブリンと言われるカードです。めちゃくちゃクレイジーな見た目で、能力もかなりクレイジーです。
このカードはステッカーというMTGの新しいギミックを駆使するカードで、ステッカーをカードに貼ったりチケットを使うことで能力を付与したりします。

このカード、簡単に説明するとステッカーに書いてあるステッカー名の中にある母音(a、e、i、o、u、y)の数だけ赤マナを出せるというちょっと変わったもの。これでステッカーの種類にもよりますが、最大でなんと6マナ捻出できます。(運の要素はあります。そこら辺はステッカーとゴブリンのwiki見てください)

1ターン目で6マナ出せてクリーチャーも2/2バニラがオマケでついてくる。

脳汁が弾け飛ぶます。

こんなカードがレガシーリーガル(使用可能)ってすごいですよね。赤単で勝負出来そうと思えてしまう素敵なカードです。
昔、『煮えたぎる歌しながらクリーチャーも着地するカードがあったらなぁ』とお星様にお祈りを捧げていたらホントに出ました。神よ、感謝します。靴にキスします。

このカードが出せればあとは「騙し討ち」を出し手札のファッティクリーチャーを出し、ハイ!勝ち!

ところがどっこい、そんな世の中甘くない。大体は打ち消されたりエンチャント割られたりします。そりゃそうや。

ということで、続いてセカンドプラン。

「炎渦の部隊」

イカした兄ちゃんたちの群れ。
アタックした時に一緒に殴ってるクリーチャーを追放して代わりにライブラリーからランダムで別のクリーチャーを引っ張ってこれる悪さしまくりカードです。個人的にライブラリースニークと呼んでます。
クリーチャーカード以外は無作為にデッキ下に戻ってゆくのもヤサシッと思う能力です。

とはいえ、このカードはスニークの1マナよりも限定条件、『一緒に攻撃しているクリーチャー』が必要となります。そのためのトークンを出してくるカードはこちら。

「ゴブリンの熟練扇動者」

通称”ラブル”ですね。
彼がコンバット時に出してくれる1/1マストアタックゴブリンは「炎渦の部隊」の種にうってつけ!噛み合っていてなんなら赤単スニークというデッキにおいて『炎渦型』なんていう噛み合い重視のデッキもあるくらいシナジーの合ったなかよしカードたちです。(マナカーブ的にも3マナ→4マナというのも良き良き)関係ないですが、今のゴブリンっておちゃらけてないですね。なんというか、真面目。

続いてシンプルなサードプラン

「裂け目の突破」

インスタント版「騙し討ち」。ごく稀に、「激情」をインスタントタイミングで出したりします。「真髄の針」などで止められてしまう「騙し討ち」をケアしてくれます。5マナ重いけど…。

最後はその他、スペル系のご紹介

「虚空の杯」

このカードがなかったらレガシーで生きられないデッキはたくさんあると思うぐらい優秀で同時に悪魔的なカード。0マナ、1マナ、2マナで縛ったらもう大変。「_______Goblin」より出す優先度が高い場合も全然あります。

「血染めの月」

使ってる側はそんなに効いてるのかわからないカードだけど出された方はたまったもんじゃないカード。デュアルランドもヤマになっちゃうのこの間初めて知りました。非常に強い。これ1枚で勝った試合が何回かあります。すごいぢゃん。

「鏡割りの寓話」

As you know
ご存知、様々なフォーマットで使われる最強英雄譚。宝物ゴブリンはもちろん、なんとかかんとか「騙し討ち」を出せたのに手札にファッティクリーチャーがいねえ!とかなったりした時も2章がルーターとしての役割をしてくれたり、他にも「金属モックス」や「血染めの月」がダブつくこのデッキではありがたい。3章ではコピーして速攻を付与する「キキジキ」が現れます。ラブルにファッティやらコピーする先は山ほどあるという充実っぷり。そしてコントロールデッキにめっぽう強いという特性。なにからなにまで強いカードです…………。

◆まとめ

このデッキのコンセプトはとにかく『自分のやりたいことを明確にやる!』です。どんなデッキかわからない初戦なんてそれこそ探り合いから始まりがちですが、このデッキはとにかく早く「騙し討ち」を出すという方向性でマナやらクリーチャーやらを繰り出します。ロマン溢れるクリーチャーたちを出し、対戦相手をポコポコにして、そしてあわよくば勢いで勝つ。

一見、現実的ではないように思いますが、ハマった時はめちゃくちゃ気持ちよく勝てます。ロマンを求めてMTGをやりたい方々にオススメなデッキです。たとえ「意志の力」で打ち消されようとも、キャスト後に「帰化」で割られようとも、出した「エムラクール」を「孤独」で追放されようとも、「カラカス」で手札に戻されようとも、サクり系呪文で倒されようとも、諦めたらそこで試合終了ですよ。(スラダンの映画見に行きたいな)何よりこのデッキは「騙し討ち」のデッキなのだと対戦相手にわからせた方がよかったりするのです。(その理由はまた後日、サイドのお話の際にお伝えします。)

◆おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
勝とうと思ったら別のデッキの方がよいのはわかっています。
でも私はこのデッキで勝ちたい!このデッキを使いたいんだ!!
というわがままな私のお気持ち表明でした。

そして、このお気持ち表明はサイドまで続きます。
むしろサイド後の方がレガシーで赤単スニークが生きるための方法を、私がない頭でウンウン唸りながら考えたひとつの『選択』があります。

それはまた、別の日に。
あなたが少しでも赤単スニークに興味を持っていただけることを祈って。
またね。


ぜんぱい。

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