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レトロゲーム端子掃除にはジフを使え

みなさん、レトロゲーム楽しんでいますか?

最近はゲームレビューどころか雑多なネタを書いているおじさんだけれど、今日はレトロゲームで遊ぶときに役立つTIPSを書いちゃうよ。

ま、タイトルで既に言ってるんだけど、レトロゲーの端子を掃除するなら、ジフっていう台所用洗剤を使えって話。

ちなみに今回はなぜだか動画も撮っちゃったので、時間ある人は見てみてね。

レトロゲームが高騰、中古市場で阿鼻叫喚

韻を踏んでるんだが踏んでないんだかわからないことを言ってしまったけど、今、レトロゲームがやばいんです。

おじさんもIPS液晶化シリーズのためにレトロゲームハードを集めたり、ソフトも少しずつ買ってはいるんだけど、全体的に中古市場が今加熱している。巣ごもり需要だけではなく、おそらく円安も絡んできて、海外勢が市場に参入してきて、どんどん相場が高くなっている。

まー完全動作する母数は減るしかないわけだから、価格は高くなっていくのは仕方ないんだけど、それでも無視できないレベルで中古相場が高騰している。

そうなると、市場には状態の悪い中古品も我が物顔で現れてくるので、じゃあそんなものも綺麗に掃除しましょってのがコンセプト。

接点復活剤?ノンノン、ジフ

ってことで使うのが、台所用洗剤のジフ!え、意外だった?

レトロゲームといえば、接点復活剤なんだけど、あれって結局ただの油なのよ。一時的に通電具合は良くなるけれど、油は埃を呼ぶし、何なら元々の汚れと混ざり合って汚れ2.0に進化してしまうし、そのまま使うのはお勧めしない。

かといって、アルコール類もそれほど綺麗にならないし…ってことで紹介するのが今回の方法。

ジフには研磨剤が入っていて、端子についた汚れ、多くの場合これは酸化膜なんだけど、それもしっかり落とせるのよ。普通のスーパーなら百数十円で売ってるよ。

必要なもの

掃除に必要なのは、ジフと無水エタノール、そして綿棒。

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↑これだけの量があれば、もう一生端子掃除には困らない。

実験台くん

今回掃除するのはこちらのゲームボーイソフト。他のハードでも大体同じなので、適宜読み替えてね。

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まず徹底的に掃除するために、カートリッジを分解する。

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写真じゃわかりにくいが、すっごく汚い…。

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掃除開始

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それでは↑これぐらいの少量のジフを綿棒にとって

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基板の接点となる金色の端子部分に塗りたくり

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そのまま綿棒でゴシゴシ擦る。基板緑色の部分は磨かないようにね。

擦ってたらほら、

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綿棒がどんどん黒く汚れてくる。汚れなくなるまで、しっかり磨こう。

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今回の場合、結構な汚れだったので、綿棒2本使った。

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次に、キムワイプやティッシュなどで、残ったジフを取り除こう。このときも、なるべく基板の緑部分にジフが付かないよう注意しよう。

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最後に、無水エタノールを端子部分に数滴垂らして、再度キムワイプなどで拭きとる。それで完了。

結果

では掃除結果を見てみよう。

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明らかに綺麗になったね。無水エタノールだけだと脂汚れしか取れず、黒い汚れは取れない。

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ここまで掃除すれば起動も一発OK。ジフを使った掃除をしても起動しなかったソフトは、今のところないな、おじさん。

終わりに

先ほども述べた通り、ジフには研磨剤が入っているため、汚れだけでなく金属端子もわずかに傷つけている可能性がある。なのでこの掃除方法は、汚れが溜まってきたら、特に中古品を買ってきたばかりの一番最初に行うと良い。それ以降は、よっぽど保存状態が悪くなければ、年数が経たなければ、やる必要はないと思う。

やりすぎは禁物。そしてこの方法でどうにかなっちゃっても、おじさんは責任は取らないので。


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