これまでにしてもらった配慮

どうも、OJIです

先日「障がい者とは言い切れない僕」というnoteを書きました
今回のnoteはその中で少し触れた「配慮」について書いてみようと思います
僕の今の症状は主に(特に四肢の)の不随運動です
日常生活的に最も影響を及ぼしていることは「何かを書く(描く)」ことです
(細かいことは「障がい者とは言い切れない僕」を参照してください)

テストを受けるにも、宿題をするにも、ノートをとるにも
全て「文字を書く」という動作が必要不可欠です
それらが必要な小学校・中学校・高校でどんな配慮をしてもらったか
記憶にある限り時系列でまとめてみようと思います

小学校

小学校は地元の公立小学校に6年間(転校等なし)通っていました
特に大きな配慮はしてもらってない気がします
ただ、書くのが遅い・しんどいということで
周りより宿題でやる量を少し減らしたりしてもらった気がします
小4ぐらいから週末の宿題として「自習学習」なんてものがありました
自分で計算ドリルをやったり調べてまとめたのを提出、って感じです
小5のころからはWordで書いたものを印刷して提出してた気がします

中学校

中学校は受験をして私立に行きました
小学校と「テスト」の重みが違うので、中1の後半から特別配慮をしてもらっていた記憶があります
配慮内容は「定期テストの用紙拡大」
小さい字を書くのに時間がかかるから、少し回答欄を大きくしたらどうだろう
と言う理由から拡大という形で配慮をしていただきました
結果として、拡大していないときに比べて圧倒的に問題が最後まで解ける確立が増えました

拡大していないときは、後半の問題を解く時間がないというのが多発していました
特に国語・英語・社会など、文字を多く書く教科では顕著に現れました
逆に数字だけ書けばよかった数学などは拡大してもらわずに済むことが度々ありました
(作図・証明の範囲は拡大してもらってました)

用紙拡大の配慮ですこし困ったことは「たまに先生が配布を忘れる」ことです
恐らくテスト監督の先生は確認漏れとかがあるといけないから色んなところに気を配らないといけないからだと思います、たまに配り忘れられることがありました
紙自体は事前に用意してくださっているので、僕から監督の先生に言えばいただけます。
前のnoteに書いてある通りクラスメイトはおろか親しい友達にもこのことは言ってなかったので、先生に別途言うのはちょっと嫌でしたね

1年の後半から卒業するまでの一番大きい配慮は「定期テストの解答用紙拡大」
他にも小テストの時間を僕の書くスピードにあわせていただいたり、宿題を印刷して出しても大丈夫と細々とした配慮も日常的にしていただきました
美術や技術でも細かい作業は先生が代わりにやってくれたりもしました
中学校はこれくらいですかね

高校受験

高校の話に入る前に、高校受験の話について少し話しておこうと思います

模擬試験時の配慮は特に申請しませんでした
そもそも本番でどれだけ配慮してもらえるかがわからなかったからです
受験勉強のために塾に通っていましたが、個別指導の塾だったのでだいぶ自由がききました
もし受験勉強中の話を細かく知りたいという方がいらっしゃったら最後に連絡先を載せておきますので、そこからコンタクトください
覚えている限り話させていただきます
小学校の時は一時期集団塾に行ってたのですが、ついていけなかったり、周りに合わすのがしんどかったので1年ほどでやめました
あの時にちゃんと自分の意見を親に言えてなかったら取り返しのつかないことになっていたのかなと思います

話が少しずれましたね
入試本番の話をします
これ以降は「京都府公立入試」を受けたときの話です

受験申込時に配慮して欲しい内容を伝える紙がちゃんとあります
過去にどのような風に対応されてきたのか(主に学校で)を基に判断されます
中学の通り用紙拡大のみをお願いしました
京都の公立入試は選択問題がほとんどなので
それほど大きなハンディキャップを負うことはなかったです
いかに字を丁寧に書くかには重きを置きました
他の人の字に近づけるわけじゃなくて
読んだ人がちゃんと判断できるな字を書く
試行錯誤する時間は十分とは言えませんがあったので
塾のコーチ(教えてくれる人)や親と色々と話し合いました

高校

無事高校に入れました(笑)
公立の高校です
校風に「自由」を掲げているだけあって、かなり生徒の意見を尊重してくれる学校です
生徒を生徒としてではなく、一人の大人として見てくれてる感じがします
入った高校で、まさに今どういった配慮をしてもらっているかを書きます

僕の高校は本当に生徒のことを考えてくれる、いい学校だなと思えるぐらい色々な提案をしてくれますし、こちらからお願いしたことをなるべく可能にしようと動いてくれます
別に小学校・中学校が悪かったというわけではありません
そもそも配慮の前例がなかったので、中学校でもどうしていくかはたくさん話し合いました
高校ではそれ以上の時間を話し合いに割いていただくことができました
そもそも高校に入るまで自分の現状としっかり向き合ってこなかったのも一つの要因なんですけどね(・_・;)

