[76点] スーパーマリオランド3 ワリオランド
前作では割と登場シーンが少なめだったワリオが、主人公になってしまった!そんなワリオランドをクリアしたのでレビューしてみるよ。前回はこちら。
今作は大体3時間程度でクリア。ボリュームはこれまで同様短めとなっている。
もはやマリオランドではない
タイトルで言い切ってしまっているが、もはやこれはマリオランドではない。ワリオ主人公の完全新作だ。今回初プレイだったおじさんは、最初はかなり戸惑うことが多かった。
Aボタンがジャンプ、Bボタンがタックルと、操作系はわかりやすいのだが、そもそもの敵の倒し方が一癖ある。
今作では敵を踏みつけても敵は死なない。敵に触れたり、ジャンプで踏みつけるとひっくり返るので、その後タックルで攻撃することで倒せるのだ。
しかし敵の多くは槍を持っていたり、体にトゲがあったりする。トゲの付き方によってひっくり返らせ方が変わるので、マリオのようにとりあえず踏んでおけばいいという安易なものではない。
またどうやっても触れたり踏みつけられない敵もいる。そういった場合はパワーアップアイテムを取れば、ヒップドロップの衝撃でひっくり返らせることもできる。
マリオシリーズでお馴染みのクリボーやノコノコといった敵が出ず、全て新キャラの敵なので、倒し方が最初わからないというパターンがかなり多かった。まるでおじいちゃんが初めてマリオをプレイしたかのような、新鮮さがある。
パワーアップにも一癖
ワリオのパワーアップのパターンも覚えなくてはいけない。
まず通常はノーマルマリオで、この状態で敵の攻撃を喰らうと、チビワリオになる。
前作でワリオを倒したときの姿なので見覚えがあるだろう。チビワリオ状態で攻撃を喰らうとミスとなる。チビワリオでニンニクのアイテムを取れば、ノーマルワリオに戻ることができる。
ではノーマルワリオでニンニクを取るとどうなるかと言うと、ブルワリオになる。ブルワリオはノーマルのそのまま正当進化系と言ってよいだろう。ただしこの状態で敵の攻撃を喰らうと、一つ通り越してチビワリオになるのは理不尽だ。
ジェットの壺というアイテムを取ると、ジェットワリオになる。空中でBボタンを押すことで長距離飛べるようになる。これがチート級で、ステージによってはずっと空中を飛んで楽々クリアするということも可能。
ドラゴンの壺というアイテムを取ると、ドラゴンワリオになる。火炎放射が使えるようになって、敵を一撃で倒せる。ノーマルワリオだと倒すのにいちいちコツが必要だったのが、一気に簡単になる。これもチート級。
壺系アイテムで変身した場合も、一度でも攻撃を喰らうとチビワリオに戻ってしまう。せめてそこはノーマルワリオであってほしかった。
コレクター要素あり
一部隠しルートはあるようだが、基本的にはゲームは一本道で、エリアの最後のステージにはボスが待っているというパターンだ。前作では自由に攻略順序を変えられただけに、少し残念な気もする。
ただし、単純に一本道をどんどん進めていくだけでなく、しっかりコレクター要素もある。まずゲーム全体の目的として、コインを集める必要がある。コインの枚数でエンディングが少し変わるし、そもそもステージ途中のチェックポイントを起動するときや、ステージクリアするときにコイン10枚が必要となってしまう。
またステージによってはお宝が隠されている場所もあり、その集め具合もエンディングに直結してくる。まぁおじさんは集めなかったけどw
それ必要?なシステムもいくつか
いわゆるワリオランドの一作目に当たるため、かなり迷走している感がある。
ブロックを下から叩いたらハートが出てくることがある。道中はこのハートが配置されているので、最初はそれなりに取ってはいたのだが、結果から言うとあまり意味がなかった。
ハートは100個集めると、残機が1増える。要するに、マリオシリーズではコインを100枚集めると残機が増えたパターンの、ワリオバージョンと言ったところ。しかしコインなら触れるだけで取れるのに対し、ハートはブロックを一回一回叩いていかないといけない。中盤からもう面倒になって、ハートは取らないようになった。ハートいらん。
またステージクリア後に、ボーナスゲームが毎回遊べる。ボーナスゲームは、コインを取るゲームか、ハートを取るゲームのどちらかを選べる。これも最初のころはプレイしていたのだが、まぁはっきり言って不要だ。エンディングに関わるからコインのゲームをプレイするのもありかもしれんが、確率50%でコインが2倍になるというゲームなので、期待値は1。やる必要はない。
まとめ
マリオシリーズの延長線上にこのゲームを見てしまうと、戸惑う場面がかなり多い。しかし普通の新作アクションゲームとして見れば、普通に面白い。複数のパワーアップによっていろいろなワリオを楽しめ、コミカルな演出もマリオと違って良い。
荒削りな部分もあるものの、さくっとクリアできるボリュームからもお勧めできる。
76点でいかがでしょうか!
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