高校の入学式の前に面談をしてもらうことができたので、そこで中学校でしていただいていた用紙の拡大を伝えました
中学校でしっかり前例を出していたので、1年生の中間テストから解答用紙を拡大していただきました

1年生の7月に入る前ぐらいに、一度三者面談を行いました
今後授業をどのように受けるかについてです
それまでは周りの人と同様ペンでノートを取っていました
が、高校の授業は中学校に比べて圧倒的に速いです
追いつかないことが多々ありました
そんな中、その三者面談で学校側から
「板書をカメラで撮らないか」というものでした
うちの学校は登校してから放課後までスマホの利用は禁止しているので
黒板をスマホで写すということはできません
しかし、「書くことよりも授業を聞いて、考えることに集中して欲しい」というのが学校から僕に望むことでした
その後色々な書類が色々な役職のデスクを回った後に
僕は無事授業中に堂々とデジカメを使うことができるようになりました

デジカメを利用することによって僕の授業ライフは大きく変わりました
まず、授業中ヒーヒー言いながら取っていた板書がワンプッシュで取れるようになりました
これによって、教科書を読む暇もできましたし、先生の話を軽くメモする状態までになりました
デジカメを利用する前まではありえないことです
先生も他の生徒たちよりも余裕が有ることがわかっているので
バンバン話を振ってきます
おしゃべりは大好きなんで僕自身苦ではありませんでした

2年生の4月まではそれが続きました
が、デジカメ利用には一つ大きな欠点がありまして
単純に「授業中に怠ける」のです
もともと怠け者な僕ですから、慣れだすと普通に怠けてました
流石に自分でも授業中にほぼ何もしないのはまずいと思い始めて
何か新しい方法がないかと考えた結果が「パソコン」でした

1年の面談の時にパソコン案は出ましたが、タイピングが追いつけるかなどいくつか懸念点があったのでそのときにはパスしていました
しかし、高校になって色々な講演会に参加し、パソコンでメモをとるようにしていたらいつの間にか授業の内容をメモできる能力がついていました
それがわかったので僕は先生(学校)に電話してパソコンを授業中に使いたいと申し出ました
今の担任の先生はすごく賛成してくれて、この案はすぐに職員会議に上がり、形式的にスタンプラリーが行われ(先生方は元々ほとんど賛成してくれていた)先生に伝えてから約2週間後ぐらいに授業中にパソコンを使うことができました

もちろん図はどうするかとか配布されたプリントをどうやってリンクさせるかなど問題はたくさんあります
しかし、授業中に周りの人以上にノートが取れるし、デジカメのときに比べると作業量が増えるのでサボることもなくなりました
デジカメ時代はテスト前に画像を文字に起こしてまとめるという作業をしていましたが、今ではその作業もだいぶ楽なものになりました

最後に定期テストについて
最初10月ぐらいまでは中学校の時と同様用紙の拡大だけでした
しかし、その後時間延長が認められて各教科×1.3の時間をいただくことができました
今では数学以外65分(元は50分)、数学150分(元は115分)です
元のテスト時間を過ぎて延長時間まではいつでも自分のタイミングで終了することができます
例えば英語(元50分、延長で65分)を60分で終わることができます
化学など記述量が少ないと50分で十分ですが
数学や現代文などは延長でギリギリって感じです
僕の場合は延長してもらってよかったです
人によっては延長してもしんどいだけということもありますので
それは自分の身体と相談してください

ということで今回はこれまで、そして現在学校で配慮してもらっていることを書きました
質問・相談等ありましたら下記までご連絡ください
学生なので即返信は難しいかもしれませんが、可能な限り早く返信します
Mail:contact+note@oldbigbuddha.net
Twitter:@OJI_1941

今まさに学校、職場等でやりづらいことがある方にアドバイスです
自ら動きましょう
自分で自分のこと言ったからといて何か言われることは絶対にありません
相手の方も私達のことを考えてくれています
しかし、あなたの症状はあなたにしかわかりません
今この環境が適しているか、それともしんどいのか
それはあなたが実際に声にしないと伝わることはありません
実際に自分の症状を伝えるのはとても難しいことです
そんなときはいきなり学校などにいうのではなく
まずは中のよい友達から話してみてはどうでしょう?
意外と話を聞いてくれます
それも嫌な場合は僕に言ってください
いつでも相談に乗ります、お手伝いします
あなたのような人がこれ以上苦しまないために
僕はこれから一生活動していきます

最後になぜ今回実際に受けた配慮について細かく書いたかをお伝えします
それは、前例があるということを世の中に知ってほしかったから
学校に限りませんが、何かをするときはまず前例を探します
手探りな状態というのはとても怖いですからね
ネットの話ではあまり力にならないかもしれませんが
それでも少しでも力になれば
そんな思いでこのnoteを書きました
学校とお話する際にこの記録が何らかの形でお役に立てることを願っています

最後までお読み頂きありがとうございました

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